名も無き人

生活柄、現在は色々な形で農業に携わっており、多種多様な農業のやり方を模索しています。 …

名も無き人

生活柄、現在は色々な形で農業に携わっており、多種多様な農業のやり方を模索しています。 こちらのnoteでは、様々な農法(主に有機、自然)の中から興味を持った部分を実践している家庭菜園規模の実験畑について書いています。

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緑肥のポテンシャルを最大限に引き出す方向へシフトするにあたり思う事。

こんにちはこんばんは。 突然ですが、草活用を考えながら野菜を作りたいと考えている僕の実験畑ですが、これからは緑肥のポテンシャルを最大限に引き出していく方向で考えています。 理由としては以下の通り それらを深掘りします。 無農薬と緑肥の関係性まず、僕の実験畑は家庭菜園規模。 当然、農家さんのように収益をあげて生計を立てるなんてのは、この畑では不可能です。仮に売れるものを作れた時にタイミングよく売ったとしても、雀の涙になるかならないか。 そういった家庭菜園規模で生活的な

    • noteの更新を暫くお休みします。

      お久しぶりです。 今回はお知らせ。 と言っても、あくまで僕自身が一区切りをする為だけに書いているので、伝えたいことはタイトルで完結しています。 以下、少しだけタイトルの深掘り。 近況として、畑は続けています。 もちろん山あり谷ありですが、今年は密かに目標にしていた〝育てて面白い野菜〟を見つけることが出来つつあり、色々な栽培方法を試してこれました。 来年もこの畑で野菜作りは継続していく予定です。 強いていえば、米ぬかと緑肥は継続して使用しつつ、それで出来た野菜を自分だけ

      • 価格高騰が話題になる中で、売場の野菜の価値だけを考える。

        こんにちはこんばんは。 今回は突発(事前に話を練ったわけではない話)です。 最近、野菜の価格高騰が何かと話題になります。 価格高騰が起こる原因としては様々ですが、直近で言えば世界情勢による肥料や燃料価格の高騰なども大いに関係しているようです。 事実、リン安や尿素が輸出制限によって調達しづらいという現場の資料を見たことがありますが、地域によっては違うかもしれません。 では、そもそも野菜の価値ってどうなのか。 今回は個人的なものとして、少し考えながら書いてみます。 野菜の

        • 無施肥と少肥の里芋マルチ栽培のお話。マルチをしたまま土寄せを終えたい。

          今年の里芋は無施肥と少肥でやってみました。 途中経過はと言うと、概ね順調そうに見えます。 株のサイズは小柄かもしれませんが、意外と無施肥、或いは少肥(籾殻くん炭)のみでも育つは育つな〜とは思います。 ただ、土地(譲り受けたスペース)の関係上、去年以前まで使われていた化成肥料の栄養分が残っていそうなので、その影響で今回からの無施肥が成立している節もあると思います。 来年以降がどうなるか気になりますね。 話戻して、土寄せ。 里芋のマルチ栽培の経験に乏しい中、土寄せをする

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        緑肥のポテンシャルを最大限に引き出す方向へシフトするにあたり思う事。

          残渣置き場とそこで収穫したジャガイモのお話。

          こんにちはこんばんは。 突然ですが、僕の畑の片隅には残渣置き場と呼んでいる場所があります。万年放置気味、たまに草を刈る場所があります。↓ この場所は元々除草をした草をはけとく場所として用意し、その傍ら畑で作った野菜の残渣を置いていました。特に狙いはありせん。 そこではたまーにこのようなものが生える時があります。↓ お分かりの方は多いかもしれませんが、ジャガイモです。 なんかすごく株は育っていてもうちょっと萎れるぐらい待っても良かったのですが収穫。 取れたのはこれだけ↓

          残渣置き場とそこで収穫したジャガイモのお話。

          痩せ地の象徴・スギナを家庭菜園でどう活用する?

          こんにちはこんばんは。 唐突ですが、スギナと呼ばれる雑草があります。 名前だけでは分からない人は細長く枝分かれする、まるで痩せ細ったクリスマスツリーのような草を空き地などで見掛けたら、ほぼほぼそれがスギナです。 さて、このスギナ。 よく痩せ地を象徴する草として、雑草をそこまで調べた事が無い人も厄介な草として特性などを知っている方は多いかもしれません。 今回はそんなスギナを使えるか考えてみました。 スギナを知っていく早速スギナを知るべく調べ調べ。 まず、痩せ地の象徴と言

          痩せ地の象徴・スギナを家庭菜園でどう活用する?

          除草剤とこれからのご報告。

          こんにちはこんばんは。 突然ですが、今回は少しご報告みたいな事を書かせていただきます。 タイトルにもあるように、数日前に畑の地主さんから除草剤を撒いたとの連絡を受け、畑を確認したところ畑の中の草が見事に枯れていました。 草の活用をしている手前、こういう事が起こってしまったので今はどういう風に立て直すか考えています。 地主さんのお話を聴くとどちらかと言えば僕の畑をサポートするような意味合いでやってくれたらしく、今回は本当に僕の伝達不足もあり噛み合わなかっただけです。 今地

          除草剤とこれからのご報告。

          雑草のカラスノエンドウでアブラムシ被害に対抗出来るのか?

          こんにちはこんばんは。 最近は気温が下がる日もありますが、基本的には暖かくなってきていますね。 暖かくなると草も生えてくるわけですので、僕は今年も草の活用方法を考えていきます。 早速ですが、今回はカラスノエンドウとアブラムシの関係性について思ったことを書いていきます。 まず、現在僕の畑に生えている草はじめに、今年も生い茂っていく草達ですが、現時点で僕の畑で確認できる草は以下の通り。 まだ草の名前を知らないので全て断定的に言えないのですが、ざっとこんな感じです。 まだ春

          雑草のカラスノエンドウでアブラムシ被害に対抗出来るのか?

          今年の春いんげんと固定種の話。

          こんにちはこんばんは。 今回は去年初めて自家採種した種を今年やってみることにした進捗報告も兼ねて固定種について少し書いてみようと思います。 ちなみに専門的と言える内容ではありません。 種の種類ある程度家庭菜園をやっている人の中では種の種類自体が実は1つではないことを知っている人も多いと思います。 種の種類と二回同じことを言っているようで変な感じですが、それは置いておきましょう。 この種類というのは、野菜の品種の特性としての種類ではなく、販売されている等の種そのものの種

          今年の春いんげんと固定種の話。

          今年の里芋は施肥無と施肥有でやってみることにした。

          ご無沙汰してます。あいりすです。 さて、今回は春の進捗ということで、里芋の畝づくりの記録を残します。 経緯:約4畝分土地が広がった元々僕が今不耕起栽培や草を活用を行っている、どちらかと言えば実験的な部分が多めな畑(以下、実験畑)は知人と1つの土地を借りて二分割して使用しています。 (知人には草の活用をした栽培などをある程度許容してもらっています) その知人に去年から「(個人的な事情で)忙しくなるからちょっと面積広げてみない?」と提案され、今年特に考えがあるわけでもないま

          今年の里芋は施肥無と施肥有でやってみることにした。

          育苗用に木枠で温床というものを作ってみた。

          こんにちはこんばんは。 突然ですが、今回は夏野菜の苗を作る為に温床というものを作ってみたのでそのことについて書いていこうと思います! 温床とは?温床というものは、簡単に言うと育苗をする為のスペースとなります!(捻り無し) 少し違う点があるとすれば、育苗に使う培養土や温度を確保するための機械などを使わず、畑の土や有機資材による発酵熱を利用するところでしょうか。 僕も今回初挑戦なのでうまく育苗出来るかは分かりませんが、必要最低限の手入れで育苗出来るのか知りたくなりました。

          育苗用に木枠で温床というものを作ってみた。

          草を活用しながら野菜を作る僕が、お薬(農薬)に対して考えていること。

          こんにちはこんばんは。 今回は色々とデリケートな農薬、農業的なお薬に対する僕的な考えを少し述べていきます。主観的な部分が多々ありますのでご注意ください。 ちなみにですが、僕は農薬と呼ぶよりはお薬と呼ぶ方が好きです。僕が実際に口で話す時は意識してます。 お薬と呼ぶ理由は、以前どこかで農薬を使用する方の意見を見た際に、「人間が体調不良の際に薬を使うのと一緒」という喩えを出しており、それは面白いと思ったので使うようにしました。以上、細かい呼び方の前置きでした。 それでは、気

          草を活用しながら野菜を作る僕が、お薬(農薬)に対して考えていること。

          【耕さない栽培?草を活用する栽培?】野菜作りがより面白くなるかもしれない方法を、野菜作りビギナーの僕が実践する理由。

          こんにちはこんばんは。 突然ですが、野菜を自分で作ってみたいと思ったことはありますでしょうか。 昨今はコロナなどもあり、家庭菜園の需要が増えているとかいないとか。他に思い当たるとすれば、食への関心が高まり実際に行動に移そうとしている人が日々増えているのかもしれません。 では、いざ家庭菜園を始めてみると野菜作りのサイクルというものが見えてきます。 簡単に書くなら、耕起→種蒔き・植付け→管理作業(生育状況に応じた手入れ&除草など)→収穫というようなサイクルです。 そういった

          【耕さない栽培?草を活用する栽培?】野菜作りがより面白くなるかもしれない方法を、野菜作りビギナーの僕が実践する理由。

          家庭菜園における緑肥導入のハードルを下げようとする話。

          どうもあいりすなっぷです。 突然ですが、緑肥作物というものを知っていますでしょうか。 緑の肥料、と書いて緑肥です。 緑肥とは、簡単に言うと農業的にメリットの多い草花の事を指します。それを野菜に影響が出ない程度に栽培し、土に鋤き込んだりすることで肥料分を供給したり、虫被害を抑制したりなど様々な用途で活用していきます。 現在の農業の主軸となる三大農法(慣行、有機、自然)全てで取り入れられています。 ちょっと意外というか、身近に近いもので言うとマリーゴールドやヒマワリも緑肥に該

          家庭菜園における緑肥導入のハードルを下げようとする話。

          新年早々気が抜け過ぎたので、初めて自然農系の本を読んでみた。

          どうも、あいりすなっぷです。 先に、今年もよろしくお願い致します。変わらずゆるめに更新を続けていきます。 さて突然ですが、新年早々気が抜けたという事は誰しもあると思います。例に漏れず、僕も現在進行形でそうです。 ですので、今回は抜けた気を取り戻すべく初めて自然農系の本を読んでみたよっていうお話です。 ※そもそも読書が苦手ですので、読ませていただいた本を詳しく解説するわけではありません。ご了承を。 今回読んだ本まず初めに、先述したように僕は元々本をじっくり読むのが苦手なの

          新年早々気が抜け過ぎたので、初めて自然農系の本を読んでみた。

          今年最後の作業は基本的に〇〇するだけ。

           見て、考えて、お疲れ様自分。 基本的に冬はお休みしてる。基本的に冬は自分の畑における活動はゆるーくなる。作業が休みがちになる。 特に休む理由は無いけれど、そもそも作りたい野菜があまり無かったりする。自分で作る以前に頂いてしまう機会も多い、というのも関係しているのかも。 それでも自宅では米ぬかぼかしを作ったり、畑に行く事も全くないというわけではないので、畑に行った時には少し作業をしたりする。 行く頻度が限られているというのもあるけど、思考回路は常に畑を中心に張り巡られ

          今年最後の作業は基本的に〇〇するだけ。