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膨張剤 「ベーキングパウダー」①

今回は膨張剤の一つである、ベーキングパウダーについて
詳しく分析してみましょう。

◇名前

オーブンで焼くのに用いる粉末ということで、

英語でベーキングパウダー(baking powder)

と呼びます。

また、別名でふくらし粉と呼ばれます。


◇成分

主成分は炭酸水素ナトリウム(重曹)であり、

さらに助剤・遮断材が添加されています。

それぞれの成分について詳しくみていきましょう。


○ガス発生剤

機能:熱や助剤の力で分解が行われ炭酸ガス(CO₂)を発生する薬剤

例)炭酸水素ナトリウム

○助剤(酸性剤)

機能:ガス発生剤に作用し分解のスピードやガス発生開始温度など調整、反応後の㏗も調整する

例)クエン酸、酒石酸、ミョウバン等

○遮断材

機能:保存中にガス発生剤助剤が反応しないように遮断する

例)小麦粉、コーンスターチ等

また目的とするお菓子に合わせ

数種類の酸性剤が選ばれ、一つの製品に配合されます。

炭酸ガスを発生するスピードによって、

速攻型・持続型・遅効型などの

ベーキングパウダーが存在します。


◇ベーキングパウダーを使用するお菓子

・ケーキ・マフィン・ビスケット・ホットケーキ
・饅頭の皮・イースト未使用のパン

などがあげられます。


実はいくつもの種類があるベーキングパウダー。
引き続き、次回もベーキングパウダーの秘密について
深掘りしていきたいと思います。

※bitesjapansquadの投稿:きぴり

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