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「手放し運転」って分かりますか?

ぼくも子どもの頃、よくやりました。
自転車のハンドルを握らずに、手を放してこぐことですね。

スピードがついてないとできなかったり、
何だかカッコイイっていう憧れがあったのでしょうか?

見せつけるかごとく、カッコつけて、手を放して自転車に乗っていましたよね。

しかしながら、その代償は大きく、
思いっきりズッコケたこともありました(笑)
(アホやな〜(笑))


ここ最近、
何度か記事にも掲載して話題にしておりますが、
ぼくは現在でも、絶賛、家事放棄中でございます!!

子ども達は背中を叩かれながらも、何とかこなしていっております。
何だかんだ言って、ちゃんとやってきているので、とても感心しているところです。

これぞ、『手放し運転』というものなんですが、
これには代償がつきものです・・・。

台所のシンク、だんだんと汚れがついてきています。

お風呂掃除。テキトーにしてるんでしょうね。だんだんと垢が増えてきているように見受けられます。

洗濯用の洗剤。無くなってからどうしようじゃ、どうにもなりません。

乾燥機にかけた服たち。乾ききれてなくて、何だか生乾きのようなイヤな臭いもします。

食洗器。水が噴射する方向や角度を考えないもんだから、食器の材質や形によっては中でひっくり返って洗えてなかったり。

フライパンの底もちゃんと洗わないと油汚れがついてしまっています。



そんなこんなの代償が、後から付いてきます。

でも、そこはグッと堪えて、さりげなくフォローしたり、お互いに時間があるときに教えたり。
手放し運転も楽じゃありません(笑)


『手放し運転の代償』というテーマですが、
実はこの記事で書きたかったことは、真逆なんです。

代償という言葉が適切でないことは承知ですが、あえて、この言葉で続けます。


先日、娘たちの女子チームでキャンプがありました。
女子チームなので泊りがけの引率はママ達に任せて、ぼくはタイミングの良いところで引き揚げました。

みんなでの泊りがけなので、なんだかんだとすることがあります。

そこで、ちゃんとウチの娘たち。
率先して、片付けやらお手伝いやらしていたそうです。
他の保護者さんにも褒められたと鼻高々。

こうした場面では、普段の生活感が出ますよね。
たぶん、何にもしない子は、こういうときもできないんですよね。
親としては、そんなところにびくびくしますが、とても嬉しい状況だったようです。

帰ってきて、その話を聞いて、ぼくは嬉しくて褒めました。
普段から、しっかりやってるから、「当たり前」のように取り組んでいます。
手放し運転の嬉しい代償です。


昨夜も、ぼくは酔っぱらって寝落ちしてしまいました。
朝起きて、こんな日は、台所やらごった返しているのが、我が家の常です。
でも、キレイになっています。
ご飯のジャーだって、予約されて炊けるのを待っています。

素晴らしい・・・!

どれだけ夜遅くなっても長男坊が、食洗器とご飯のセットを、毎日してくれています。
成績悪くたって、生きていくチカラがついていると思います。

顔洗おうと洗面台に向かいます。
隣りの洗濯機の前の壁には、手書きのものが貼られています。

小3の末っ子は、洗濯機のボタンが「洗濯」「乾燥」など難しい漢字なものだから、その配置と押す順番などを書き記してあげてるんだろうと思います。筆跡からしてお姉ちゃんの工夫です。
他にも、洗濯用洗剤、漂白剤、柔軟剤、乾燥のときに入れるもの・・など、何種類かあるから分かりにくい。それも、並べる順番、商品名をきちんと書いて案内しています。

親父が酔っぱらって寝ていたって、子ども達は逞しく育っています。
手放し運転の、とても嬉しい代償です。



実は、この『手放し運転』という言葉は、ぼくは良い意味で好きな言葉です。
最近でこそ、雷を落とすつもりで家事を放棄した結果、上手くいっていると思いますが、なかなか子育てで上手くできた試しはありません(笑)

一方で、NPOの活動では、
『ともに主体的』な関わりである『協働』を信念として活動しています。

指示するだけでは、その通りに動くかもしれませんが、主体性はありません。
丸投げするだけでは、どうして良いのか分かりません。全然違う方向に行ってしまうかもしれません。

ちょうど良い関係性で、主体性を引き出しつつ、ともに歩んでいくことが重要です。


ウチの「認定NPO法人好きっちゃ北九州」には、
『好きっちゃアカデミー』っていう、大学生・高校生たちが活躍する母体を設置しています。

各地の子ども講座などに、アカデミーメンバーが大勢来ていただき、そのまちの子ども達と一緒に、楽しく活動を進めてくださっています。

特に人気なのは「あそぼうさい」で、ぼくたちが発案し、制作したプログラムを現地に持ち込みます。
マニュアルのようなプログラム集もありますが、やりながら覚えるスタイルです。

初期の頃は、ぼくも手取り足取り教えていましたが、
今ではまさに『手放し運転』の状態です。

先輩が後輩に教え、
経験者が初参加者に教えています。

自分たちでオリジナルのプログラムを考案してきたりもします。

会場で、講座がスタートすると、ぼくは特にすることもなく、皆さんを見守っています。
そんな手放し運転の状態に、主催者さんからも「好きっちゃさんの学生さん達、スゴイですね!」と言われます。「どんな風にご指導されたんですか?」ともよく問われます。

いえいえ、ぼくなんて、ご指導なんてしてませんよ。
「ただ、手放し運転しているだけです」と答えます。


もちろん、大変なことも多々あります。

でも、任せてみて、頼って、信じて、成長を願って、達成できたことをともに喜んで。

「手放し運転」とは言え、ただ放置するのではないことは言うまでもありませんし、冒頭に記載したように、何かの拍子にズッコケる可能性だってあります。

でも、
手放し運転の、嬉しい嬉しい、大きな大きな代償を、ぼくはもらっていると思います。



今日もご覧いただきありがとうございます。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。

冒頭のイラストは、ひろの|noteさんの作品を使用させていただいています。いつも、ありがとうございます。


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