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NPO・市民活動の『中間支援組織』についての議論に参加して

NPOや市民活動が、円滑かつ充実した活動を実施できるように、様々なヒト・モノ・カネ・情報が繋がったり活かし合ったりできるように、
そのNPOなどの団体単独ではなく、『中間支援組織』があると良いよねっていう議論です。


昨夜、北九州市市民活動サポートセンターが毎月開催している『さぽのよる会』があり、オンラインにて寄り合ってきました。

毎月、他のNPOや行政の方のお話をうかがいながら、とても勉強になり、刺激を受けています。

北九州市の市民活動における中間支援組織と言えば、
このサポートセンターが公設公営の組織です。

全国的には公設公営も珍しい?とのことですが、それが故に良いメリットもたくさんあると思いますし、動きが難しい部分もあるんだろうなと思います。

昨夜、名古屋からご参加された方も、「役所は人が変わるから(異動)、その時々で違ったりするけど、みんなで盛り上げて、ときには育てていくぐらいの気持ちで!」とアドバイスいただきました。
そして、今の係長さんが素晴らしいから!と応援してくださいました。

対極にある、民設民営でいえば、NPO研究会、いわゆる『N研』もあります。
NPOや市民活動に携わる皆さんが、集い、学び合う場です。
「支援する」というような大義ではなく、みんなが集まる場であるという意識をもってらっしゃるとのことでした。


また、一般社団法人ソシオファンド北九州という、市民活動に対してお金とヒトを出し、伴走支援する素晴らしい団体があります。
活動者の皆さんと一緒に考え、特に、問いを大切にしているとうかがったことがあります。どうしてこの活動をするのか、どうしてこういったアプローチなのか。
問うていくなかで、自分たちが噛み砕いていくことができるし、活動者自身も改めての気付きや原点回帰にもなるそうです。

このファンドとしては、アドバイスやプロデュースするというような印象が強いかもしれませんが、ご本人たちからするとそうした意識はないとのことで、とても印象的でした。

というのも、このファンドに携わる皆さんが、社会づくりへの貢献をしたい中で、活動者に共感し、一緒に取組んでいくという性質のようです。
つまり、ツールやアプローチに対して共感し、ヒトやカネを添えていくということですね。想いを寄せながら活動されている。とても素晴らしいです。

『寄付』の考え方の根本かと思いました。
これは近々また書いてみたいと思いました。


こんなような色んなお声を聞きながら、
2つのことを頭の整理として資料化してみました。
ぼくが勝手にパパッとつくっただけなので、文献とかちゃんと勉強したり、もっと現状を知った上で書けよというご指摘もあるかもしれませんが、ご容赦ください。

まず左側、中間支援組織の位置づけなのですが、
『支援』という位置づけが上から目線だよねっていう言葉もありました。
『協働』という理念が何より大切という素晴らしいご指摘もありました。

極端に表現するならば、
中間支援組織から見て、活動者が上にいるか下にいるかという構図です。

アドバイスしたり、助成したり、プロデュースしたりは、中間支援組織から見て、いわゆる上から目線的になりやすいのかなと思います。
上下関係を生んでしまったり、一方で効率的効果的に展開が生まれていくこともあろうかと思います。

逆に、
中間支援組織が下支えをして、マネジメントしたり、バックアップしたり、場を設定したり、繋いだり、プラットフォーム的な場づくりをしてあげることも大切かと思います。

先ほど紹介したような『N研』や『さぽのよる会』はプラットフォーム的な役割だと思います。
その土俵・土台・素地の上に、みんなが集まり、情報を交換し、共感し合うことで、刺激を受け、アンテナが立ち、人が繋がり、次へ進む意欲やチカラが増えていくものと思います。

これも立派な中間支援だと感じます。


そうした上で、右側の図です。
(図をもう一度添付しますね。)

「一緒に活動する」「支援する・支援される」という複数の人の関わりの中でもバランスが少しずつ違うのかなと思います。

下の方ほど、ゆるい軽いもので、上の方ほど、狭く堅く、でも動きが確かなものです。
ぼくの日本語力として、ちょっと言葉のチョイスがマズイものもあるかもしれませんが汗

下の方は、「一緒のテーブルにつくだけでも」というところです。先ほどのプラットフォームですね。
繋がり合う、学び合うという、連携や共感の部分はとっても大切だと思います。まず対話・雑談・会話をして、共感するところから協働が始まります。

防災Lab.北九州もこの領域だと考えています。

もう少し進めば、共創・協働、一緒に取組んでいくというところに上がっていきます。
合同・合体などになれば、支え合うというよりは、一体化してやっていくという感じですね。


ぼくなりに、勝手に資料化してしまいまして、
勉強不足・知識不足なところがあるかもしれませんが、ご意見賜りたいですし、こうした内容で議論できるのも嬉しいし楽しいと思います。


知らない世界が繋がったり、

同じような想いをもっている人と繋がって、共感して、仲間が増えていったり、

お互いのモノや能力を活かし合ったりできると
とても素晴らしいと思います。


中間支援組織をつくること自体が目的でなく
こうした魅力や成果をイメージしつつ、
より良い連携や支援ができるように、見つめていきたいと思います。


今日もご覧いただきありがとうございます。
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