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好きな人をデートに誘い出すのに、男も女もないよね、という話。

今回のシン・時事恋愛(2010年〜11年に連載していたオトナ女性のための恋愛コラムの再掲)は、「デートに誘い出す」がテーマです。

▽次回寺子屋は6月12日(土)開催▽


シャイで繊細で気まぐれな乙女系イマドキ男子を、どうやったら口説き落とせるか。真剣アドバイスです!

 みなさん、こんにちは! 働き女子の“恋愛ハウツー"を網羅する「時事恋愛」、今回のテーマは「口説き方」です。
 
 恋と仕事のキャリアカフェでは、俗に「草食系」と言われがちな、イマドキ独身男子(20代~40代)の生態を常にウォッチしていますが、最近ある女性からこんな報告を受けました。
 
 彼女(27歳)が最近合コンで知り合ったのは、同い年の理系の研究者。現在、大学の博士課程に在籍中の彼を気に入った彼女は、デートに誘い出そうとなにかと理由をつけては水を向けるのですが、どうもうまくいきません。
 
 完全につれない反応であれば「これは脈がないな」と諦められるのですが、そうでもないのが悩みの種。たとえばこんな感じです。
 
 女子「●●にこんなお店を見つけたんだけど」
 男子「うわぁ、おいしそうだね!!」
 女子「・・・」
 
 女子「夏になったら花火でも行きたいね」
 男子「そうだね~♪」
 女子「・・・」
 
 もうひと言、「一緒に行こうよ」とか「いつにしようか」とか、そういう前向きな言葉を期待しているのに、なかなかそれを言わない彼。彼女は「あー、もー、めんどくさい! キレそう!!」と爆発寸前でした。
 
 同じようにイマドキ男子にアタックしている女子からは、他にも
 
 「こっちがどれだけ”好き”と言っても、向こうは絶対に言ってこない。”好き”なんて言おうものなら、それなりの責任をとらなきゃいけないと思いこんでる」
 
 「終始引き気味なので諦めようかなと思うと、いきなりノリノリになってくる。気まぐれさに振り回されて、疲れる・・・」

 
 といった嘆きの声をよく聞きます。
  
 この辺の事情を当の男子サイドに直撃してみると、
 
 「めんどくさいから、あっちから誘って欲しい。気が向いたら、行く」
 
 「でも、ぐいぐい来られるのは怖い。引いちゃう」
 
 とどこまでも屈託がありません。
 
 冒頭の彼女は「彼ら、”草食系”を通り越して、”女の子”ですよ。めんどくさいったらないです」と愚痴っていました。そう、まさにイマドキ男子を口説き落とすカギはここにあります。彼らのことを、シャイで繊細で気まぐれなお姫様と思いましょう!
  
 ・まめに連絡を取りながら相手の反応を探る
 ・適度な距離感をキープし、突っ込みすぎない
 ・要所要所では、積極的にリードして株を上げる
 ・でも、あくまでがっついた雰囲気は見せない

 いかがですか?
 
 そう、これはとりたてて新しいコミュニケーションではなく、そっくりそのまま、これまで男性が女性にしてきたこと。いわゆる「紳士的」な振る舞いですよね。
 
 あなたが今まで男性からされてうれしかったような、テンション・トーン・テクニックを、どうぞそのまま男子にしてあげてください!
 
 昔の男子たちは思春期のころに、オトナの雑誌や先輩たちからこうした基本的なデートマナーを習いました。今の男子にはそういう教育が欠けているのでしょうが、それを嘆いても始まりません。
 
 不慣れなうちはストレスがたまりますが、大丈夫、コツをつかめば余裕でできますよ(多分)。「口説く」とはそもそもめんどくさいもの。腹をくくってくださいね!
 
 近い将来、「昔はデートは男から誘ったもんなんだよ」「へー。なんでー?」という会話が交わされる日が来るかもしれません。ここはひとつ、"時代の先取り"ということで、がんばりましょう!
 
 みなさんの健闘と幸せを心から祈ってます!


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