たった１点の明暗

昨日も一日、娘たちのバスケの試合に帯同。
朝から夕方までの一日仕事です。

ぼくは一応、審判の務めがありますが、プレーする子ども達だけでなく、保護者たちも大変です！（笑）

昨日までのこの３連休は、『新人戦』の公式戦の大会でした。
現５年生が最上級生となった新チームどうしで戦います。

ウチのリーグは、１部リーグと２部リーグに分かれていて、最初のこの公式戦の結果しだいで、１部と２部に組み分けられ、年間を通じた戦いが始まります。

なので、とっても大事な試合。
先週の土曜にあった第１次ブロックでは、無念の、２戦２敗・・・。

娘たちも、思うようにプレーができずに悔し涙を流していました。

一日かけて帯同する保護者たちも悔しい。
プレーに一喜一憂、大きな声をコートに向けて応援します。

そして、昨日。
負けチームどうしで戦う第２次リーグです。

この日の初戦（全部では３試合目）の相手は、ホントに負けて来たんか？というほど、とても凄いチームでした。聞くところによると、第１次リーグでは、同点とか１点差で負けて、落ちてきたそうです。
チームとしても個々としても、動きのレベルの高さに、終始圧倒され、ボロ負け・・・。

最後、４試合目、３敗どうしのチームでの対決です。
その前に行われていた他チームとの対戦を見ていても、実力差はありません。同じぐらいのレベルの戦いになるのかなと予想していました。

試合が始まると、取って取られての一進一退！
放ったシュートが、リングからこぼれ落ちる様に、歓声が上がったり、悲鳴が上がったり。
また、見守るように放たれたボールが、リングに吸い込まれていき、一喜一憂。

冷や汗を握る展開に、親たちはヒヤヒヤ・・・（笑）

この連休、ずっと見守ってきました。
４つあって、最後ぐらいは勝ってほしい。
そんな願いを込めます。

下手なりに、ボールに食らいつきます。
バスケか？と思うような膝をつき、滑り込んででも、ボールを放しません。

ウチの娘は、ぶつかったんでしょうか？顔に手の指の形がくっきりとミミズ腫れになっていました。
まさに身を挺した戦い。

白熱の試合はもつれにもつれ、１ゴール、２ゴール差の展開で、いよいよラストまで。

残りあと５秒。
ウチが１点勝っています。

副キャプテンの子がボールを握ります。
ここで奪われては自陣のゴール近く。絶対放しません。

抱きかかえるように、絶対に渡さないという執念をみました。

試合終了のブザーが響き、厳しい戦いのなか、ウチのチームが勝つことができました。

言わば最下位決定戦のような対戦でした。
この連休での、初めての公式戦。
４つあって、３つも負けました。
でも、最後の１つ。
たった１点差で、何とか勝ちました。

子ども達の顔は晴れ晴れとしていました。
３連敗で、自信を失い、うなだれている様子とは、まるっきり違いました。

相手のチームも、立派な戦いでした。
けして、弱いチームではありませんでした。

相手チームは、みんな泣いていました。
たった１点の違いで、こんなにも明暗が分かれます。
きっと、すごく悔しい想いだろうと思います。
あと、ほんのちょっとで勝利を掴めたはずでした。

バスケットは、どんどん点の入るスポーツです。
練習中にも何気なく打ったシュートが入ったり、外れたり。

でも、たった１本の、ボールがリングを通過した数で、こんなにも明暗が分かれます。
今回は、ウチのチームがたったひとつだけ多かっただけです。
でも、そのひとつの違いは、こんなにも違います。

負けて学ぶことももちろん多いのですが、
こうして、勝って学ぶことはもっともっと多いです。

１点差でも10点差でも、やっぱり勝った方が楽しい。嬉しい。

そんなちょっとの差でも、大きな成功体験を手にしたように思います。
最後に勝って終われたことは、今後のモチベーションにもなったと思います。

自分自身が成長するように。
チームが成長していけるように。

娘たちにも、励んでもらいたいと思います。

保護者たちも、保護者達どうしで、鼓舞し合って頑張っていきましょう！ってLINEが飛び交っていました。

とても大きな勝利を手にしました。

今日もご覧いただきありがとうございます。

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マジ、コレ。
撃退したいです。