iriephoto/入江英樹の写真

18歳ロンドン大学入学。留学中に写真を始める。写真家&社会福祉士。出張家族写真(七五三…

iriephoto/入江英樹の写真

18歳ロンドン大学入学。留学中に写真を始める。写真家&社会福祉士。出張家族写真(七五三、結婚式など)を受け付け中。 入江家の本「ひまのつめあわせ」絶賛発売中です。   HP: https://iriephoto.wixsite.com/iriephoto

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「変わる事のない未来の撮影の約束」

5月14日ー24日に東京造形大学内のCSギャラリーにて園田翔悟を追悼する展示が行われた。 生前本人と関わりのあった30人の学生と作家さんがそれぞれの彼に対しての思いを自分の作品で表現した展示。追悼の展示なのにとても居心地の良い空間だった。 皆の愛が集まる場所。しょうごくんの魅力が成し得たものだと感じた。 入江家の長女としょうごくんは、同じ助産院で同時期に生まれた。 その頃からの付き合いで家族写真を何度か撮らせていただいてきた。毎回、驚かされる以来だった。 1度目は、しょうごく

    • 「古道具坂田」久しぶりの再訪

      先日、目白の懐かしい場所を久しぶりに夫婦で訪れた。 坂田和實さんが営んでいた古道具坂田。 昨年亡くなられた店主が、1973年より営んでいた古道具屋さん。 今は、営業していないが、店の雰囲気はそのままの空間として残っている。 ※写真は、28年前のものです。 僕は、縁があって10代の頃から何度も通わせていただいた。 家族が増える度に、個展や奥さんの本が出た理、何かある度に知らせに行って、 「これは売れるよ」と目利きに太鼓判を押してもらったりと 半分身内のような感じで通わせても

      • 2023年秋家族写真イベント開催 

        家族写真 in 入江家 町田市の入江家のリビングや近くの森で撮影します。 スケジュール 10/7(土)①10時②11時③13時④14時⑤15時 10/15(日)①10時②11時③13時④14時⑤15時 10/21(土)①10時②11時③13時④14時⑤15時 10/22(日)①10時②11時③13時④14時⑤15時 11/3(金・祝)①10時②11時③13時④14時⑤15時 11/12(日)①10時②11時③13時④14時⑤15時 11/18(土)①10時②11時③13時④

        • 養育家庭の事ー40年越しのもんじゃ焼き忘年会

          2022年の暮れに3人兄弟が月島のもんじゃ焼き屋さんに集った。 兄49歳 次男46歳 三男45歳。   僕らは、兄7歳、次男4歳 三男3歳の年に出会った。三男が里子としてウチに来た。6年間同じこども部屋で暮らした。三男は月に一度くらい、月島で駄菓子屋をやっていた祖母の家にお泊りに行く。帰ってくると「もんじゃを食べた」と兄たちに自慢げに話していた。今でこそもんじゃ焼きはメジャーな下町の味として有名になったが、80年代は、まだ食べたことのない味もわからない聞き覚えのない「もんじゃ

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        • iriephotoからのお知らせ
          1本

        記事

          「美術展」ヴァロットン展と佐伯祐三展を観に行った感想。

          三菱一号館美術館のヴァロットン黒と白と東京ステーションギャラリーの自画像としての風景・佐伯祐三の2つの展覧会が近くで開催されていたので同日に観覧。ヴァロットン展は、奥さんが行きたかった展示で、佐伯祐三展は、僕が行きたかった展示。ヴァロットンは、19世紀のパリでの社会運動を写真の様な手法で版画で表現。印象派の作家やロートレックみたいに街の人々のスナップを版画で記録していた。それもすごくセンスの良い線で白黒で表現していた。観る側が楽しめる仕掛けが至る所に散りばめられていて、観覧者

          「美術展」ヴァロットン展と佐伯祐三展を観に行った感想。

          「祈り・藤原新也」美術展

          18歳で、写真集メメントモリを買って読み、衝撃を受けてから30年近く影響を受けてきた尊敬する写真家であり、文筆家。芸大の油絵学科在籍中に、学生運動の中インド放浪の旅に出る。とにかく、構図が素晴らしく奇跡的な風景の瞬間に遭遇して、それを瞬間的に写真に残す技術というか藤原新也さんが引き寄せる力を持った稀な人なのかもしれないとずっと思ってきたが、改めてプリントされた写真の展示を見て、小手先の技術では無い、強い魂を持った人の力を分けてもらった気持ちになりました。祈りというテーマの写真

          「祈り・藤原新也」美術展

          養育家庭の事ー里親の実子も里子も同じ兄弟なんです。

           1月7日の東京新聞の社会面で、「虐待などで実の親と同居できず、里親家庭で暮らす子どもら7人が小倉将信こども政策担当相と内閣府で面会した」という記事を読んだ。「学校の授業で里親制度や里親家庭で育つ子の現状を取り上げて」と訴えた。面会した子どもらは、「里親家庭で育った子どもが特別視されない日本になってほしい」「子どもの声を聞いて」などとつづったカードを小倉氏に手渡した。虐待を受けたりして社会的な養護が必要な子どもは全国に約四万二千人いる。このうち里親家庭で暮らす子どもは2021

          養育家庭の事ー里親の実子も里子も同じ兄弟なんです。

          馬泥棒

          ロンドンに留学して、3日目に馬泥棒と間違われた。 渡英後すぐに片田舎に住む知り合いのイギリス人夫婦の家に10日ばかりステイさせてもらった。 健康好きな旦那さんで、僕にジョギングをやたらと勧めてきた。 僕も運動は嫌いではないけれど、初めて行った異国の村で走ろうという頭はなかった。 でも、毎日しつこく言ってくるので、嫌な予感を抱えつつも、3日目についに走ってしまった。 黒のジャージ上下で。 走りはじめたらすぐに広々とした牧場になり、 風景も代わり映えしないし、そろそろ引き返そ

          小春日和vol. 686 目標は、楽しむこと!

          中1になり、初回の定期テストは、まずまずの結果。 それから、調子が出ず、冬休みから塾にも通いだし 慣れない勉強に苦戦しているように見える夏乃。 年度末試験が1週間前というタイミングで 今回の目標を聞いてみると、「楽しむこと!」と即答。 親の実体験が元に、親は杞憂を巡らすのものだが、 本人が楽しむことを目標にしているならば、 バカボンのパパよろしく「それでいいのだ」と思いました。

          小春日和vol. 686 目標は、楽しむこと!

          成人式に付いて行く

          今年の成人式。緊急事態宣言の4日後。 判断が各自治体に委ねられる中、中止、延期、開催とどの決定も 苦渋の選択の末の決定かと思われます。 そんな中、横浜市の成人式は行われました。 弟さんと長女が助産院が一緒だったことで家族同士の付き合いをしているご家族からの依頼。成人を迎えた本人とは、5歳の時に運動会の写真を撮影して以来の再開。 今回は、成人式へ自宅から横浜アリーナに同行して 往来のスナップショットと友人との記念写真を撮るという仕事。 当日の周辺は、地域ごとに時間を分けて

          成人式に付いて行く

          小春日和vol. 685 朝、忘れもの取りに戻る中1。

          朝は、早く起きても、ギリギリに起きても、バタバタと立ち回り なんとか友達と待ち合わせる時間に合わせて出て行く。 5分後に、友達と待ち合わせて挨拶して、学校の今日のスケジュールやら宿題やら持ち物の話をした時に、忘れ物に気づいたとの事。 勘違いなのか、単なる忘れていただけなのか自室の机に起き忘れた物を取りに戻ってくる。 教科書を忘れていたらしく、忘れた教科書を駆け降りてくる。 かばんは、集合場所で、友達に見てもらっているらしい。 朝は、バタバタと中学校に出掛けて行く。

          小春日和vol. 685 朝、忘れもの取りに戻る中1。

          交渉成立

          少し前のことなので、細かい借りるものは忘れたが 多分、姉の持っている服か筆箱かその辺りの物を借りるために 通学の出掛けで急いでいる姉が冷静な判断が出来ない頃合いを見計らって 声をかけるという常套手段。 この日も嫌な顔をされながらも渋々、承諾されたにも関わらず 妹は、満面の笑みで、小さくガッツポーズ。

          家族写真 in 入江家 10月11月

          10月〜11月に家族写真撮影会を開催します。 結婚記念や誕生日などの記念写真に入江家とその周辺の森などを散策しながら 自然光で撮影します。 コロナ禍という事もありますので、 外での撮影になりますので、天候によっては、延期等連絡いたします。 キャンセル料などはいただきません。 合わせてフクダカヨ家族絵日記も予約受け付けます。 場所は東京都町田市内です。詳細は申し込みメールの返信にてお知らせします。 駐車スペースあります。撮影料1万5千円 枚数は30枚〜50枚程度 時間は

          家族写真 in 入江家 10月11月

          絶賛、試験勉強中

          なつの13歳

          13歳の誕生日おめでとう。 次女夏乃がコロナ渦の中、中学生になり 近所の下は2歳から小学生までをまとめて 公園でトカゲを取ったりしていた。 最初は、トカゲを触れなかった小さい子も 自分で捕まえられる様になるまで面倒をみる。 片田舎で密にもならない公園の子供達は毎日、時間だけは無限にあった。 誕生日の今日から部活も始まり、昼間には、幼稚園から帰った男の子が 「なっちゃんまだ帰ってませんか」と訪ねてくるほどの人望。 先週、早い夏休みの最終日の夜。翌日が初めての期末テスト最終

          「犬の目」

          「犬の目」カメラをもって街を歩くとき、ぼくの目は犬の目となる。実際に体験したことはいないけれど、よく犬は画像を白黒でしか捉えることが出来ないと。ぼく自身、普段は色は見えているし、カメラを持っていたって色は見えているはずだけど、情報として色は記憶に残らないことが多い。カメラを持って歩いていると、自分が行く当てもなく彷徨っている犬のような気持ちになる。 「カラー写真と白黒写真」ぼくは、あまり、色のバランス感覚に優れている方ではなく、写真を初めて間もない頃、カラーフィルムがカメラ