[03] Webデザイナー(40代)の転職活動ってどうだった?
私は、40代になってから転職活動にチャレンジしたのですが、なんとか必要としてくれる会社が見つかりまして、2023年3月から事業会社のインハウスデザイナー(フルタイム・正社員)として働いています。
40代って聞くと、社会人としてはもうベテランの域ですかね。
そして、誰がどう見ても、いわゆる「おばさん」と呼ばれる年齢層になったわけです・・・(遠い目)
そんな私の転職活動がどんな感じであったのか。
私が取り組んだこと、採用担当者から受けた質問や印象について、備忘録として残しておこうと思います。もし同じような境遇の方がいましたら、何かの参考になれば幸いです。
1. 転職活動時の私のスペック
こんなスペックの私ですが、経験年数に見合うような、飛び抜けたスキルがあるわけではなく、特にフリーランスになってからは必要な分だけ稼いで、3人の子どもたちの生活を中心にマイペースにやってきたので、転職が成功するかどうか、自信は全くありませんでした。
今の自分がどのくらい需要があるのか、客観的な自分の立ち位置のようなものを知っておきたい気持ちもあったので(知るのは少し恐ろしかったけど)転職活動を始めることにしました。
2. 活動結果
つらつらと語る前に先に結果を書きます ↓
希望職種について
希望職種は、WebデザイナーとWebディレクターの2種類で考えていました。1つの会社に対して2つの職種で応募したところもありました。
中規模以上の会社になると、Webデザイナーの需要は若手の人を求めている会社が多い印象を受けました。私の経験年数を見て、ディレクターのほうはいかがですか?と聞かれたりしましたね。
そことは別の会社で、ディレクターとして応募した会社からは、大きな案件でのディレクション経験の有無を聞かれることが多かったです。残念ながら大きな案件のディレクターは経験がなかったので、いずれの会社ともマッチしませんでした。
面接について
面談・面接は、コロナ禍ということもあり、全件リモート(zoomやGoogle meet)で行われました。人数は、1対1のところもあれば、3対1のところもありました。1次面接は部署のマネージャーまたは採用部門の人で、2次面接は役員面接でした。
面接を受けてみて思ったのは、経験の多さや、スキル・実績の面で一定の評価をしていただくことが多かったのに対し、年齢や生活面について懸念されてしまうことがありました。
「上司になる人が年下になるけど、うまくやっていけますか?」と聞かれたりしました。年齢を気にしない会社の面接では、そういう質問はありませんでした。
また、3人子持ちであることについて「社内がかなり多忙で覚えることがたくさんあるために、仕事もプライベートもどちらもうまくいかないことになるかもしれない」と言われたり。
でも、これに関しては、面接担当者が私とほぼ同世代で、子どもも同じく3人いらっしゃる方だったので、大変さがよくわかるから・・・とメールで伝えてくれました。
結果は不採用でしたが「採用するか不採用とするか、正直とても悩んだ」と伝えてくれたのはありがたいことでした。
3. 転職成功を目指してやったこと
2022年7月末の時点で、1ヶ月後に退職することが確定したので、有休消化の期間ができました。この時間を使って準備を開始しました。
I. 転職エージェントに登録
知り合いが利用していて、評判を聞いていたので登録してみました。
専任でキャリアアドバイザーがついてくれたり、模擬面接(リモート)を受けることができて、細かくフィードバックをいただけたので、かなり久しぶりの転職活動でしたが不安がかなり解消できました。
II. Wantedlyの内容更新
Wantedlyは、以前から登録してあったけど、あまり使っていなかったので、これまでの経歴などを細かく入力。すると、すぐに企業から直接スカウトのメッセージが届くようになりました。カジュアル面談も気軽にできたので、双方の要望の擦り合わせが正式な面接前にできてよかったです。
Ⅲ. 履歴書の作成
転職エージェント経由の応募案件では、転職希望者専用ページから必要事項を入力すると自動的に履歴書と職務経歴書の書面が出来上がったので、手間が省けてありがたかったです。
Wantedly経由の応募案件では、履歴書は既存のものを使わず、自分で作成したのですが、時短とデザイン面を考えて、Canvaを使って作成しました。1からデザインが出来なくてもテンプレートが豊富なので、それを改変して作れるので時短かつデザインにこだわりたい方にはオススメです。
Ⅳ. ポートフォリオの作成
Webデザイナーの就職・転職の際は、これが一番重要です。
履歴書よりもポートフォリオのほうが100倍大事です。断言する。
こちらも私は時短とデザインの両方がかなうCanvaを使って、プレゼン資料のように作成しました。
Ⅴ. 自分の強みを語れるようにする
これはエージェントの模擬面接のアドバイザーに
どの業界も共通して聞かれることだと思いますが
「自分の強みは何か」
みなさんは即答できますか?
恥ずかしながら、私はできませんでした。
自分で「自分の強みは◯◯です」って言うのって、自画自賛ぽく聞こえる気がして、自信満々にこれが自分の強みですって言いづらくないですか?!私だけですかね?(汗)
でも、全く知らない人に自分のアピールポイントはちゃんと伝えないと、採用できるかどうかの判断すらしてもらえないわけで・・・。
このことに関して、エージェントの模擬面接アドバイザーからは「きちんと裏付けを語れることが大事」と教えてもらいました。落ち着いてよく考えればわかることなんですよね。でも、就活があまりに久しぶりすぎて、どうしたらいいの〜?ってあたふたしてしたんです。
面接では何をすべきかと言えば、
自分がその会社で貢献できることをど具体的にイメージできるか。
そのイメージを採用担当者と共有することができるか。
ということに尽きると思います。
私も「自分の強み」について、実体験のエピソードも交えて具体的に話せるように準備をしました。この質問は、かなりの高確率で質問されたので、しっかり準備しておいてよかったです。
まとめ
転職活動をしてみて、現在の自分の立ち位置や、客観的な目線で見ていただくことが出来たことは、私にとって大きな収穫でした。
今後も自分の価値をもっと高めていけるように日々精進したいと思います。
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