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写真+詩

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写真と詩のようなものたち。
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もしかして、絡まっていたものはすべて。

もしかして、絡まっていたものはすべて。

絡まって
ほどけない

気持ちや感情や状況が
すれ違って
絡まって

言えなくて飲み込んだ言葉や
心にもないのに吐いた言葉

吐かれた言葉たちが

絡まって
絡まって
ほどけない

細い細い糸が
どこでどうなったのか

絡まり合って
もうほどけなくて

1本ずつ
ほどこうとしても

ゆっくり
少しずつ
ほどこうとしても

もうほどけなくて

だから
切ってしまおう

絡まって
絡まって
身動きが取

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言えないけど、思ってるよ。

言えないけど、思ってるよ。

「わかるよ」なんて言えない、
けど「わかりたい」って思ってるよ。

これまではタイトルに
【写真+1行詩】とか【写真+詩】とか
そう言うふうに書いていたけれど、
その前置きを書くのをやめようかな、って。

というのも、例えば今日の言葉は詩として
書いたつもりの言葉ではなくて、
でもワンフレーズなので、1行詩のようにも見えて。
詩か詩じゃないか、日記かエッセイか、
それらのことに特に大きな意味が

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【写真+詩】しあわせを知るもの。

【写真+詩】しあわせを知るもの。

にんげん
しっているか

てのひらのあたたかさを

にんげん
しっているか

まいにちあんしんして
あたたかいおふとんでねむれること
それは「しあわせ」っていう

あたりまえでない
とくべつなことだ

わすれてはいけない

過去の猫記事もよろしければ。

詩はこちらから。

それでは今日はこの辺で。

最後まで読んでくださってありがとう。

また気が向いたら、来てくださいね。

【写真+1行詩+エッセイ】浮かんでは沈み、ただ、たゆたう。

【写真+1行詩+エッセイ】浮かんでは沈み、ただ、たゆたう。

置き場のない気持ちたち。

置き場のない気持ちたちの
私の中でのイメージはこんな感じだった

無数のそれらが
ぷかぷかと
浮いたり沈んだり

言えなかった
吐けなかった
叫べなかった
飲み込んだ
喉へ胸へと押し込んだ
たくさんの言葉たち

歯を食いしばって堪えた感情

霞んでよく見えないけど
たしかにそこにあった
遠い過去の苦しい記憶

もう血は出てないけれど
かさぶたも剥がれて
なぜか少し艶のあ

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【写真+1行詩+エッセイ】傷だらけ。

【写真+1行詩+エッセイ】傷だらけ。

人の数より沢山の、傷がある。

いつも明るくて優しくて穏やかな人が、
とてつもない苦労人だった
なんてことが実際に沢山あった。
わたしの数少ない友人たちもそうだ。

人の人生なんて目には見えないものだから、
どれだけ明るくて楽しそうにしている人でも
どれ程辛い過去を背負い、
どんな苦しみを乗り越えて
生きてきたのかなんて絶対に分からない。

分からないからこそ、見えないからこそ、
大切にしないとい

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