IRO|異路〈Asia Social Innovation Lab〉

国境と言葉を越え、人と人をつなぐ、「IRO」の公式noteです。日本や韓国、台湾など、アジアあちこちに散らばる、暮らしの中の「ソーシャルグッド」なアイデアや事例、社会課題解決に取り組む人々の声や生き方をお届けします🌱Website:https://bit.ly/3yxg1SW

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    アジア・ソーシャルインパクト・トリップ#韓国編⑦ 死者の家の掃除から、ありのままの生を見つめる「ハードワークス」

    2020年初夏のある日、書店で一冊の本を手に取りました。「死者の家の掃除 (죽은 자의 집 청소)」というタイトルの本の扉には、こんな著者紹介が書かれていました。 「出版分野で働き、専業作家として生きるため山奥暮らしを始める。その後、取材執筆のため日本に滞在、死者の遺品とその整理に関心をもつ。東日本大震災を経た後、韓国に帰国し特殊清掃サービス会社を設立」   何とも変わった経歴をもつ著者に興味を覚えました。孤独死や自殺の現場、そしていわゆる「ごみ屋敷」と呼ばれる部屋などを専

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      • アジア・ソーシャルインパクト・トリップ#韓国編⑥ ママたちの潜在力に注目する「POPOPO」

        「母親というのは、人類の歴史の中で、子どもを産み育てる一番重要な役割にもかかわらず常に影のような存在として生きてきたのではないでしょうか。子を育てる役割に代わって、自分個人の主体性は消滅してしまうような。でもそうではなく、ママとなった女性たち一人ひとりの力に焦点を当てたかったんです」 「POPOPO」の代表のチョン・ユミさんは、インタビューでそんなふうに語ってくれました。 妊娠・出産を経た女性は、社会活動において男性よりも大きな比重で変化を求められます。これまでのキャリア

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        • アジア・ソーシャルインパクト・トリップ#韓国編⑤ ホームレスの人々の「住む権利」のために 「ビッグイシューコリア」

          「ビッグイシュー、新刊発売中!」 赤いキャップに赤いベストを身に付け、こんな風に呼びかけながら街角で雑誌を販売する姿を見かけたことはありませんか。ホームレスの人々に雑誌販売の仕事を提供し、自立を支援する団体「BIG ISUUE」は、1991年にイギリスのロンドンで始まり、今では世界6か国(8か所)で活動が広がっています。アジアでは日本、台湾に続き、韓国でも「ビッグイシューコリア」が創設され、今年で11年目を迎えました。 ビッグイシューは「ビジネスソリューションを通じて機会

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          • アジア・ソーシャルインパクト・トリップ#韓国編④ 兵役拒否運動からはじまった平和団体「戦争なき世界」

            「良心的兵役拒否」ということばを聞いたことがあるでしょうか。 韓国には、国内に居住するすべての韓国籍の成人男性は軍隊に服務しなければならない「兵役義務」があります。最近、世界トップクラスのポップスター、BTS(防弾少年団)の入隊がどうなるのかなどが日本でも話題になり、韓国の徴兵制度について耳にしたことのある方も多いかもしれません。 しかし、兵役対象者のなかには、自分の主義や信念、信仰にしたがって軍入隊を拒否するという「良心的兵役拒否」をする人たちもいます。たとえ「良心」に

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            【SDGs目標5】ジェンダー平等の社会に歩み寄る社会イノベーターの小さな一歩

            メディアで連日報道されるニュースによると、タリバンが再びアフガニスタンを掌握した後、アフガニスタンの女性は恐怖に怯えているという。女性の社会参加を制限したり移動の自由まで奪うなど、女性の人権を抑圧する政策をとってきたからだ。世界の労働市場においても女性は依然として、良質の仕事に就く機会が男性よりも少なく、教育のチャンスさえ与えてもらえない不平等の社会構造にさらされている。今回は、アジアのソーシャル・イノベーション団体の中から、UN SDGs 目標5「ジェンダー平等を実現しよう

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            「持続可能なまちづくりを龍野城下町で実践」市民出資の不動産会社、緑葉社

            武家屋敷や白壁の土蔵など、現在でも江戸時代の面影を色濃く残す龍野城下町(兵庫県たつの市龍野町)。市民出資による不動産会社・緑葉社は、龍野の風土・風習・文化を継承し、さらに活性化させていくため、さまざまな取り組みを行っています。代表の畑本康介さんにこれまでの道のりや今後の展開について、お話を伺ってきました。 市民出資の不動産会社というまちづくりのありかたとは? (畑本さんが立ち上げたNPOひとまちあーとのメンバーを中心に制作した龍野のエリアマップ) ー 緑葉社は「ムカシと

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            「学び、遊びではなく幼い市民のための公的インフラを考えなければならない時」ーソウル鉛筆

            低い韓屋が軒を並べている、ソウル鍾路区西村(チョンノ区·ソチョン)。 どんな空間なのか分かりにくいが、好奇心が煽られる場所が現れる。 一方の壁には絵本が散りばめられており、もう一方には何でも投げつけられる大きな作業台がある。 至るところの収納空間には針金、布、木片など用途が分かる資材がたくさん入っている。 このすべてを使って、何でもやってみる経験を提供するのが、子ども人文芸術学校「ペーパープールズ(Paper Pools)」だ。 この場を運営する、「ソウル鉛筆」のイ・スヨン代

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            「誰かがより良い人生を生きるための架け橋」になるビジネスー社会的企業・オヨリアジア

            世界中の高級レストランを選別し、順位を競うミシュランガイドの「星」を獲得した一つのレストランがある。それだけではなく、このレストランは社会的企業であり、企業が測定する社会適正と指標の中の一つであるB corp (Benefit corporation)のグローバル上位5%に入った。一つ獲得するだけも大変なタイトルを、二つも所持している企業。(株)オヨリアジア(오요리아시아)のイ・ジヘ代表にお会いしてきた。 - イ・ジヘ代表、こんにちは!初めましての読者の方々のために、簡単に

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            次世代の子どもたちが生きていく「新しい時代の常識」をキュレーションするタッタグリ

            「トゥルルットゥル」という軽快な言葉が繰り返される、ピンキッツ(訳註:韓国発グローバル幼児教育ブランド)制作の童謡「サメのかぞく」は、いまや世界中の子どもたちが一緒に歌う童謡になった。「きれい」なママザメ、「つよいぞ」パパザメ、そして「かわいい」ちびザメという三サメ家族は、子どもたちに、ママやパパを修飾する言葉が何なのかをこっそり教えてくれる。ところで、この童謡「サメのかぞく」に表れる性差別的な歌詞が、アジアでしか通用しない事実を、多くの人はお分かりだろうか?消費者たちの要求

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            【オンラインイベントのお知らせ】アジア・ソーシャル・イノベーション国際フォーラム ~共存する地球~

            🙋‍♀️ '共存する地球' 国際フォーラムにご招待します! IROでは、アジア各地で多様な社会問題の解決に取り組んでいるソーシャル・イノベーターの活動を様々な言語で紹介しながら、国際交流の場をつくってきました。今回開催する「アジア・ソーシャル・イノベーション・オンライン国際フォーラム」では、肯定的な社会変化をリードしている国内・国外のイノベーターの皆様をお招きし、変化の種を蒔くネットワークを構築していきたいと思います。 🌏 共存する地球 🌏 今年のテーマは、「環

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            「食とクリエイティブの力で共生社会を」失敗経験から生まれた安心な食を届けるデザインツール・フードピクト

            「フードピクト」は、アレルギーや宗教・思想上の理由で食べられない食材がある方にも安心な食を届けるデザインツール。現在、日本中のレストランやホテルで導入が進んでいますが、その誕生秘話の背景には株式会社フードピクト代表・菊池信孝さんの手痛い失敗経験があるのだそうです。菊池さんに、フードピクト誕生や普及の経緯などについて、お話を伺ってきました。 フードピクト誕生のきっかけは、学生時代の手痛い失敗経験 (食べられない食材が一目でわかるカード。フードピクトのイラストは、世界各国1,

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            アジア・ソーシャルインパクト・トリップ#韓国編③ 外国人移住民とともに生きる社会へ「移住民センター・チング」

            2021年現在、韓国に居住する外国人の数は約200万人強。韓国の人口5100万人の4%以上に当たる割合です。コロナ禍で観光旅行など短期滞在が圧倒的に少なくなったことを考えれば、この4%はほぼ韓国に「定住」している外国人といえます。また、帰化(韓国国籍取得)者を含めれば、外国にバックグラウンドをもつ移住民の割合は優に5%を超え、「単一民族国家」という意識が根強かった韓国社会もすでに多民族・多文化国家に突入しつつあるといえます。 しかしいまだに、韓国に移住した外国人が、社会の構

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            多様な政治家が必要!若い政治家を育てる非営利エージェンシー「NEWWAYS」

            社会イノベーションの試みが持続的な変化をつくり、社会に定着するためには、社会的システムが革新を受け入れ、制度の中で革新が定着する過程が必要である。だとすれば、社会システムの様々な部分を決定し制度をつくる人々が、今の時代を代弁する価値に共感し、多様な態度、経験、優先順位を尊重し包摂する意思決定を行うことは、必須的である。これを「政治」と呼ぶ。 韓国で、社会の意思決定権者たちが多様な顔を持って意思決定の場に臨めるように変化をつくり、その過程に有権者が積極的に介入し、影響力を広げ

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            「変えたいのは、無関心でいられてきた人たちの意識」性にまつわるモヤモヤを読み解く漫画をSNSで発信

            メディア「マンガでわかるLGBTQ+『パレットーク』」を運営する、株式会社TEIWA(タイワ)。社名は「対話」からきており、社会・ユーザー・仲間との対話を通じて、「らしく生きる人」のための新しい選択肢と、それを尊重する社会の実現を目指している。代表の合田文(ごうだ・あや)さんにお話を伺ってきた。 「自分がやるべき仕事だと思った」副業で始めたジェンダー・セクシュアリティに関する情報発信を本業に (マンガでわかるLGBTQ+ 「パレットーク」Instagramのタイムライ

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            【お詫びと訂正】

            2021年8月13日に掲載しました「インタビューシリーズ#2_『おもしろさを大事に、"不要不急な"福祉を』特別なスキルやがんばりがなくても、誰もが気軽に参加できる社会へ」におきまして、記事初出時、タイトルに誤りがありましたので、当該部分を訂正いたしました。 (誤)「おもしろさを大事に、不要不急ではない福祉を」特別なスキルやがんばりがなくても、誰もが気軽に参加できる社会へ (正)「おもしろさを大事に、"不要不急な"福祉を」特別なスキルやがんばりがなくても、誰もが気軽に参加で

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            「おもしろさを大事に、"不要不急な"福祉を」特別なスキルやがんばりがなくても、誰もが気軽に参加できる社会へ

            このインタビューシリーズでは、アジア各地で社会課題解決に取り組む人々の声や生き方をお届けします。 しょうがいのある方へのヘルパー派遣事業を営む、NPO法人「月と風と」。2006年の設立以来、場づくりや仕事づくりを通して、地域のみんなが交流できる機会をつくり続けています。代表の清田仁之(まさゆき)さんに、事業を通じてどういう世界を実現したいのか、伺ってきました。 福祉の現場でも「不要不急な」ことを (「『月』のように、誰かの力を借り、誰かの道を照らす。『風」』のように、楽

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