いおろ丸 ioromaru

日記の整理箱に使っています。 が、見ていただけたら嬉しいです🌟

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最近の記事

    • 魚の庭 ー散歩道ー

      近場をあちこち歩いているうちに、雰囲気の好きな場所やホッとする場所を見つけて、そういう気に入った場所を通る道が自分の散歩道になる。 その散歩道で撮った画像を見ながら、自分とチャネリングするみたいに言葉を降ろす自分時間。 そういう時間が、自分のために大事だなと感じる。   散歩の話に戻ると、私は靖国さん近辺を歩くのが好きで、その好きな散歩道にビニール袋に入ったゴミが置いてあったり、食べ散らかしの跡があったりすると、「何で?」と思う。 自分の庭だったら、そんなことする? 自分

      • やさしくなった元気玉

        ノベルセラピストの io です。 「ノベルセラピー」は、創始者であるOjha(オジャ) Emu Goto さんが考案した即興で物語を作るグループセラピーです。 ワークショップでは、 セラピストが設定した簡単な質問リストに答えていく形でストーリーの骨子をメモしていただき、その後、即興でお話を語っていただきます。そして、そのときの語りをのちに、ご自分で録音起こしをしていただきます。 イメージを言葉に降ろして語る方、ふと頭に浮かんだことをお話しに取り入れて物語を紡ぐ方、自分の中

        • かめだし力だめし

           1000円   500円 1000円が、500円。 心が動く。 同じ半額でも、一万円が五千円だと、 そもそも一万円が不当な値づけなんじゃないか?  と思えてくる。 1000円から0が一つ減って、  100円   50円 同じ半額でも50円だと、逃してもいいかと思う。 開店して間もない、ご近所の中華屋さんでのこと。 「かめだし紹興酒 1000円が500円」 の張り紙が店の壁にあった。 さっそく、「紹興酒、二つ」と注文する。 「ふたぁつ?」 「そう、二つ」 だ

        マガジン

        • メモ描きスケッチ
          6本
        • 単に日記、綴りごと
          21本
        • ノベルセラピー・ノベル
          1本
        • 生活の画
          12本
        • 魚の頭
          10本
        • 歩いています。
          13本

        記事

          父と話す

          事務所の友人宛てに来た封書。 中身は父の日のカードと志(お小遣い)。 父の日のプレゼントを開ける姿を見てたら、胸がジワンとした。 いい娘さんだなあと思って。 今日は父に会った最後の日。 顔を見せて、いつものように右手を上げて「やあ!」としても、反応が薄くて、私のことが分かったのか分からなかったのか……。 見舞いに行ってすぐに昼食の時間になり、ペイスト状のランチが運ばれてきた。 食べさせてくれる若い男子の看護師さんが、「食べるだけで体力を消耗するので、30分が勝負なんですよ

          「やらない」ではなく、「できない」だった

          知り合いの編集者が、同棲していた彼女と問題が起きて、何の因果か相談役にされてしまったことがある。 しょうがないから、いろいろ話を聞いてる中で、「彼女がレシピどおりに料理をしない」という話が出てきた。 そんなこと、どうだっていいいじゃないかと思ったが、離婚にしろ別れる別れないの局面のときには、日常のちっぽけなことが噴出するものらしい。 じつは、私もレシピどおりにやらない。 そもそもレシピを見ながら料理をしない。 手順にしろ味付けにしろ、だいたい分かってればどうにかできると思っ

          「やらない」ではなく、「できない」だった

          たじろがない

          取材が予定より早くに終わって、「さあ、ランチ、ランチ」と店を探す午後1時。 駅ビルのレストランフロアは、時差ランチで少しは空いているかと思いきや、どこも順番待ちの椅子が埋まっている。 と、通りかかった老舗のグリルレストランは、いい感じに余裕の空き状況。 すぐに店の人が、テーブルに案内してくれた。 お客さんは落ち着いた雰囲気のお一人様がほとんど。 一組華やいだ高年のご婦人グループは騒々しさが無く楽しそう。 老舗好みの客層と、昔ながら感のあるきちんとした接客にほっとする。 ハ

          “とき”に向かって

          3月に入ると、やはり気になるのは桜。 今年の桜は、いつ頃咲きだすのか……。 蕾を蓄えた枝をあちこちで見上げて歩く。 桜の枝はまだ寒々しく見えるけれど、開花の“とき”を控えたこの時期が、季節で一番充実した「木の“とき”」なのではないかと思えてくる。 咲き誇る華やかな季節を前に、桜の木は着々と黙々と“とき”に向かう。 たとえば、成果や結果に行き着く道の途中は、うまく進められなかったり、ダメなんじゃないかと思ったり。 それが、あとひと踏ん張り、とにかくやるしかない時期に入ると、

          “とき”に向かって

          桜並木と梅の花 ~花咲きのとき~

          川沿いの桜並木は、まだ寒々しい景色。 だんまりの蕾たちは、 “花咲きのとき”に向かって静かな準備を重ねているのだろう。 ひと足早く“とき”を迎えた梅は、日ごと華やかさを増している。 季節が桜に舞台を移す前に、梅の華やぎに春を見る。 ≪🐠130301📒240301≫

          桜並木と梅の花 ~花咲きのとき~

          後ろ姿

          踏切の音には、わりと敏感なほう。 遠くで鳴っているのが耳に届いて「ちっ!」と思うのは、その場に駆けつけられないから。 今日は近くを歩いていたので、慌てて走った。 なぜ、慌てるのか……、何で。 せっかくなら、会いたいから。 私は“テツ”ではないが、鉄道車両を見ると興奮する。 とくにディーゼルが好きだ。 走ったけど、 やや興奮していたのもあってカメラを出すのが遅かった。 遠ざかるディーゼルの後ろ姿に「ばいばい」しながら、ようやく一枚。 やはり一度、このディーゼルの全区

          銀杏日和

          都心の黄葉といえば、神宮外苑の銀杏並木が知られるところだが、私にとっては靖国さん。 春の桜の時期より断然、黄葉の時期がいい。 新しい葉が毎日降り積もる参道脇。 黄色で埋め尽くされた落葉の中に入るのは、深雪に足を踏み入れるときに似た楽しさがある。 好天の日の昼どきなどは、当たり一面が眩しくて、黄金色の光に包まれた贅沢な気分になってしまう。 神宮外苑より知られていないおかげで、あまり人がこぞってやって来ないのもいい。 ゆったり黄金色の世界に浸り、カメラを構える人たちも、それぞ

          気色悪さの痕跡

          二十代半ばに一人暮らしを始めた頃、日記帳を買って付け始めたことがあった。 が、三日続けて書いたためしがない。 書きたい日だけ書けばいいや、とすると半年くらい何も書かなくなる。 こりゃ、いかん! と心機一転しても、元の木阿弥でちっともページが進まない。 そのうち半年どころか5~6年ほったらかしにして、また気持ち新たに書き始めるが例によって続かない。 引き出しの整理の折に昔の日記帳を見つけて呆れた。 書いてあることと言ったら、  よし、頑張ろう。  頑張るぞ!  頑張る、

          気色悪さの痕跡

          神さまの計らいによる

          寿司屋と焼き肉屋さんは、金額の予測がつかない。 自分で支払うことがあまりないのもあって、店によって値段のレベルも違うし、食事をしながら「今、いくらくらい」の感覚が持てない。 ある日、友人と、仕事場の近くにある焼き肉屋さんに行ってみようという話になった。 近所だが、高いのか安いのか分からない。 友人とは、「一度、行ってみたい」という点で意見が一致して、 「カード使えるでしょ」 「だよね」 「(カードが)ダメなら、一万円札あるし」 といっても、そのときは最後の砦に近い一万円札だ

          神さまの計らいによる

          土俵に乗る

          「同じ土俵に立つな」とか、「同じ土俵に上がるな」とか、 愚かしい(低い)レベルでやり合うのは賢明ではないとは、よく言われること。 諍いをけしかけられて、それに乗ってやり合ってしまえば相手と同じレベルだと。 とはいえ、 「土俵に乗る(立つ)」ほうがいい場合もある。 「乗らない」という選択もあれば、「乗ったほうがいい」場合もあるのだ。 だって、その土俵、自分のために用意された土俵だから。 大抵の場合、自分の前に現れる土俵は自分にとってめんどくさいもの。 そのめんどくささを、さ

          青い宝石とのひととき

          ウォーキングで川沿いを歩いていると、 輝く青いものが視界に入った。 カワセミだ。    幾度かカワセミが飛んでいるのを見たことがある。 ただ、あの鳥はすばしっこくて、 すぐに竹藪や木々に茂みに飛び込んでいなくなってしまう。 なのに、この日は、 枝に留まったまま逃げもしないでいてくれるではないか。    すごいシャッターチャンスをくれたというのに、 「わ、カワセミ、カワセミ……」 興奮してカメラを持つ手が定まらない。    カワセミが留まっている枝までの距離もあって、 私のカメ

          青い宝石とのひととき