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オランダに来て一年経過の振り返り

前回のNOTEから9ヶ月も過ぎてしまいました💦
去年にオランダに移住してから1年経過しましたのでその振り返りをしたいと思います。

そもそも、なぜオランダにいるのか

おさらいとして、なぜ私達がオランダにいるのか?
端的に言うと、

  • 第一に子供の教育のため(受験至上の詰め込み教育に絶望していた)

  • 第二に私達夫婦が欧州に住み続けたかった

この2点です。
オランダは、日本人に取ってはフリーランスのビザが取りやすく、極端な話€4,500だけ銀行に預けておけば、稼がなくてもいいらしいです。(これは日本人とアメリカ人だけの特権です)
ポルトガルやスペインも比較的ビザが入手しやすいようなのですが、英語が通じること、医療が(比較的)安心できること、そして何より子供の教育(学校+音楽)に一番いいというのが、オランダを選んだ理由です。

オランダの風車

オランダの生活

生活全般

めちゃくちゃいいです。Facebookで繋がっている方はご存じの方も多いと思いますが、世界三大ホールの一つであるコンサルトヘボウには、ほぼ隔週で通う、コンサート三昧の生活です。
美術館も年パスで行き放題、空いた時間にモネやゴッホをゆっくり見に行ってます。
冬は暗くて雨が多いけど夏は暑くなく、街の生活も都心部を除けばギスギスした感じがないので、私達にはあっていると思います。
近隣国も近く、週末にパリやベルリンなど気軽に旅行に行けるのもヨーロッパのいいところです。

コンサルトヘボウ

子供の教育

オランダはモンテッソーリやバカロレア、シュタイナーなどいろんな教育が選択できるのが素晴らしい。しかも公立で。
我が家の娘の学校は、日本ではあまり馴染みがないですがIPCという総合学習的な教育で、コミュニケーション、コラボレーション、クリティカルシンキングに重きが置かれ、生徒がグローバルなテーマを自身で探求し、自分たちを取り巻く世界に対する理解を深めることを奨励しているようです。日本のような意味のない(と私は思っている)詰め込み式、点数評価とは全く無縁。多国籍でダイバーシティーな環境も彼女に大きな影響を与えています。
子供の教育の点では、間違いなくオランダに来て正解だったと思います。

ただ、彼女にとって日本語を話すのは私達夫婦だけなので、日本語力は偏りがあるのも否めません。手遅れになる前にと、最近は娘にクリシン(というか、構造思考)を教えることにチャレンジしています。

IPC教育

家計

正直なところめちゃくちゃ苦しいです。高級フリーターフリーランスのコンサルとして、日本の時とそれほど変わらない収入がありますが、

  • 家賃が高い(感覚的に日本の倍、特にアムステルダムは高い💦)

  • 光熱費が高い(特に冬は10万/月超えてました)

  • 医療保険が高い

  • 物価全般高い

言い出したら切りがないですね。今まで国内外いろんなところに住みましたが、かなり高い部類だと思います。
何とか生きている遠いのが正直なところです。

仕事

こちらに来てから高級フリーターコンサルとして、数社とおつきあいさせていただいていますが、クライアントはほぼ日本の企業です。
その為日本で仕事しているのと何ら変わらず、日本の時間にあわせてこちらの朝4時(日本の11時)から稼働しています。
仕事の領域は、デジタルマーケティングから戦略系に軸足が移り、MBAの学びもアウトプットできているので、仕事の領域がいい感じで拡大してます。

家庭

11歳の娘が思春期にさしかかり、年明け頃から距離を感じることが多くなってました。
そんなとき、仕事の絡みで受けたコーチングで自分を振り返る機会があり、また、成人発達理論の「自己変容型知性」を意識しだしたこともあって、子供に対して

  • 自分の価値観で否定しない

  • 対等に会話をする

  • 全力で向きあう

などを重ねたところ、関係性が劇的に改善。フリーランスで自由に時間が使えるため、彼女と向きあう時間がきちんと取れるのも大きいと思います。
(東京にいるとずっと飲みに出歩いていました)
家庭面に関してもオランダに来たことが大正解です。

今年の残りでやりたいこと

冒頭に記したとおりオランダに来た理由は、子供の教育が一番大きいのですが、それは日本の教育に絶望し、その状況ににあれこれ文句を言うのであれば、自分たちで生活の環境を変えばいいじゃんということでした。
その裏には、「自分たちさえよければいいじゃん」的な考え方がずっとあったのですが、MBAの学友達の活躍を垣間見ていると、果たしてそれでよいのかと悶々とすることもあります。
今年の残りで何が自分にできるのか、もう少し突き詰めていきたいと考えています。


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