いぬじん

犬。よくコーヒーをこぼす。

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マガジン

  • Our Whereabouts 往復書簡

    • 62本

    サードブロガーいぬじん氏と、テンポラリー育休ニートぺりおとが、お互いの小確幸を綴る往復書簡。 ※記事内のマガジンへの固定リンクはユーザー名変更により、デッドリンクなってしまってます。ぼちぼちと変更予定。

最近の記事

ぼくがワークショップが「スキ」な理由をちょっと考えてみた

ぺりお氏の文章を読んで、なんとゆうか、ぼくが知らないワークショップのダークサイドのようなものがある気がした。 ぼくが熱心に取り組んでいるワークショップというのは、いつも何か目指す成果物があって、そこに向かってみんながあっちにいったりこっちにいったりしながら、ゲラゲラ笑ったり、時には多少のギスギスした瞬間もあったりして、だけどなんとかゴールまでたどり着けたね、という小旅行のようなイメージ。 もちろんそんなことをわざわざ時間取ってやる必要ある?とか、ワークショップって、ワーワ

    • 老害になる宣言

      リモートワークが続いていて、会社には週に一度行くか行かないかぐらいの状態だが、あんまり不安には思わない。 どうせぼくのいないところで悪口を言われたり、知らないところで大事なことが決まっていったりしてるのだろうけど、今までそういうことにずっととらわれていた時間が本当にもったいないなと思っている。 じゃあ仕事してないかと言えば、むしろ仕事の量は増えていて、リモートのほうが会議も個人作業も共同作業も圧倒的に濃密なので、夕方にはめちゃくちゃに疲れている。 疲れ切ったところに子どもた

      • 思い込み

        これしかないと強く思い込んで、ガチッと踏ん張ることも必要な場面というのもあるけど、何かがうまくいってないときや、言い争いが絶えない状況では、だいたいは誰かが何かを強く思い込んでしまっていて、他の可能性を全く考えようとしないことに原因があるように感じる。 だから、妙に調子が悪いなとか、何もかもがうまくいってないな、と思ったら、まずは自分が何かひとつの思い込みにとらわれてないか、ちょっと疑ったほうがいい。 まあ疑ったからと言って、すぐに思い込みに気づけるわけではないので、色々

        • 阿呆には阿呆の生き方がある

          種火である。ただ、これまでになく大事に育てようと思っているものである。そのために、カネをつくり、生活基盤をつくり、発信基盤をつくり、いろいろと少しずつ歩みたいという思いでいる。 ぺんぎん氏の静かにエネルギーが高まってきている様子を見て、すてきだなあと思う。 思うに、ぺんぎん氏は性根がまっすぐなのだ。 どうも自分は、本当は野蛮で下品な本性なのに、それを隠そうとしたり物分かりがいいような顔をしたりするきらいがある。 それでずっとその野蛮で下品な自分を隠し続けられるならいい

        ぼくがワークショップが「スキ」な理由をちょっと考えてみた

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        記事

          かっこよく生きようとしない!

          https://note.mu/perio/n/n03231c5497d3 https://note.mu/hiranok/n/nc137d01d6351 平野啓一郎さんの記事を読んで思ったんですが、あくまで、ぼくにとってはだが、かっこいい、ということに憧れるのは危険なんです。 かっこよさなんてものを求めて成功した試しがなく、むしろ他人が作り出したかっこよさにとらわれて長いあいだ思考停止に陥ったりするので、かっこよさはぼくにとって害悪なんです。 難しいのは、自分自身が

          かっこよく生きようとしない!

          ぼくの人生は残り8年

          手足口病はうつらなかったが、特に上の子は1歳すぎてからはしょっちゅう熱を出し、冬場は家族でインフルエンザをうつしあい、まあ4歳ぐらいまでは大変だった。 下の子は熱を出しても一晩寝たらけろっとしていて丈夫なので、その子によるのだろう。 それで、子育てってどれくらいの期間大変なんだろうと思うに、上の子の場合は小2ぐらいまでかな、そこからはびっくりするくらい自分で考えて行動できるようになったし、高学年になると会社の年の離れた後輩とさほど変わらない感覚になる。 ここから先は子育

          ぼくの人生は残り8年

          もはやどこの諜報機関に属していたのか忘れた

          https://note.mu/perio/n/n4e983cec77ae ぺんぎん氏から、相変わらずの好奇心をそそる知恵の実をちらつかされて、また妄想が広がる。 ファシリテーターは二重スパイ、という言葉に触発されて考えるに、まさにぼくもずっとスパイ稼業で糊口をしのいできた気がする。 それはクライアントと生活者のそれぞれの側に同時に立っているという意味ではもちろんそうだし、あるいはこれだけ色んな業界を見てきている商売もそんなにないだろうと思ってて、そういう意味では、それ

          もはやどこの諜報機関に属していたのか忘れた

          マグロの生き方、オコゼの生き方

          最近はあまりブログを書く気が起こらないのだが、ぺんぎん氏があまりに気持ちよくほめてくれるのでホイホイと釣られて出てきた。 このところずっと、別に誰にも頼まれてもいないところに自分から首を突っ込み続けていて、もちろん誰にも頼まれてない話だからうまい結果が出るとは限らず、しかし泳ぎ続けないとそのまま後ろに流されていって、酸素が供給されなくなって死んでしまいそうで、ひたすら泳ぎ続けている感じだ。 死んでしまい「そう」というところがミソで、じゃあマグロのように泳ぎ続けなければ本当

          マグロの生き方、オコゼの生き方

          「形式」には興味が持てなくて

          ぺんぎん氏のワークショップ疲れ、ファシリテーション疲れの原因は色々あるのだろうけれど、氏はたくさんの場数を経験してきているだろうから、その境地にならないと見えないものがあるんだろうなと思う。 ぼくの周りには、さあ今からクッシュボールを使って交流をしましょうとか言い出す人はいないし、そもそも自分以外の人がワークショップを開いてくれる場面に参加できる機会も潤沢ではないので、ああもうおなかいっぱい、というところまで到達するほどの量が不足しているのである。 これまでの人生を振り返

          「形式」には興味が持てなくて

          ぼくが欲しいものは

          今さらだし、きっとぺんぎん氏はご存知なのだと思うが、ワークショップやファシリテーションの草分け的存在である中野民生さんの書籍、その名も『ワークショップ―新しい学びと創造の場 (2001,岩波新書) 』を読んだ。 https://www.amazon.co.jp/dp/4004307104/ref=cm_sw_r_sms_awdb_c_8QYQCbJB6702G めちゃくちゃ面白かった。 中野さんは長らく広告会社で勤めながらワークショップについて研鑽を積んでこられたそうで、

          ぼくが欲しいものは

          WORKING LIKE A DOG

          ぺんぎん氏からとてもあたたかい返事が来た。 これは単なる公式の当てはめというだけでなく予感でもある。人事はクリエイティブを求めている。デザイン、といってもいいだろう。組織の在りようをデザインすること、組織と人の関係をデザインすること、そこにはクリエイティブが必要だ。広告業界の組織人事へのコンサルティングもニーズが高まっているようだ。必ずしも販促や広告の仕事だけではないということだろう。いぬ氏のしているファシリテートというのは、まさにその生まれつつある間隙ということだろうとも

          WORKING LIKE A DOG

          ハロー、元コピーライター

          ぺんぎん氏の活動量が増えてきそうで楽しみである。 さて、ぼくは会社人生の半分以上を広告クリエイターとして過ごしてきたのだが、今はまったくそういう仕事はしていなくて、むしろ広告の仕事自体もあんまりやっていない。 だけどプライベートならクリエイターとしての活動はありえるのではとぺんぎん氏が気を使ってくれた。 うれしかったし、実はもうプライベートでも広告表現には関わってなくて、かろうじて表現活動といえるのがブログぐらい、という状況なのを申し訳ないなとも思った。 実際、ちょ

          ハロー、元コピーライター

          おしゃべりはここまでだ

          ぺりお氏がスキミング被害にあったそうで、金額も少ないし返金されてよかったなあと思いつつ、ちょっと前にぼくも住所変更届(たかが住所変更届である!)がネットでできないタイプの銀行のカードを持っていたせいでこのクソ忙しいときに平日の9時から15時(いったいそんな時間帯にどんなサラリーマンが気軽に訪れると思っているのだろうか!)までしか空いていない窓口におじいちゃんおばあちゃんたちと一緒に並ばされた上に、前の客が時間がかかっているからと長々と待たされ、ようやく呼ばれたと思ったらトラブ

          おしゃべりはここまでだ

          ぼくらはもっと素直に働いていい

          ユーグレナ社の個人投資家説明会に行ってきたぺんぎん氏が、業績よりも社員が大事にされているかどうかが気になった、という話を面白く読んだ。 つい最近も、仕事をやらされるのと、やりたいからやっているのとでは大きな違いがある、という話を同僚としていて、それはまあ当たり前で、となるとやりたいことだけをやるには二つのシンプルな選択肢があるだけである。 1.やらされてる仕事はやらない 2.やらされてる仕事をやりたい仕事に変える 当然ながらサラリーマンにとって重要な技術は後者であって

          ぼくらはもっと素直に働いていい

          肩書きにとらわれてたので肩書きを作った

          ということで、年寄りすぎず若杉もしない俺としては、なるべくフットワークとれるようにしたいという感じで生きてます。会社変わるのとか、引っ越しできるのとか、所帯持ちにはなったけど、流動性を持てたら良いなと思ってるのでした。 流動性かあ、ずっと同じ会社、同じ職場で働き続けているので、流動性は全然ないなあと思った。 最近は「創造コンサルタント」という怪しい職種を作りまして、それを名刺の肩書きにも入れてまして、まあもうちょっといい言葉はないかなあとまだ考えてはいるのですが、意外とウ

          肩書きにとらわれてたので肩書きを作った

          嫌いな人は自分の嫌いなところ

          https://note.mu/perio/n/n19156963e6ae 星野源さんという方を詳しく知らないのに申し訳ないのだがあまり好きではなくて、おまけに理由はなんだか計算高そうだから、というまたひどい理由なので本当に申し訳ない。 前野先生が書いていたが、好きじゃない人というのは自分の好きじゃない部分が投影されてる可能性があるらしく、ということは、ぼくは自分の計算高い部分が嫌いなのかもしれない。 たしかにぼくは計算高いところがあって、こうやったらこんな反応があるだ

          嫌いな人は自分の嫌いなところ