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【耕さない栽培?草を活用する栽培?】野菜作りがより面白くなるかもしれない方法を、野菜作りビギナーの僕が実践する理由。

こんにちはこんばんは。

突然ですが、野菜を自分で作ってみたいと思ったことはありますでしょうか。
昨今はコロナなどもあり、家庭菜園の需要が増えているとかいないとか。他に思い当たるとすれば、食への関心が高まり実際に行動に移そうとしている人が日々増えているのかもしれません。

では、いざ家庭菜園を始めてみると野菜作りのサイクルというものが見えてきます。
簡単に書くなら、耕起種蒔き・植付け管理作業(生育状況に応じた手入れ&除草など)収穫というようなサイクルです。

そういったサイクルを続ける事が野菜作りにおいて常識のように感じるかもしれませんが、今はその常識を覆すような野菜作りの方法も出てきていることをご存知でしょうか。

今回はその常識を覆すような栽培方法の中から、まだ野菜作りビギナーな僕も現在進行形で実践中の不耕起栽培・草生栽培について改めて書き留めていこうと思います。

(自己紹介ではない自分の根本的な部分を固定記事として改めて書こうという意味もあります)

不耕起栽培とは?

昨今、『ちょっと変わった農法』としてたまーに話題に上がったり上がらなかったりする不耕起栽培という栽培方法があります。

その特徴は名前にある通り不耕起、つまり耕す事をわざと行わない方法です。

耕す事にも耕さない事にもメリットデメリットはありますが、耕さない不耕起栽培について簡単に分かるメリットデメリットは以下の通りのようです。(※僕も勉強中ですので、必ずこのメリットデメリットが浮き彫りになるとは断言しません。目安として見てください)

メリット
・耕起しないことで安易に土壌環境がリセットされないため、それまでに蓄積していた微生物などによって土壌改善が見込める。(有機物の供給はほぼ必須)
・耕す作業を省略することによる労力削減。
・環境の負担軽減

デメリット
・土壌によっては適さない可能性がある。
・土壌環境が整うまでに時間が掛かる。(有機、自然ベースにおける土壌の変化は最低でも3年以上は掛かると言われています※諸説有)
・土壌環境がリセットされないので、病気が蔓延する場合もある。

日本だと主に自然農法などを経由して広がりつつある栽培方法ですので、そういう界隈に少し抵抗を感じる方からすると理に適っているか疑心暗鬼になるかもしれませんが、実は海外でも様々な考え方を前提に研究されています。

ただ、海外と日本では考え方の違いが少々あるようで、

日本→食の安全性、環境保全を目的にしている場合がほとんど(基本的に無農薬栽培がベース。無施肥は人による)

海外→日本と同様に食の安全性、環境保全を目的にしている他、広大な土地などにおける農業の効率化や、食糧問題に対する解決策などを目的としている場合もある。(遺伝子組み換え作物や農薬の使用もベースになることがある)
細かいところで例外はあります

また、無施肥と書きましたが、厳密に言えば土の表面には有機物の供給を行うのが主流です。
この場合、施肥と混同してしまうかもしれませんが、肥料資材を使わない無施肥の場合、供給する有機物というのは草や落ち葉などになります。これが所謂草マルチと呼ばれるものにも通じており、ある意味草生栽培にも繋がります。

農法や土壌の環境によってある程度の結果を得られるまで時間が掛かる場合がありますが、総合して不耕起栽培という部分を切り取れば、これからの農業という産業を発展させる1つのキーパーツになりつつあると思います。


草生栽培とは?

草生栽培も読んで字の如く、草を活用した栽培方法です。
どちらかと言えば果樹園でよく聞くかもしれませんが、その考え方を野菜畑に落とし込む形となります。

草生栽培では、除草を最低限に抑え、草の根や多様性を利用して土壌環境を維持・改善をしていきながら野菜を作っていきます。

草と言って嫌悪感などを感じる人も居たら申し訳ないのですが、この草生栽培における草とは雑草も含みます。しかし、その他にも農業的にメリットのある草花(緑肥)も指します。

どちらか一方、またはどちらも活用したこの草生栽培における簡単に分かるメリットデメリットは以下の通り。

メリット
・草自体を肥料にすることが可能(無施肥栽培へつながる)
・害虫等を野菜に移らないよう寄せ付けたり、天敵を増やす事によって被害が軽減できる可能性(害虫対策における無農薬栽培的な考え)
・根などを利用した土壌の改善と長期的な維持。
・トータルで見ると環境に負担を掛けにくい。

デメリット
・管理方法の難易度は少し高め(雑草を活用する場合は特に)
・導入する際に周囲などの環境を見極める必要がある。

少し補足すると、デメリットの『導入する際に周囲などの環境を見極める必要がある』という部分は、野菜畑ではまだまだマイナー栽培方法故の個人的なデメリットです。

ですが、肯定的或いは否定的な意見を投げかけらたとしても、全体的な周囲の環境と照らし合わせつつ、挑戦出来ることを見つけていくことが大事だと思います。

僕が実践する動機はシンプルに『面白そうだから』

こう言うと、所謂一般的な栽培方法が面白くないと言っているように感じられるかもしれませんが、そうではありません。

野菜を作る際、シンプルにどこに面白さを感じるか、つまりは感性の話です。

家庭菜園規模だから面白さを求められる部分もあると思います。
反面、仕事として凄くきっちり農業をされている方からしたらこういう栽培方法はどこか抜け目があり甘えた考えに聞こえるしれません。
それはそれでそうかもしれない、と僕は思いますが、野菜作りにおける面白さというものはあってもいいのかなと思います。
その部分をどこに感じるかは人それぞれ。
一概に仕事=面白さでは無いにしろ、どうせ興味を持ってやるならそういう部分も見つけていくのが大切なことだと思います。
(考え方のベースは知り合いからの受け売りなんですけどね。共感したのでそう思う気持ちはあるよってことです)

僕の場合、未だに「ほんとにいけるか?」という気持ちも混じっている部分もありますが、研究事例などもあるにはあるようですので現状面白さを感じて実践しています。
また、多分ずっと面白い発見がある栽培方法とも個人的には思っています。

正直面白そうだから、と一言で片づけられるほど浅はかな実践動機なので、「環境問題を考えて……」といった大義のようなものを僕はあまり考えていません。
でも結果的にそう言う部分に繋がるならそれはそれで良いかもといった感じです。

知ってさえいれば何か始まるかも

全ての事に共通するかもしれませんが、栽培方法も色々知っておけば役に立つ時が来るかもしれません。

実践するかは別として、ある程度こういうやり方もあるというのを知っておいて損は無いかもしれません。

このnoteではそういう考え方で、ちょっと変わった栽培方法における野菜作りのことを少しずつ発信していきます。備忘録も含めていますが。


それでは、また。

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