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今年読んだ本 10

⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)

皆さんこんばんは
フリックフラックのいっぽです。

いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。

さて今日はね、
2022年に入ってから
僕が読んだ本について
ただただ書いていく記事の
第10弾です。

記事が溜まってきたので
前回までの分を
マガジンにまとめました。

今までに引き続き今回も、
読んだ順番に書いていこうと
思います。


めちゃくちゃ話題になった本とか

そんなもん紹介されんでも
知ってるわ
みたいなやつは

僕みたいなもんが
どうこう書いても
しょうがないんで

タイトルだけ載せて
ある程度省きつつ
進めたいと思います。

あらすじとかは
ネットで検索すれば
すぐに出てくるので

なるべく内容の核心には触れずに
それ以外の部分、

僕が感じたことや
その本のテーマと僕が関わった時の
出来事なんかを中心に
掘り下げていければなと
思います。

それではスタートです。
(一部、敬称略でいきます)




『家庭用安心坑夫』 小砂川チト


はい、1冊目です。

これは今年の上半期の芥川賞候補にも
なっていた小説ですね。

本屋さんでも入り口近くに
大量に置いてあって

僕は表紙のイラストに惹かれて
買って
一気に読んだんですけど

正直ね、僕には
ちょっと難しすぎましたね。

感想書こうにも
どうとも書きづらいというか

こういうのもたまにありますよね。
しょうがないです。

不思議な世界観が好きという方に
オススメですね。




『同志少女よ、敵を撃て』 逢坂冬馬


ハイパー話題作ですね。

やっと読めました。

評価がネット上に溢れているので
内容については
書かないですが

心が抉られるような場面が
沢山ありまして
普通、小説では味わえないような
臨場感とか
鬼気迫る状況が沢山あったので
もちろんオススメです。

これがデビュー作というのは
正直信じられないです。

時代背景など難しい箇所は多々ありますが
ストーリーは非常に魅力的で
入り込みやすいので
普段本を読まない方も
楽しめると思います。




『蜜蜂と遠雷(下)』 恩田陸


はい、
前回の上巻からだいぶ期間空いて
やっと読み切りました。

ピアノコンクールを題材にした
小説ですね。

すごくね、描写が細かいんですよ。

時間経過って物語によって
全然違うと思うんですけど

1時間で起こった出来事を
数行ですませる作品もあれば
数ページにわたって描く作品も
あるじゃないですか。

これは完全に後者ですね。

僕は音楽に深く携わった事がないので
細かい話とかは
わからないんですが

わかってなくても面白いんですよ。

僕ね、去年『ヒカルの碁』を
読みまして

めっちゃハマって一瞬で
読んでしまったんですけど

読み終わった後も
囲碁のルールは
そこまでわからなかったんですね。

でもやっぱり面白かったんですよ。

だから、『ヒカルの碁』が好きな人は
絶対これも好きだと思いますね。




『リバー』 奥田英朗


今回はね、これについて
書きたかったんですよ。

奥田英朗さんは
僕が最も好きな作家さんの1人でして

今回も珍しく
発売前から予約して購入しました。

奥田英朗作品って
すごく乱暴な言い方をすると
ホンマにアホみたいな
ギャグ多めの作品と
すごく重たくて鬼気迫るような作品の
2種類に分別されると
個人的に思ってるんですけど

この作品は完全に後者ですね。

とにかく重厚で
ホンマに同じ人が書いてるんか?
って疑わしいほどというか

奥田英朗さんが
ホンマに書きたいのはどっちなん?
って毎回思うんですよ。

今年読んだ奥田英朗作品の中では
『沈黙の町で』とかもそうですね。

この本に関しては
マジでオススメしたいので
ちょっと内容にも触れますね。

まずね、
これは奥田英朗作品の真骨頂だと
思うんですけど

登場人物にね
現代日本では絶対に言うたらあかん
ようなセリフを言わせるんですね。

マジで平成でもアウトやし
昭和でも
もしかしたらアウトかもみたいな

でもそれを本として出版してる時点で

まだそういう内容を言っていい自由が
あることに安心させられるというか

よう言うてくれた!
ってなるんですよ。

あと物語の内容で言うと
数人の視点から
ストーリーが展開されるんですけど

そのやり方が天才的なんですね。

1つ展開があって

その後すぐに
一番知りたい場面が出てくるように
誘導されるんですよ。

そうやねん!
こいつの視点が知りたかってん!
って
本読みながら思わず
口に出してしまいそうになるんですよ。

でね、
これはもう書いてしまいますけど

物語の中で

文章ちょっと崩して書きますけど

世の中はすごく上手くできていて
変人でも結婚できるように
なっている

みたいな文章があるんですね。

これって
僕読んでる間にも
ヤバっ!
って思いましたし

今考えても色んな角度から
批判が来そうな文章なんですけど
なんか納得できてまうというか

そういうのを期待してしまってる
自分がいるんですね。

僕はこの作品を
Kindleで読んだんですけど

Kindleって
今どのくらいまで読み進めているか
パーセンテージで
表してくれるんですね。

めっちゃ物語が進んでいる感じなのに
まだ50%もいってないんですよ。

でね、
とにかく田舎の人間関係の描写が
リアルすぎると言うか

実際にその都道府県の地方行って
確かめたくなるくらい

取材では感じ取れないような
空気感が再現されてるんですよ。

そういう様々なことを
考えながら読み進めて
50%
つまり半分まで来た時点で

もはや展開が楽しみとかでは無くて
僕の中では80%とか
90%まで読み進めてるイメージなんですよ。

でも事実まだ50%で

ここからね
どうにかして読みたいような
展開を持ってくるんですよ。

ここで読むのをやめれる人間いないですね。

ここでやめれるなら
人間じゃないと思います。

まあ、全体を通してね
人が道を踏み外す瞬間

これを、描くのが一番うまい作家さんだと
思います。

完璧ですね。

わからないですけど

警察からも新聞社からも
クレームこんようなこと書き方で
書いてますし

ミステリーでは無いのに
その要素だけは残ってるみたいな


もうこれは書き切れないですね

実際読んでみてください

後悔は無いと思います。




はい、今日はここまでです。

またね、
読んだ本が溜まってきたら
書こうと思います。

ではまた明日




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