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「やらない」ではなく、「できない」だった
知り合いの編集者が、同棲していた彼女と問題が起きて、何の因果か相談役にされてしまったことがある。
しょうがないから、いろいろ話を聞いてる中で、「彼女がレシピどおりに料理をしない」という話が出てきた。
そんなこと、どうだっていいいじゃないかと思ったが、離婚にしろ別れる別れないの局面のときには、日常のちっぽけなことが噴出するものらしい。
じつは、私もレシピどおりにやらない。
そもそもレシピを見ながら
ポンコツでも、気のいい人がいい
「失念しました」と言って、何回も同じことを訊いてくる。
焦っているのだか、メールの文章がときどきわけ分からんかったり、
あれこれ知らないことが多々あって、
場当たり的で考えが浅かったり。
そのポンコツぶりに笑ってしまうのは、その人が気のいい人だから。
「ったく、もう!」と思うときが無くはない。
けれど、「ったく、もう!」が呆れ笑いに変わってしまうのは、
その人がねじくれたりするところが無くて、