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おそらく、言葉としての印象が思ってらっしゃるのと違う話だろうと思います。
『無敵』になりたい。
そう思います。

『無敵』とは、どんなイメージでしょうか?

向かうところ敵なし。
自分の力に相ふさわしい敵がいない状態。
強すぎる!
無双状態!

頂上に君臨する、絶対的な存在・・・

というような、力を誇示するような印象ですよね。

『強くなって、強くなって、敵無し!』
ということなんでしょうが、ぼくの今日の話題は少し違います。

ちょっとだけお付き合いください。

冒頭の可愛らしいイラストは、manami*|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。


これは、ぼくも教わった話なのですが、
こんな『無敵』の状態になれたら良いなぁとつくづく思います。

『無敵』=『敵がいない』ということです。

『敵がいない』という言葉だけで捉えるとどうでしょう?

みんなが仲間内。とても平和、平穏な状態ですよね。
この状態を目指したいです。


競争型社会の中で、敵が生まれます。
『ライバル』という名の良い関係だと良いのですが、たいがいが敵対視してしまいます。

会社や組織の中での、ポスト争いや派閥争い、また評価を勝ち得ていく。
そんな争いのなかで、自ずと敵が生まれてきます。

そんな感情っていうのは誰にでも生じるものだろうと思います。
ぼくもそうですが、特に男っていうのは、本能的なんでしょうか?相手との優劣をつけようとしてしまいます。相手より一歩でも上へ行こうとします。
(ジェンダーとして決めつけていることではないです。一応、注意書き)

そんなライバル視が、敵へと変化していくのです。

『敵』になると、
悪口、陰口、キライ、ねたみ、ひがみ、そねみ、気に入らない、鼻につく、苦手意識、、、
そんな関係性になってしまいます。

こちらがそう思ってることは、向こうにも伝わって、向こうからもそう思われていますよね。



では、もとに戻って、
お互いが目指しているところはどうなんでしょう?
全然違うところなら敵になるのは仕方ないとは思いますが。

もし、同じ会社や組織の中でのことなら、
同じ方向を向いてるんだったら、敵対視することは勿体ないですよね。

良き仲間、切磋琢磨できる関係性をつくれると良いですね。

「一緒に頑張ろうぜ」って先に肩組もうとした方が『勝ち』です。
そんな心の広さを持った人の方が強い。

これこそが『無敵』の状態です。


なかなか、これほどまでの懐の深いと言いますか、
器の大きいと言いますか、
心の広さを持った境地まで辿り着けませんが、
この話を学んでから、目指そうとはしています。


ぼく自身も1,000人ほどの規模の会社のなかで働いていまして、権力争いというほど大袈裟なものではないですが、他人よりもより評価してもらおうと「敵」がいっぱいいました。ぼく自身もとても多くの人から睨まれていたように思います。
いまでは、そんな気持ちはすっかり消えて、無敵の状態に近づこうとしています。みんなで素晴らしい組織をつくっていきたいって気持ちです。

NPOの活動においても、自分の団体のアピール!とにかく自分のところにニーズが集まるように、他をライバル視して、蹴落とそうとしてでも少しでもウチが上に上がるように、頑張ってきたようにも思います。
いまでは、そんな気持ちはすっかり消えて、みんな同じような素晴らしい社会を目指す一員として肩をくんでいこうとしています。最近は、そんな動きが随分増えてきました。嬉しいことです。


敵がいることで、結束力を高めるということもあります。
(どこかの国の常とう手段ですよね汗)

敵がいるのは良いことかもしれません。
敵がいるから自分が強くなれます。
敵がいるから鏡映しに自分を知ることもできます。

でも、同じ方向を向いているのであれば、
良き仲間となれたなら、
『無敵』の状態になれたなら
より強い自分に、より良い組織に、なれるような気がします。


今日もご覧いただきありがとうございます。


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