おとなの寺子屋の魅力をFAQ形式で語ります【おとなの寺子屋・参加者の声 Vol.16】
おとなの寺子屋〜文章教室〜は、作家・心理カウンセラーの五百田 達成による、物書きコミュニティです。
・文章を書くのが好きな人
・カルチャーについて話す仲間が欲しい人
・文章が上手くなりたい人
・趣味でエッセイを書きたい人
ぜひ一緒に集まって学びましょう!
1 仲間とわいわい楽しく書ける!
2 プロの添削アドバイスをもらえる!!
3 自分らしい文章が書けるようになる!!!
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こんにちは、いおたです!
今日から3月です。
1月、2月はあっという間に終わりました。このペースでいけば、今年もそろそろ終わりです。みなさんはどんな1年でしたか?
さて、今回のnoteは、おとなの寺子屋のご紹介です。
メンバーのひとりである松永さんが、「おとなの寺子屋ってこういうところだよ」という、紹介文を書いてくれました!
松永さんは、静岡にお住まいで普段はオンライン参加ですが、イベントのときなどは東京までフットワーク軽くいらしてくれています。
寺子屋以外にも、別の読書会に参加したり、古典文学を読破したり、かと思えば「葬送のフリーレン」のファンだったり、と、いつもアクティブに貪欲に「楽しいこと・もの」を取り込もうとされる姿勢は、とてもクールです。
※おとなの寺子屋、次回のお試しワークショップは
3月10日(土)19時〜 開催。初回参加無料。
お申し込みは各種HPやSNSからどうぞ!
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はじめに
みなさん、こんにちは。松永です。
「おとなの寺子屋~文章教室~」に入会して7カ月になります。
・おとなの寺子屋ってどんなところ?
・毎回何をしているの?
・宿題は大変?
・寺子屋で学ぶと本当に文章が上手になるの?
今回は、このような疑問をお持ちの方に向けて、私自身の体験を共有しながら、寺子屋の魅力をお伝えしていきたいと思います。よろしくお願いします。
おとなの寺子屋ってどんなところ?
一言で言うと「とても楽しいところ」です。
「言葉」に興味のある人たちが集まって、「書き言葉」に関わる活動をしています。
文章を書くのが好きな人、得意な人、仕事で必要な人、まだ書いたことはないけれど挑戦してみたい人、誰でも参加できます。
先輩たちはみな礼儀正しい人たちです。が、自分の意見を率直に話してくれる人たちでもあります。
大人になると、なかなか思ったことを正直に言えない場面もあるものですが、この寺子屋には「思ったことを自由に話せるアットホームな空気がある」といつも感じています。
そして先生はとてもフレンドリーな方です。毎回私たち参加者と同じ立場で、ゲームにも作文にもトライしています。
ゲームをするときはとても楽しそう(笑)。その一方で作文の時間には、真剣な顔でパソコンに文章を打ち込んでいます。ベストセラー作家なのに、ちっとも威張っていません。
寺子屋のアットホームで楽しい雰囲気は、この先生のキャラクターに負っているのだと思います。
毎回何をしているの?
その月によって、やることが違います。
2024年は4種類の活動をします。エッセイ、句会、哲学対話、読書会です。
私の知っている範囲でそれぞれを解説しますね。
エッセイ
エッセイの月のレッスンでは、始めに「今月のテーマ」が明示されます。テーマの内容はさまざまで、文章表現のコツだったり、過去形・現在形・進行形の使い分け、文体の書き分け、あるいは切り口・視点・視座の違いについての解説だったりすることもあります。
ひと通り当月のレクチャーを受けると、そのあとはZoomのチャット機能を利用しての実践練習です。
例えば昨年のある日のレクチャーは「変化」をテーマにしたものでした。
実践課題のひとつに「『初めはAだった。しかしBの体験をしたら、Cになった』という文章を10分程度で書きなさい」というものがありました。
私は「子どものころから無類の甘いもの好きだった。大人になってからある事情で2年間ほど、わが家にお菓子がどっさりあった時期があった。毎日大喜びでお菓子を主食にしていたが、ある日ふと『まるで夢のようだ。お菓子の家に住んでいるみたい』と思った。とたんに、つきものが落ちたように甘いものに食指が動かなくなった」というような内容のことを書きました。
さて、この課題を書いたあとで教わったことは、「人は『変化』に興味をそそられる」ということでした。私の作文を例にとると、「無類の甘いもの好き」から「ある日突然、甘いものに関心がなくなった」という変化です。
エッセイを書くときには「変化」というものを漫然と書くのではなく、意識的に「変化」に焦点を当てた書き方をすること。それが「読者の興味を引きつけるための、ひとつの有効なテクニックになる」ということを、このレッスンで学びました。
このようにエッセイの月には、毎回、文章上達のためのノウハウが伝授されます。
(そのあと宿題で定着、の流れですが、宿題については後述します)
レッスン中に参加者がチャットに書いた作文は、お互いに読むことができます。先生は一人一人に講評やアドバイスをしていきます。自分の作文だけでなく、他の人の作文についての講評も勉強になります。また先生自身も同じ課題で書くので、私たちはその場で模範作文を読むことができます。
もし何か疑問に思ったら、その場ですぐに先生に質問することもできます。それがワークショップの良いところですね。先ほども言いましたが、この寺子屋の先生はフレンドリーな方なので、何でもその場で質問して答えをもらうことができます。
句会
句会の月には、文字どおり句会をします。
ひとり2首ずつ俳句を作り、全部を集めた俳句表から気に入った句を互選し、ワイワイと品評会をします。
感動的な句、美しい句、楽しい句、笑える句、どこかで見たような句、意味不明な句、字余り、字足らず、自由律俳句、何でもありです。
基本的にはお互いに褒め称えるという「寺子屋ルール」のもと、毎回、笑いがいっぱいの句会になっています。
でもその楽しい会に参加するためには、私も俳句を2つひねり出さなくてはなりません。
みなさんは俳句を詠んだことがありますか?私はそれまで一度も俳句に挑戦したことがありませんでした。ですから当初は作句にかなり苦戦しました。
まず初めに寺子屋の先輩から基本的な俳句の作法(作り方)を教えてもらいました。
もちろんそれですぐに俳句が詠めるようにはなりませんから、次に「子どものための俳句教室」というネット記事を読みました。ここでいくつか俳句作りのための戦略を学びました。が、残念ながら自身の句は一句も作れませんでした。
そこで「歳時記」(すべての季語が載っている分厚い本)を最初から最後まで読んでみました。何か今の私にピンとくる季語があるかもしれないと思ったからです。頑張りました。でも結果は…。一句もできませんでした。
あげく「名作と呼ばれる俳句30選」とかを調べて、原形をとどめないところまで改ざんして自作の句にしてみようと試みましたが、この方法も時間ばかりかかって結局はうまくいきませんでした。
ここまでやってみて、私は、もう自分流の俳句作成法を編み出すしかない、と心を決めました。
自然を織り込んで四季の心を歌うような、正統的な美しい俳句を詠むことは私には無理なのです。だから自由に、好きなように、17文字前後の文字を組み合わせて、言いたいことをストレートに表現する。それしかないのです。自分流。それでいいのです。
とまあ、こんな風に開き直ってみたら、一転して、俳句作りが楽しくなりました。
俳句には、当然その人らしさが表れると思いますが、同時に、どのような句に心惹かれるのかも、その人らしさの表れと言えます。寺子屋のメンバーが、ほかの人の俳句を品評するのを聞いていると、各人に対して意外な発見があったりします。
このように寺子屋の句会は、作句も品評会も、毎回楽しいのです。
日本で生まれた、世界で最も短い定型詩と言われる俳句。
最近では世界的にも人気の広がりを見せているhaiku。
美しい日本の伝統文化、俳句に触れる機会を、この寺子屋が思いがけず提供してくました。
読書会
読書会の月には、先生が選書した課題図書を読んで感想を言い合います。
前回は、柚木麻子の『名作なんかこわくない』が課題図書でした。
この本は、作者が古今の名作と呼ばれる57編の物語について語っていくエッセイ集です。
私の感想は「文章が流れるようで読みやすい。でも内容はいまいちピンとこなかった。タイトルがかわいくて好き」でした。
先生の感想は「各エッセイの冒頭に『作者自身の体験を含む導入部分』があり、次にその導入と絡めて名作の内容が語られ、そこで『作者の見解』が述べられる。それがいくつか続き、最後にまた導入に戻り『落ち』をつける、という構成。上手いなあ」というものでした。
なんというか、視点が違いすぎますね。
私の感想は、本を読んだ感想。先生の感想は、書く立場に立っての感想。読む立場と書く立場の人の間には、これほどの違いがあるのだと実感しました。
ほかの方々の感想もみなそれぞれユニークで、一冊の本を読んで、これほど多様な感想が出るものかと、新鮮な驚きを覚えました。
読書会の良いところは、集まった人たちが「同じ本を読んだ」という体験を共有することだと思います。ただそれだけで、話題が発展していきます。
でもみなが同じ感想では、私が何人もいるのと同じ。複数の「私」同士で話しをしても、つまらないことこの上ない。みんなの考えが同じだったり違ったりすることを、ただ純粋に楽しめる場が読書会なのだと思います。
結論。読書会は楽しいです。
この読書会の日の宿題は、課題図書についてエッセイを書くこと、でした。
いつもの宿題と比べると、書くことがはっきりしているので書きやすい気がします。
せっかくみなさんの感想を聞いたので、この回の宿題は、そんなことも生かしながら、時間がかかっても書き上げたいと思っています。
哲学対話
哲学対話の月にはまだ出席したことがないので、何をするのか分かりません。
楽しみにしています。
宿題は大変?
それは人によるように思います。
私にとっては大変です。でもサラサラ書いているように見える人もいます。
毎回の宿題は、その日のテーマを念頭に置いて書く自由作文で、長さは自由です。
提出は任意なので、出す人もいれば出さない人もいます。ですから気楽に臨んでいいと思います。
寺子屋の皆さんが書いた宿題(作品)は、入会するとグループLINEのNote機能で読むことができます。
それぞれの作品に対する先生の添削も、その後ろに掲載されています。さかのぼって過去のすべての作品が読めるので、とても参考になります。
「ほかの人の作品や添削を読むのは興味があるけれど、自分の作品を添削されるのはなあ」と、不安に思う方がいらっしゃるかもしれません(私がそうでした)。
でも大丈夫です。先生に「たくさんほめてください」と言えば、盛大にほめあげてもらえます(最近の実話)。
「添削はありがたいけど、みんなに自分の作品を見せるのは恥ずかしい」ですか?
大丈夫です。先生が必ずあなたの作品の良いところを見つけてくれます。
「特に書きたいことがないのだけど…」
大丈夫です。課題が与えられると、不思議なことに、書きたいことが自分の中に生まれてきます。
私が初めて宿題を提出したのは、入会して4カ月目でした。
「電車に乗ったら反対方向だった、というお話を5分で書きなさい」というレッスン中の課題に対して、私は書くのが遅いので、頭に浮かんだ映像を5分間では文章に落とし込めませんでした。
そのとき書きたかった映像はふたつあって、ひとつは「電車の乗客が、無表情のまま、一斉に私を見る」というシーン。もうひとつは「電車が真っ暗な空の底に落ちていく」というシーンでした。
なぜそんなものを書きたいと思ったのか。
自分でもよく分かりません。
でも書ききれなかったシーンがずっと頭に残ってしまって、何度も何度も浮かんでくるので、ふと続きを書いて宿題として提出してみようと思ったのです。
書きあげてみたら2,000字程度のショート・ショート風小説になっていました。
出来ばえはともかく、生まれて初めての創作作品。処女作です。書いた私が一番驚きました。なぜって、この寺子屋に入会する前は、「特に書きたいことがないのだけど…」と思っていたからです。
そして最近、また新たに書きたいことが生まれました。
やはりレッスンの宿題がきっかけです。「読書会で取り上げた課題図書について書きなさい」という宿題を受けて、私の中に書きたいことがひとつだけ、でも強烈に立ち上がってきたのです。
いかがでしょうか。宿題の力は偉大です。
寺子屋の先生はエッセイから小説まで幅広く扱うプロですから、どんな内容のことを書いても、またどんな形式で書いても、先生の方で腕をびよーんと伸ばして受け止めてもらえます。また寺子屋のメンバーから贈られる、温かい感想も励みになります。
ぜひ皆さんも宿題にチャレンジしてみてください。先生からの愛の添削を一緒に受けましょう。
寺子屋で学ぶと本当に文章が上手になるの?
はい、上手になります。
文章を書いたことのない方から上級者レベルの方まで、みな上達します。
そのための上手な寺子屋の利用方法と、私からの提案を、文章力クラス別に(勝手に想定しました)お伝えしますね。
1. 初心者以前の方へ
まだまとまった文章を一度も書いたことのない方は、書くきっかけがあれば書き始められると思います。そのために寺子屋の宿題を利用しましょう(寺子屋に入会したときの私がこのクラスでした)。
まずは一本。短くて良いので「始まりと中間と終わりのある文章」を書いてみることが、最初の一歩になると思います。
2. 初心者の方へ
これからどんな分野のものを書きたいと思っていますか?エッセイですか、レポートですか、詩、小説、評論、児童書、あるいは趣味の世界の解説書ですか?
寺子屋でさまざまな文章を書きながら、自分に合うライティング分野を探してみてはいかがでしょうか。
3. 初級者の方へ
書くことが楽しくなってきたら、たくさん書きましょう。寺子屋の「今月のテーマ」をインプットしたら、併せてアウトプットまでやってみましょう。寺子屋の仲間の宿題作品+添削が参考になります。レッスンで同じことを学んだのに、咀嚼のカタチが人によってどれほど異なるのか実感することでしょう。それはきっと楽しくて有意義な経験になると思います。
4. 中級者の方へ
なんとなく自分なりに書けるようにはなってきたけれど、何か物足りない気がし始めたらあなたは中級者です。おめでとうございます。素晴らしいです!
さて、これからどうしますか?自分の長所という最大の武器をさらに磨きますか?
それとも新しい武器に手を伸ばして、書ける世界を広げていきますか?
寺子屋の仲間と一緒に、理想の将来像に向かって前進あるのみですね。Go! Go!
5. 上級者の方へ
残念ながら、私からはもう何も提案できることはありません。寺子屋で何を見ても何を聞いても、きっと私などが思いもよらないようなところから、手品のように学びを生み出していくのでしょう。今後どうしたら達人クラス(文章でご飯が食べられるクラス)に移行できるのか、先生とよく相談しながら学びを続けていってください。
6. 達人の方へ
ぜひ寺子屋に遊びに来てください。たまには初心に帰って、言葉で遊んでいきませんか?ほんわかしたリフレッシュ効果が期待できると思います。もしお時間を割いていただけたなら、私の地元の名品、南鮪、磯自慢(日本酒)、抹茶チョコレートのいずれか一品をお礼に差し上げます。お待ちしていますね。
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ここまで読んでくださり、ありがとうございました。寺子屋がどんなところなのか、雰囲気が伝わりましたでしょうか。
そうです。寺子屋は書くことに興味がある人にとって、とっても楽しいオンライン・サロンなのです。
ようこそ、おとなの寺子屋~文章教室~へ。
皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。
おとなの寺子屋〜文章教室〜、次回のお試しワークショップは
3月10日(日)19時〜 開催、初回参加無料。
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