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#129 人権の概念を学校教育はもっと深く考えるべき

今では当たり前のように考えられている「人権」が生まれたのは20世紀後半です。

第二次大戦を経た人類は、過去の歴史を鑑み、

人間一人ひとりの「存在」を大切にする概念

を生み出しました。

世界人権宣言の第一条にも

すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。

と記されています。

一方

その概念がまだ生まれてまもないからこそ

社会の様々な場面で、「真の人権」を保障することは未だ道半ばなのかもしれません。

「学校」という教育現場においても

様々なルールや制約が存在し、集団が個人よりも重要視される事実が未だに強く残っています。

不登校の増加という客観的事実があるのもまた、自分の存在が「学校」という社会に認められない感覚が起因していると言えるでしょう。

学校という社会が設定するルールが児童・生徒の様々な「自由」を制限しているように思います。

法務省は

人権尊重の理念に関する国民相互の理解を深めるための教育及び啓発に関する施策の総合的な推進に関する基本的事項について(答申)

の中で

21世紀は人権の世紀

と記しています。

彼らが求めているのは、「人権」そのものなのです。


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