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# 私の原点となる児童書5選

Twitterで最近話題の#○○な作品5選シリーズ
人生に影響を与えた5冊とか、好きな少女漫画とかたくさんあって、トレンドからツイートをたどるたびに「ぐわぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」と津波にのまれています。おそらく同じような世代の女子ばかりが集まっている。同じときに少女時代を過ごしたアラサーたちの香りをプンプン感じている!!

媒体を問わずに子供の頃に観て人生に影響を与えられた作品を選ぶなら、

セーラームーン
おジャ魔女どれみ
ハリー・ポッター
千と千尋の神隠し
はやみねかおる

の5つかな。さいごのはやみねかおる先生だけ、作品じゃなくて作者だけど、教授シリーズもクイーンシリーズもどっちも大好きだし、シリーズのどの作品も好きで選べない。セーラームーンは本を読めるようになる前から大好きだった、私達アラサーのバイブルです。そして、セーラームーンの終了ののち始まったおジャ魔女に当たり前のように染まっています。当然です。一番影響を受けたのは多分おジャ魔女。子供のために大人が全力を出したのが本当によくわかる。本当に神作品です。自分の子供にもみせてあげたいと思うほど大好きで、大切なことを自然なかたちでたくさん教えてくれるいい作品です。毎週日曜日の朝、兄弟と父親とみんなで朝から涙を流しながら観たのは懐かしい……。
作品のラインナップでわかる、魔法・不思議系大好き傾向。そして、多大な影響を与えられておきながら、ハリポタは最終巻にたどり着かず原作は謎のプリンス止まり、映画は2作目までしか観ていない(!)。

さて、
今日の本題の「私の原点となる児童書5選」
さっそく作品をあげると

怪盗クイーン
ハリー・ポッター
ダレン・シャン
精霊の守り人
かぐや姫

の上記5作品です。
どれも好き。今気づいたけど、全部シリーズものだった。番外編としてあげるなら、西の魔女が死んだ。児童書じゃないんだけど、西の魔女は子供のころに読んで本当に今までずっと大好きな作品。超有名作だけど、私もおすすめしちゃう!かぐや姫は児童書じゃなくて童話?むかし話?でも好き。

はやみねかおる先生の作品が大好きで、とくに好きなのが怪盗クイーンシリーズと夢水清志郎シリーズ。どちらも青い鳥文庫の作品です。先に読んだのは夢水清志郎のほう。ミステリを好きになるきっかけになった作品です。そのあとにパスワードシリーズとかにも手を出しはじめて、子供向けミステリーにハマっていきました。ミステリー楽しいよね!夢水清志郎シリーズが最終回を迎えたと聞いて、すでに成人していたけど大急ぎで最終巻を買いに走った思い出……。そんな最終巻を買った日も、たぶんもうすぐ10年くらい前になると思います。ときが過ぎるのは早い。

クイーンシリーズは夢水清志郎シリーズを読んでるうちに新しくはじまって読みはじめました。あっという間にハマった。先に読んでた夢水清志郎よりハマったかもしれない。まず「怪盗」っていう響きが素敵過ぎる。怪盗セイントテール、神風怪盗ジャンヌの世代の私ですので、当然怪盗は馴染み深いジャンル。怪盗といえばときめきの宝庫!
トルバドゥールとか、相棒のジョーカーとか、人工知能のRDとか最高の要素しか入ってないんですよね。ワクワクするものしか入ってない。ありえないかもしれないけど、もしかしたら本当にあの大きい雲のなかにトルバドゥールが隠れてるかもしれない、世界の何十億という人間の中に一人くらいはクイーンみたいな超人的なひとがいるかも知れない!と思ったらワクワクしませんか!!
どれも本当に好きなんだけど、一番好きな話が博士にRDを仲間にしたいとお願いする話。RDのパスワードを最後に教えてもらうんだけど、(ネタバレになっちゃうから言わないけど)すんごい優しいパスワードで、子供ながらに号泣してしまった。今でもそのシーン思い出しただけで泣ける。むしろ親になった今こそ、博士の思いがわかりすぎて泣ける。本当に本当にいい話だから、みんなにも読んでほしい。
はやみね作品は選べないとか言いながら、結局クイーン作品から1話しっかり選んだ。教授も好きなんだ!でもクイーンの赤い夢には勝てないんだ……!クイーンのほうがありえないのに、教授よりもどこかに存在してそうな気がしちゃうのはなんでだろう。教授とクイーンのコラボはもちろん大好きです!

ハリー・ポッターは世界中で人気の超有名作ですね。私もしっかり世の中のブームに乗ってはまってます。このシリーズは好きだけど、巻を追うごとに飽きてきちゃった作品でもあります。それでもここであげたのは、映画化されたときに衝撃を受けたからです。
子供ながらに、同じ本を読んでも本当の意味で同じように作品を感じてイメージすることは出来ないんだ、ということを理解していました。全く同じ本を読んで同じ感想を持っても、その過程で想像したものは違うのが理解できるけど納得いかないというか、さみしさや諦めのようなものを感じていました。ところが映画を観たら、私が頭で想像していたのとほとんど違わない登場人物と世界観と魔法が出てきたのです!!あのときの衝撃は今でも思い出せるくらい深く刻まれています。小学生だった私は、ハリポタの映画を観て全く同じものを想像することは出来ないかもしれないけど、限りなく近いものを想像することができるのかもしれないと希望を感じたのでした。
今は同じものを読んで違うものを想像することにかんして、当たり前というか、何も感じたりしないのに、当時のまだ子供だった私は結構繊細だったんだなぁ。

ダレン・シャンも有名な作品で、子供の時ちょうどダレン・シャン全盛期でした。ハリー・ポッターよりも断然ダレン・シャン派!!ダークファンタジーにはじめて触れた作品だったような気がする。キャラクターたちがみんなワイルドでかっこいい作品でした。中学生のとき、新刊がでるたびに友達と感想を熱く語り合ったの、ほんとうに楽しかった〜!!あのときの思い出込みで最高の作品です。
作品の内容とは直接関係ないんだけど、新刊に毎回読者からの感想とかイラストが載ってる「ダレン・シャン通信」みたいな名前のチラシが入ってて、それを眺めるのも好きだったなぁ。他にもこのシリーズが大好きな人がいるんだ!と思って。
作者のダレン・シャン氏も子どもたちのことをよく考えていることを、子供ながらにあとがきから感じたりしていました。子供のことをよく考えて書かれた作品っていいよね。大人が子供向けの作品つくるんだから、大人向け以上によく考えて作っててほしいよね。

守り人シリーズは、正直児童書じゃないかもしれない……!だけど、小学生の時から読んでて大好きだから、もし違ったとしてもここに入れちゃう!!
バルサとタンダ、今でも大好きです。おとなになった今でも、文庫でシリーズ買い直して、外伝とかも揃えて今でも持ってる唯一の児童書です。
本当にこんな世界があるんじゃないかと思えるくらい、読んでいてリアルに想像できる世界とか、ファンタジーなのにものすごく泥臭い生活感だったり戦いだったりがあって、ファンタジーって魔法や不思議な世界だけじゃないんだって初めて知った物語です。上橋菜穂子先生、地に足のついたファンタジーの天才です。大人の複雑な心の世界を少し垣間見させてくれるような、そんな話。

さいごの、かぐや姫は完全に児童書じゃない。けど、はじめて好きになった物語です。これを外すことができようか。物心つく前からくりかえし聞かされて、大体のむかし話を暗記するわけだけど、数あるストーリーの中でかぐや姫だけはもしかして本当に月のどこかにかぐや姫いたんじゃないかって思っちゃうんだよな。桃太郎も浦島太郎も、桃から子供が生まれるとか亀に乗って龍宮城に行くとかそんなことは絶対に怒らないって幼い子どもでも作り話だとどこかでわかってたのに、かぐや姫だけは違う。月を見上げるたびに、あの月から本当にお迎えがやってきたのかもしれない気がして、月を見るのはずっと好きでした。
他のむかし話と違って、ある程度想像のつく時代感(平安あたり?)と月っていう現代でも人間のほとんどが実際に足を踏み入れたことのない星という設定がそう感じさせるのかなぁ。
それにしても、かぐや姫のストーリーを考えたのって一体誰なんだろう。どうやって月に人が住んでいて、そこから人がやってくるなんて話ひらめいたんだろう。昔の人にとって月って、現代の私達みたいな知識とか概念はなかったはずなのに。本当の天才だったんだろうなぁ。

以上!私の原点となる児童書5選でした!

タイトルとは関係ないけど、お借りした写真すっっごくかわいい。東京ジャーミィというたしか代々木上原にあるトルコの建物で文化センターになってるはず。行ってみたいな〜!トルコかわいい。シルクロード最高にかわいいよね!!!

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