思考ノート

建築系のお仕事。 様々な視点の考えに触れることで、繋がったことや発見を「考える過程」を…

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建築系のお仕事。 様々な視点の考えに触れることで、繋がったことや発見を「考える過程」を含めて伝えていきたい。しりとりのように、そこで考えたことが次のアイデアへと繋がるような連鎖が起きたらおもしろい。

最近の記事

会社を辞める理由

会社を辞めるのは、 転職先が決まってから。 副業が軌道に乗ってから。 と言う話はよく聞くが、 仕事をしながらそういった行動を起こせる人をすごく尊敬する。 ディズニーランドの仕事を建築CMの立場で携わりたいとか、 フィンランド教育を用いた学習塾を開きたいとか、 学生共同プロジェクトを立ち上げて関係人口を増やす活動をしたいとか、 ニ拠点居住をして、都会と田舎を行き来する生活をしたいとか、、、 そういった明確なイメージを自分は全くもっていない。 もっているとすれば、次々とおも

    • 会社員辞めるというサイコロを振る

      社会人3年目となったこの年に会社を辞めることにした。 その後の予定は何も決めていない。 さらに固定の家もない。 まさに無職・家無しの流浪人。 さて困った、どうにかしなければ、、、どうやって生きていこうか。 どうやって生きたいか、早く考え直さなければ、、、! サイコロの目が望んだ結果になるか、 それとも全く違う結果になるかわからない。 ただ、少なくとも次のサイコロを振ってしまった。 ———————————————— これから自分の思考を文章で書き出すことで 具体的な方

      • 『美しさ』を数学から考える

        数学に対してどんな認識を持っているだろうか。 私は、学校の授業で公式を覚えて、それを使ってテストの問題を解く。 ただそれだけだった。 しかし、「数学が美しい」という言葉をきっかけに数学に対しての偏った思考をは打ち砕かれた。 会社の同期に大学時代に数学・物理を研究していた人がいた。いつものように話をしていたとき、なぜ物理・数学を研究してたのかという話になって、その中で「数学に美しさを感じる。」という言葉を聞いた。 その言葉がものすごく頭に引っかかった。 なぜなら、「

        • 暮らしの実験で感じたこと

           社会人になって3ヶ月が過ぎた。学生の頃とは一日の生活が全く違うのに、すんなり今の現状を受け入れているのは自分でも意外だと感じる。 この3ヶ月、自分にとって一番大切な暮らしの時間の充実は、それ以外の充実になると考えて色々試してきた。 その中の一つである、自分の大切な時間を中心にそれ以外のものや行動を減らす・外に出すことを実践して感じたことや考えたことをまとる。 ※私自身の、一番大切な時間=だらだらする時間。以降、だらだらする時間と記述する。 まず、実際にやって見たこと

        会社を辞める理由

          自分の暮らしに合わせて部屋をDIYしてみる

          暮らし箱 自分にとって一番大切な暮らしをデザインする箱 暮らしには様々な時間がある。 ご飯を食べたり、お風呂に入ったり、寝たり、本を読んだり、おしゃべりしたり。 そんなの暮らしの要素の中で、一番大切にしている時間こそ、暮らしの根本的な部分で、それを充実させることが、豊かな毎日に繋がるのではと考えた。 そんな一番大切な暮らしを一つの空間=箱にする。 だらだらする箱 私の大切な暮らしは、だらだらする時間。 思考が完全にシャットダウンして、YouTubeやアニメを見な

          自分の暮らしに合わせて部屋をDIYしてみる

          want toをhave toにする方法を模索する

          近年では大量生産・大量消費を経て環境問題等の観点から、ものの質やそのものがつくられる背景(コンセプト)に価値が見出されれるようになっていると感じる。 だからこそ、何かをつくるためのアイデアが重要なんだと考えていた。 しかし、キングコングの西野さんの話をYouTubeで聞いて確かにそうだと思うことがあった。 それはアイデアにはなんの価値もなく、価値があるのはそのアイデアを形にすることだいう言葉だった。 世の中には同じアイデアを持つ人がたくさんいる。仮にそのアイデアを実践

          want toをhave toにする方法を模索する

          暮らしを考える

          暮らしといえば、ご飯を食べたり、着替えたり、お風呂に入ったり、トイレに行ったり、よく寝たり、本を読んだり。。。 これらの行動を全て含めて暮らしと呼ぶ。 その暮らしを分解してみると、それぞれの行動に重要度が存在する。 その中で一番大切な行動(時間)こそ、個人がもつ暮らしの根本的な部分であり、それを充実させることが、充実した毎日に繋がるのではと考えた。 例えば、お風呂に入ってる時が一番リラックスできてその時間が大好きな人なら、毎日最高にゆったりできるお風呂があれば、それ以外

          暮らしを考える

          対を考える

          幸せの反対は不幸、おいしいの反対はまずい、正義の反対は悪、多くの事柄にはそれと対になるものが存在する。 その関係を深く見つめなおしてみると、単に反対の意味というだけではないことがわかってくる。 幸せは不幸を知っているからわかるもの。美味しいものばかり食べていてはまずいものなんて気づかない。悪者がいるから正義のヒーローがやってくる。 一方の存在はもう一方の存在がなければ成立しない認識であり、両者は切り離せない。この表裏一体の関係が「対」には根本的に内在している。 しかし

          対を考える

          考えるを考える

          これから書くことにまとまりがあるわけではない。思うことをつらつらと書く。 考えるとはなんだろうか? 考えるは誰もが当たり前のようにやっている。 これから世の中がどうなっていくか、私は何をしていきたいのか、、、今日のご飯は何を食べようか、明日はどこへ行こうか、大きな夢から小さな日常まで私たちは毎日考え続けている。 その一つ一つが考えるということであり、誰もが当然にもつ才能だ。 でも、私たちは少しずつ考えなくなっている。 私は釜でご飯を炊くことも、火吹き竹でお風呂を沸かすこ

          考えるを考える

          ギリシャ神話から考える

          ・テセウスの船・  テセウスの乗っていた船は、やがて古い部品の全てを新しい部品にとりかえてしまった。かつての形を失った船は、それでもテセウスの船といえるのであろうか。(この時は詳しいストーリーを知らない。) audibleを聞いているときに、たまたまテセウスの船のパラドックスを知る機会があった。この時の解法として、テセウスの船はテセウスが乗るためという目的を失っていないから、それはテセウスの船と言えるということだった。 なるほど対象がもつ目的(存在理由)が、それがそれで

          ギリシャ神話から考える

          言葉そのものから感じるおもしろさ

          いまのところ、言葉に4つのおもしろさを感じている。その感覚を忘れないため、そして共有するためにここに書き残そうと思う。 以前、アニメで「船を編む」を見た。それは辞書を長い時間をかけてつくりあげる話だった。 ストーリーの最初の方で主人公は「右を説明するとしたらどうするか」と質問される。 それに対して、箸を使う方だと左利きの人を無視することになるし、心臓のない方でも心臓が右にある人もいるそうだし、、、体を北に向けたとき東に当たる方角、と答える。 様々な状況を想像して誰もが

          言葉そのものから感じるおもしろさ

          日本人が潜在的に持つ感覚から広がった話。

          24時間テレビチャリTシャツのイラストを描いた小松美羽さんのイラストになぜこうも圧倒されるのか。それは日本人が昔からもつ2つの感覚が関係しているのかもしれない。 ・縄文的感覚と弥生的感覚・ 今年の24時間テレビチャリTシャツのイラストは小松美羽さんの作品だった。彼女の作品は、一見なんとも言えない奇妙な感じや恐怖のようなものを感じる。しかし、その中に本能に呼びかけるような力強さがあり、その力に圧倒されるようだ。芸術などに詳しくない自分でも彼女の作品を見て、その迫力にはすげー

          日本人が潜在的に持つ感覚から広がった話。

          歴史に関心をもった過程

          歴史の捉え方には投資家的歴史観と歴史家的歴史観の2つがあって、学校で習う歴史が退屈なのはこの2つの認識がないからだった。歴史は未来を創る為のものであり、その本質を理解したとき歴史に対しての見方が変わった。 ・なぜ歴史が退屈だったのか・  自分は歴史がそんなに好きではなかった。ある時代に生きてた人たちが何かをやっていたとしてもそれはもう終わったことで、自分にはなんの関係もないし、なんの役にも立たない。それよりもむしろ、未来の話をすることが好きだった。工作のような何かを生み出

          歴史に関心をもった過程