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2024年7月22日 米国株式市場の動向解説

■記事を読む時間の無い方向けサマリー(要約)

端的にまとめると以下の通りです。
下記の内容を詳しく知りたい方はこのまま記事を読んでみて下さいっ!

①SP500暴落サイン(-10~20%↑):未点灯

②SP500急落サイン(-5~10%):70% 今年1番の調整になるか?

③購入可否:短期枠は待機。長期枠は変更なし。

④株価トレンド:下落トレンド発生中。

⑤その他(1):私の短期ポジションについて

短期トレード用資金全量の10分の1、約300万円を残し全てEXしました。(日本株、米国株ともにです)
一時期出ていた短期含み益が約180万円ほど減少してしまい、2日間ほど落ち込みましたが、今はポジティブに反転上昇の兆しを見極めることに全集中しています。
ハイテク系の下げがえげつないですが、下がった分は上昇幅が増えたと思っていますので、『皆がチャートを見ている時(まだ期待を持っている時)ではなく、皆がチャートを見ることをやめた時(期待がなくなり絶望している時)にこそチャートを分析する価値(大チャンス)がある』という私の株式投資における恩師の言葉を胸に、ひたすらに毎日のチャート分析を続けていき、いつか訪れるチャンスを掴もうと思っています。

⑤その他(2):日本株について

前回、日経平均株価において、所謂反転下落サインである「宵の明星」が出現したことを書きましたが、教科書通りそのまま下落していきましたね(笑)
速攻でEXしたので問題ないですが、やはりテクニカルも重要だなあと思った今日この頃です。
小型株や出遅れ株が上昇していたりしますが、そういった株は完全に無視するのが私のスタイルなので、日本株市場全体が落ち着いてくるまではやっても少額で空売りする位にします。夏休みと思って気長に待ちます(笑)

⑤その他(3):SOX指数(フィラデルフィア半導体)特集について

大きな利益を狙っていくうえで外せないSOX指数(フィラデルフィア半導体)の過去の値動きを、2018年頃まで遡って分析した結果、最適なENポイントの見極め方(底打ちの見極め方)を自分なりに見つけましたので、
何を持って底打ちと判定するか?どこでENするか?にフォーカスしたまとめ記事を次回出そうと思っています

是非、気になる方はフォローの上、記事をお待ちください!!


では本編に入りたいと思います。

<記事で使用している短縮用語>
*EN=エントリー(株購入の意味)
*EX=エグジット(株売却の意味)

■S&P500指数チャート分析

SPX/日足

7/19(金)クローズ時点のSP500の日足チャートになります。
トレンドラインだらけで恐縮ですが、図の通り、短期トレンドラインを割ってきました。オレンジ色の長期トレンドラインまであと0.7%のところまで迫っていますが、ここで反発する可能性よりも、勢いで突破していく可能性の方が高いと思っています。(一旦は反発するかもですが)
長期トレンドラインを突破したら次の目安は黄色い線の中期トレンドライン(現在値より約-2%)になりますが、ここでは耐えてほしいですね。

また、決算シーズンなので良い決算結果で流れが変わることを期待していますが、先日のTSMCは好決算だったのに下落していったので、この時期は決算結果があまりアテにならないと考えています。

私はSP500指数に短期で投資することはありませんが、もししている人がいれば一旦引く方がよいかもしれません。
長期投資に関してはこんな下落など無視で良いと思います。

<再入場(EN)のタイミング>

今は大統領選のことやトランプ発言、半導体規制の話、 決算シーズンと色々重なって市場全体が不安定になっているので、まずは落ち着くのを待つことを推奨します。じれったいですが、待つのもまた相場ですね。
その内トレンドが発生するので、稼ぐのはその時までお預けだと思っています。

・MACD

0ラインより上でデッドクロス発生中。
0ラインを割ってデッドクロスするようなことがあればNISA以外の長期投資枠(特定口座枠)も一旦のポジション縮小が検討されますので、その場合はまたアナウンスします

■NASDAQ100指数(QQQ)のチャート分析

QQQ/日足

7/19(金)クローズ時点のナスダック100指数(QQQ)の日足チャートです。
短期トレンドラインを割りました。次のポイントは中期トレンドラインですが、ここまで落ちる場合はあと約4%下落する形となります。
また、黄色い矢印線がありますが、これは株価のトレンドを表していて、要するに直近高値、安値を把握しておくために引いています
まずはこの戻り高値(緑色の直近高値)を上抜けることができるかに注目していきます。

<再入場(EN)のタイミング>

SP500同様、どこまで下落していくのかは現段階でわかりませんが、最低限、戻り高値を超えてきて、一旦の押しを作って上昇軌道に入れるかがカギだと思いながらチャートを見ています。

・MACD

0ラインより上でデッドクロス発生中。
0ラインを割ってデッドクロスするようなことがあればNISA以外の長期投資枠(特定口座枠)も一旦のポジション縮小が検討されますので、その場合はまたアナウンスします

■SOX指数のチャート分析

SOXX/日足

7/19(金)クローズ時点のSOX指数の日足チャートです。
色々な支持ラインを一気に抜けて落ちてきました。最高値からすでに-11%以上の下落であり、中々の急落でした。逃げ遅れた人も多かったのではないでしょうか?

これまでのチャートを分析した結果、今回の下落の最終地点は図内の”下値目途か”の吹き出しの所かなと予想しています。
現時点での予想となりますので、もちろん今後の値動き次第で底打ちシグナルが出ればENしていきますし、逆に予想よりも更に下落していく可能性もありますので、参考程度にお願いします。
詳しくはSOXまとめ記事にて出しますね。

・MACD

0ラインより上でデッドクロス発生中。
尚、SOX指数は下落するときは10%以上下げるのが普通なので、トレンド転換を見極める必要がある玄人向け指数です。SOXL(SOX指数の3倍ブル)は30%の下落が月に1回の頻度できていますので、投資される場合はご注意ください。

急落は想定していないと実際に起きた時に対応できませんので、今は上を見つつ、常に状況の変化には敏感でいましょう。

<撤退(EX)及び再入場(EN)のタイミング>

私は短期枠はすでに全撤退済みですが、ENのタイミングは後日解説します。

■S&P500 恐怖、強欲指数について(市場センチメント指標)

出典:CNN Business


7/22時点のS&P500種指数の恐怖、強欲指数は50pt(7/14時点:56pt)
となっております。主に大きい下落がハイテクに偏っていることから、SP500の本指数はまだNEUTRALです

SP500&恐怖強欲指数

こちらはSP500と恐怖、強欲指数を重ね合わせたチャートとなります。
一概に言えませんが、恐怖、強欲指数が下段の点線の付近まで落ちてくれば絶好の買場になり得ます。
引き続き市場の変化をチェックしていきます。

■米国債券の長短金利差(逆イールドの深さ)について(暴落予知)

7/22時点の逆イールドポイント:-0.24pt (7/14時点:-0.27pt)
じりじり上げてきています。
このまま解消に向かうのか、注意が必要です。

*2022年7月より発生している”米国10年国債と2年国債の金利差を示す逆イールド”は依然としてマイナス域におります。
歴史を振り返ると、この逆イールドがマイナス圏からプラス圏に転換するタイミング付近にリセッションが発生している為、本指標も常にチェックしておくべきと言えます。

■米国の失業率推移(暴落予知)

*米国の失業率推移は月に一度更新されますので、更新されたタイミングで掲載しています。

(前回記事時点)6月時点で4.1pt
4,5,6月と3か月連続の上昇
です。ここから先はより一層変化を注視していく必要がありますね。

*歴史を振り返ると”失業率が急上昇するときにリセッションは発生している”為、本指標も常にチェックしておくべきと言えます。
徐々に上昇してきているため、要注意です。米国失業率が急上昇する兆しがあればすぐにアナウンスします!!

■S&P500 プットコール・レシオの推移について(逆張り指標)

7/22時点のプットコール・レシオ:0.83pt(7/14時点:0.87pt)
状況変化なし。
日々ウオッチしていますので、たまにくる絶好の押し目買いポイントに到達したらすぐにアナウンスいたします。

*プットコール・レシオが1.1以上は買い推奨、1.2以上は最高の購入ポイントと言われています。

■BPSPX指数(Bullish Percent Index)について(トレンド分析)


7/22時点のBPSPX:67.60pt (7/14時点 : 61.00pt)

引き続き株価は下落しましたがBBSPXは上昇しています。
一部の銘柄からその他大勢の銘柄に買いが入ったことが起因していると思います。こうした状況は珍しいので、こちらも引き続き注視していきたいと思います。ただ、全体が底上げされてきているので良い兆候かもしれません。

*過去から分かるように、BPSPXは80pt付近で天井を付ける傾向があるため、80pt付近まで上昇した場合は一時売却も検討すべきかもしれません。
逆に20ptを下回るようなことがあれば買い増しを推奨します。
またその時が来たらアナウンスしますね。


・総評

こうした下落が発生すると気分的は良くありませんが、ずっと上昇していくことなどあり得ませんし、適度に急落してもらった方が稼ぎやすいのでここはポジティブに次の反撃のタイミングを見計らいつつ、夏休みを楽しむことにします。

今回の記事は以上となります。
最後までお読みくださりありがとうございました。

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■執筆記事について

日々忙しい個人投資家の皆様に代わって”市場動向を調査"“分析”し、
1日1記事を見れば株式市場の現在地(買い場なのか、売り時なのか、暴落が発生しそうなのか、株価が急上昇しそうなのか等)が分かるように内容をまとめて投稿していきます。

その他、マネーリテラシー向上につながる情報発信や、各種テクニカル分析の解説なども行っていきたいと思っておりますので、資産運用に興味のある方は是非フォローをお願いいたします。

※実際の投資判断については自己責任でお願いいたします。
※特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

■個人投資家【ケイ】について

私は35歳、妻子持ちで無職のサイドFIRE民です。(今は無収入です、、)

これまで合計3年間、世界40カ国以上を妻と旅してきた経験から、
サイドFIREを着実に実現し、娘(もうすぐ2歳)を連れて今度は家族3人で世界中を旅することを夢見て日々投資と副業を頑張っています。
毎月の生活費はギリギリ投資益から賄えていますが、さすがにこの資産では夢は実現不可能なので、手探りながら色々と副業を始めています。

また、現在の金融資産は2300万円~2500万円(日々流動してます)で、
信用枠を入れた株式の総買いポジションは2024年7月22日時点で1600万円程となっております。

4年程前に投資を始めてから投資にドはまりし、以降は毎日経済ニュースと株価分析をしてきました。もはや趣味の領域で、変人とか言われます。笑

これまで培ってきた金融知識と、私自身の為にもなっている米国株のトレンド分析などをNoteで発信していき、
個人投資家の皆様と一緒に資産を増やしていきたいと思っておりますので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします!

*世界の旅写真も載せたり載せなかったりしますので、
お金の話ばかりで疲れた時にでも現実逃避してみて下さいっ!笑

■今回の旅写真

ダハブ/エジプト(紅海)
ダハブ2/エジプト(紅海)
本当にきれいな海で素潜りにハマって3週間滞在した中でほぼ毎日シュノーケルしてました(笑)
2015年当時はアラブの春の影響などで過激派も多く、路線バスジャックなんかもあるような物騒な時でしたが、レンタル代50円、宿代300円、おいしい日本食代250円と神コスパで最高なリゾートでした!翻って2024年現在はまた悲しいことに中東で紛争が起きていますね。
ガザにもイスラエルにも行ったことがあり、とても複雑な心境です。世界が平和になりますように

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