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地震・災害、地形・遠距離避難・・・

今度は台湾でとんでもない地震が起こりましたね。

法規制や文化が違うとは言え、被害の甚大さが、段々と伝わってきます。

隣国での直下型の地震で沖縄にも津波警報・注意報が発令されました。

こうして引いた地図で見てみると、すぐそこということと、
日本列島と一続きの地形だということも分かります。

能登での地震もそうでしたが、
海と陸の境。

陸を形成するには何らかの因果があるのだろうと思います。

地震を引き起こしてしまう、地盤プレートの移動・変動により、隆起したり沈下したり。

そこに海岸があるということは、陸側(山側)が上がっていっているか、
海側が下がっているか。
だいたいどちからの理由があるのだろうと思います。


日本列島の形や、島々の並び方は、プレートの動きとマッチしています。

日本海側やアジア大陸と引き離されている様相をしています。

つまり、海に面したところは、その地形を形成している因果である、地震に備えなければならないということですね。


もう、間もなく、と言われている、
『南海トラフ地震』や『首都直下地震』。

地形を見れば明らかなとおり、太平洋側は海側からプレートが沈み込んできて、いつ大地震を引き起こすかわかりません。


東日本大震災、熊本地震、
そして能登や台湾の地震の報道を見ていても、
現地は大変・・・。
ガレキの山を片付けていくのには膨大な時間が必要です。

ライフラインの寸断、物流のストップ。
生き抜いていくだけでも必死だろうと思います。

能登の地震では、2次避難や1.5次避難という言葉も出てきました。

普通に生活することすら困難なそのまちに留まり続けていても、なかなか復旧していけないということもあろうかと思います。

もちろん、地元、現地で復旧・復興を遂げていくために頑張っていかないといけない。
そのまちを離れることなんてできない。
このまちで生きていきたい。

そういう想いを皆さん抱えていることを感じます。
それ自体へ否定しませんし、むしろ応援したいと思っています。


しかしながら、現実問題、なかなか難しいです。
『災害に備える』と言っても、そのまちのなかで完結できない課題がたくさんあるように感じます。


いっそ、いったん遠距離避難、遠方避難。
これを検討しておくのも良いかもしれません。

戦時中の「疎開」にも似ているかもしれません。
単純に、物理的に、その場にいたら危ない、生きていけないから、被害の少なそうな遠くに移動するという避難行動です。


国の防災基本計画にも、たしか、記されていたと思いますが、
遠方の市町村どうしで、相互に協力し合える関係をつくっておきましょうというものです。

例えば、北九州市では岩手県の釜石市と「鉄の絆」があり、相互応援協定があります。

遠方の地域との助け合いがあるということは、地震や台風や甚大な災害が起きたときに、影響の少ない地域からの支援があるということです。


自分のまちや自分の家が大変なとき、
親戚や仲の良い友達の家に身を寄せるような感じ。
そんな感覚で避難できると良いなと思います。

それが同じ町内のようであれば、災害からの避難にはなりませんよね。

少し遠方に、そうした場所があると良いなと思います。


前述したような太平洋側の海側。
いつ、海溝型の大地震があるかわかりません。
北九州市のように日本海側のまちへ居場所があると良いかもしれません。

特に南側に向いた海、山。
台風による高潮や、南から流れ込む、湿気の多い雲や風が当たり豪雨になるかもしれません。

北九州市のように、北側に向いたまちが台風や大雨に強いので、そうした場所へ第二の居場所があると良いかもしれません。


最近では、前線に流れ込む『線状降水帯』による豪雨が心配です。
基本的には西風。
西からの風を受け止めてしまうような地形のまちは心配です。
西側のからの流れを受け止められるようなまちでの居場所があると良いかもしれません。
(北九州市は奇跡的な地形で、島や陸地で上手にガードされています。ただ、北西から南東に向かって吹くような気流になると心配です)


そう考えていくと、日本海側は選択肢にあがってくるようにも思いますが、寒さや大雪も心配です。
暖かく、雪が少ないまちで過ごしたいものです。
北九州市の位置は、朝鮮半島が大雪をブロックしてくれています。


海側が心配な災害ばかりを先に列挙しましたが、富士山はじめ、大きな山は火山もあり得ます。
また、山を形成している『断層』も心配です。つまり、直下型地震です。
日本全国どこに行っても心配な災害ではあります。


北九州は、地形に恵まれ、大災害が想定しにくい街ですが、
『災害が無い』というわけではありません。

安易に「災害が無い街」「災害の少ない街」と言っている人もいますが、そうじゃないです。
全国どこに行っても災害は起こり得るんだろうと思います。
せめて、『比較的』とかを付けるべきかもしれませんね。


もし、北九州で何かしらの大災害があったら、全国どこかのまちへ遠距離避難したいです。どこのまちが良いかなぁ。

知り合いや頼るところ、土地勘が無いと選べませんよね。
「初めまして」では避難なんてできません。

大学のときに居たまちにしようか。
友達が全国に散らばっているのでそこを訪ねようか。
遊びに行ったことのあるまちにしようか。
色々と妄想が膨らみます。


この記事をご覧の皆さん。
もし、ご自身のまちで災害などあったら、北九州へ遠方避難されてきてください。
そのためにも、平時のうちに、こちらへ遊びに来られてください。

とっても良いまちです。
都市でありながら、自然と共存するまちです。
海も山も川もすぐ目の前にあって、都市高速道路やJRやバスやモノレールで移動できます。
各都市には飛行機や新幹線で一瞬で移動できます。

季節の移り変わりでたくさんの色鮮やかな自然を目にします。
九州の東・南・西へ進んでいく出発点であり、本州との繋ぎ場所。アジアへも近いことから、歴史的に様々な文化が混じるまちです。
当たり前のように美味しいものがたくさんあります。
方言も東西南北のものを混ぜたような可愛い言葉っちゃね。


『災害"にも"強いまち』をつくっていくには、
災害なんて無いよって安易に過ごすのではなく、
全国的には比較的想定も少なくって被災経験が少ないかもしれませんが、それでも、地域のみんなで万が一のために取組んでいく。
真の意味で『災害"にも"強いまち』を各地でつくっていこうとしています。

地を這うような取組みですが、
そんなローカルな各地へ行き、そんな地域づくりへの支援をさせていただいています。

遠方の人が、自分たちのまちに来てくれるっていうとき、温かく迎えいれてあげるコミュニティが大切だと思います。
人が繋がり、支え合い、包容力のあるまちづくり。
ローカルな単位で、各地でそんなまちづくりも励まれている地域が多いです。


各地の災害での報道に、胸を痛めながら見つめています。

自分たちのまちでこんなことが起きたらどうしよう。という想定をしつつも、
北九州へ避難しておいでって切に思います。

それと表裏一体に、ぼくも、万が一のときに、どのまちを頼ろうかな。そんなことを考えながら日本地図を眺めています。



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