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2023年に読んだ本 17

⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)

皆さんこんばんは
フリックフラックいっぽです。

いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。

さて今日はね、
2023年に入ってから
僕が読んだ本について
ただただ書く記事の
第17弾です。

記事数が多くなってきたので
今までの記事をマガジンに
まとめました。

去年と同じように今年も、
読んだ順番に書いていこうと
思います。

めちゃくちゃ話題になった本とか

そんなもん紹介されんでも
知ってるわ
みたいなやつは

僕みたいなもんが
どうこう書いても
しょうがないんで

タイトルだけ載せて
ある程度省きつつ
進めたいと思います。

あらすじとかは
ネットで検索すれば
すぐに出てくるので

なるべく内容の核心には触れずに
それ以外の部分、

僕が感じたことや
その本のテーマと深く関わった時の
出来事なんかを中心に
掘り下げていければなと
思います。

それではスタートです。
(一部、敬称略でいきます)







『ペンギン・ハイウェイ』 森見登美彦


1冊目です。

これは10年以上前に刊行された
小説ですね。

アニメ映画化されたり
漫画化されたりしているので
知っている方も
沢山いるのでは無いでしょうか。

僕が森見登美彦さんの
作品を読んだのは
おそらく2作目か3作目ですね。

刊行されてから
結構な時間が経っているので
今のタイミングで読むのって
ちょっと変なんですけども

同じ事務所の先輩である
ジグロポッカの山本さんが
好きな本だと聞きまして
気になって読んでみました。

主人公がね
すごく頭の良い
小学生の男の子なんですね。

その男の子が住む街に
ある日、ペンギンの群れが
出現するわけですよ。

その原因や理由を
同級生たちと
解明していく事で
物語が進んでいくんですね。

物語全体を一言で表すと
大人向けの児童小説
といった感じでしょうか


想像力を働かせるのに
かなりカロリーが
必要なんですよね。

書いている内容は
易しくて読みやすいんですけど

それを頭の中で
画にするのが
結構難しかったです。

僕はSFをほとんど
読まないので
読み慣れている人だと
かなり楽しめると思います。




『黄色い家』 川上未映子


2冊目です。
これは今年のはじめに
刊行された小説ですね。

今年ずっと
本屋さんの目立つ位置に
大量に置かれていて

表紙も非常に目立つ
鮮やかな黄色なので
ずっと気になってはいたのですけども

かなり分厚くて
600ページ以上あるので
なんとなく避けてしまっていたのですね。

でも最近
SNS見てまして

全ページ面白い
との口コミがあったので

そこまで言われたら
読むやろと
すぐに購入してしまいました。

いやぁ、一瞬で読みましたね。

「お金」が1つの大きなテーマに
なっていて
色んな種類のお金が
登場するんですけども

今の状況から考えて
想像もつかないような
展開がどんどん出てくるんですね。

リアルなのかどうかの
判断がつかない部分も
多々あるんですけども

全体を通して
心理描写が的確かつ
非常に緻密なので
違和感無く
ストーリーに没入できるんですよね。

終盤
登場人物たちが
お互いに思っていた事を
ぶつけ合うシーンがあるんですけども

涙が出てしまうような感動以外でも
人の心ってここまで
動かせてしまうんだな
って

圧巻の描写が沢山ありましたね。

今年はね、
この本に出会えただけでも
沢山読書しておいて
良かったなぁ
って思いますね。

長いですけど
その分読み応えも十分にあるので
是非読んでみてください。




『禍』 小田雅久仁


3冊目です。

これは3ヶ月ほど前に
刊行された小説ですね。

先程の作品と同じように
家の近くの書店で
沢山陳列されていて

先程の作品とは対照的に
禍々しい表紙が
異彩を放っていました。

すごく簡潔に
説明してしまうと

気持ち悪いお話が
7つ入った短編集ですね。

この書き方だと非常に
乱暴なので
もう少し詳しく書いていきたいと
思います。

基本的にね、
全ての短編が
人間が根底に持っているもの、
肉体や欲求、感情
などをもとにして
描かれているんですけど

著者の方の想像力が
豊かすぎるというか

生々しさを超えた概念で
迫ってきて
それを全て受け入れるだけの
キャパシティが
こちらに無いんですよね。

だから、全編
導入はどうにか受け入れられるんですけど

後半に差し掛かってくると

おいおい
この物語は僕をどこまで
連れて行ってくれるんだ
という気持ちでは無く

ちょっと待って
ここどこ?
どこ連れて来てんの?
っていう気持ちになって

それが奇妙な快感に
なっているんですよね。


僕は個人的には
7つの物語のうち
1つ目から6つ目までは
割と共通した雰囲気を
まとっていて

7つ目だけ少し違うなと思いました。

明らかに
違う意図
違う意識を持って
描かれたものだと

これは感覚的な問題なんですけど
思いましたね。




はい、今日はここまでです。

何とか今年中に
今年の話題作くらいは
全部さらえそうですね。

ここまで読んでくださった皆様
ありがとうございました。

ではまた明日

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