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inspire #4 /箱根ガラスの森美術館

休日に日帰りで箱根に行くのがここ最近私の楽しみです。

日中を美術館で過ごし、午後は温泉に浸かって帰るのがお決まりになってきました。

箱根といえば、いの一番に「温泉」を想像していましたが、美術館などアートにふれられる施設も非常に充実しており、外観のデザインも重要な製菓業にとって、より良い刺激を受けられる場のように思います。

「ガラスの森」も箱根の代表的な美術館の一つです。

inspire

実際、飴細工やチョコレート細工を行うパティシエの方々にとって、アイデアの元となる聖地として揶揄される場所もあるようです。



庭園



背後に箱根の雄大な自然を構えている此処だからこそ味わえる空気感があります。

緑の真ん中で光を反射するガラスの輝きが朝露に濡れた木々を想わせる、、、ような気がしてそこが好き。

シンボル的な存在「光の回廊」




ヴェネチアングラス

庭園にかかる木の橋を渡った先には、古代ローマを起源とする15〜18世紀に台頭したヴェネチアン・グラスの展示館。

上記の「光の回廊」を用いることでボルテージを上昇しつつ入場が可能です。

ヴェネチアン・グラスの煌びやかな作品もさることながら

北イタリア 水の都「ヴェネチア」の当時の歴史を汲み取れる、、、ような気がしてくる壮大な内装に圧倒されます。

ヨーロッパ貴族の熱狂的な声が響いてくるよう。


現代ガラス

19世紀後半に復活した新しきヴェネチアン・グラスの作品たち。

前述の館内を観た後に訪れることで

北イタリアの新たな時代に吹き込まれた変化の風を感じることが、、、

出来ないこともないような。

15〜18世紀の作品たちと比べると
同じ器や花瓶でも、より抽象的に変化したような。


今回足を運んだ「箱根ガラスの森美術館」の他にも、箱根には10数種の美術館、展示館がある様子。
今後もインスピレーションに働きかけてくれそうなスポットを湯に浸かりながら巡っていこうかと。

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