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青い宝石とのひととき

ウォーキングで川沿いを歩いていると、
輝く青いものが視界に入った。
カワセミだ。
  
幾度かカワセミが飛んでいるのを見たことがある。
ただ、あの鳥はすばしっこくて、
すぐに竹藪や木々に茂みに飛び込んでいなくなってしまう。
なのに、この日は、
枝に留まったまま逃げもしないでいてくれるではないか。
  
すごいシャッターチャンスをくれたというのに、
「わ、カワセミ、カワセミ……」
興奮してカメラを持つ手が定まらない。
  
カワセミが留まっている枝までの距離もあって、
私のカメラレンズもめいっぱい頑張ったが、
惜しい!
ぶれてる。
  
手がガクブルでレンズを覗く間、
「青い宝石」とも呼ばれるカワセミは、
あの美しい姿で、「ぺッ! ペッ!」と、
慣れた感じで唾を吐くところを見せてくれた。
唾じゃなくて、ペリットというやつ。
(消化できずに口から吐き出すもの)
  
あれは、ちょっとショックだった。
綺麗なのだから、そういうのやめなよ。
と、げんなりして見ていると、
また「ペッ!」て。

≪🐡23*1106*P141106📒231106≫

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