なぜ意識高めの人は「決めの問題」と言うのか?
【ゆる物書きサロン、おとなになった文系女子&男子のたまり場、遊んで学べる文章ジム、こと「おとなの寺子屋〜文章教室〜」は一緒に学ぶ仲間を募集中です! 次回体験会は、1月15日(土)に開催!!】
ビジネスシーンで耳にすることばに「それはもう、『決め』の問題ですから」というものがあります。
印象としては経営コンサルタントなど、比較的ロジカルなコミュニケーションの人に多いように思います。
意味としては「AとB、どちらでもかまわないし、どちらがいいという差は、正直、ない。どちらかに、えいやっ!と決めてしまおう。決めてしまえば、それなりに対処しますし」といったニュアンスです。
これはいい意味でとらえれば、決断力があるセリフ。うじうじ悩まずに、その時その時で最善のことをしていこうという前向きなことばでもあります。
逆にうがった見方をすれば、思考を停止させることばでもあります。とにかく決めよう、どちらかに決めよう、と判断を急かしているわけです。
↓この記事、面白いです↓
さらに言うと「迷っているようですが、ま、あなた次第ですから」と、自分事ではないように突き放したような印象も与えます。
とはいえ意味は同じでも、「ま、どっちでもいいんじゃないですか?」よりも「『決め』の問題です」のほうが、力強く響くのは確か。
上司の決裁を待つとき、パートナーがお店を決められないでいるとき、それでいて自分で決める意志も権限もないときは、「『決め』の問題ですから」と太鼓判を押して、「あなたの決断を支持しますよ」というメッセージを伝えてみてはどうでしょうか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?