もはやどこの諜報機関に属していたのか忘れた
https://note.mu/perio/n/n4e983cec77ae
ぺんぎん氏から、相変わらずの好奇心をそそる知恵の実をちらつかされて、また妄想が広がる。
ファシリテーターは二重スパイ、という言葉に触発されて考えるに、まさにぼくもずっとスパイ稼業で糊口をしのいできた気がする。
それはクライアントと生活者のそれぞれの側に同時に立っているという意味ではもちろんそうだし、あるいはこれだけ色んな業界を見てきている商売もそんなにないだろうと思ってて、そういう意味では、それらの世界の、それぞれの視点で役に立ちそうなものをゴソゴソ探している感じは、もはや二重どころか多重スパイである。
おまけに昔は自分はクリエイターという本来の所属機関があったわけだが、今はどこにも所属してない、ひょっとしたらどこかに所属していたような気もするがもうすっかり忘れてしまった。
いわばフリーのスパイである。
フリーのスパイほどあてにならない職業はないが、伊賀や甲賀の忍者がそうであったように、フリーはフリーなりに小さいながらに自分の城を持っていて、普段はそこで自治を行なっているのだ。
それでまあ普段はファシリテーションとかプロジェクト支援とかの忍術を売って生計を立てつつ、自領の農地も耕さなければならず、なかなか心休まらない生き方のような気もする。
心休まらないかもしれないが、そうやって多少ピリピリしながらフリーのスパイ人生を拡張していくのか、うだつの上がらぬ宮仕えを全うするのか、そのあたりは好みなのだろう。
しかしまあスパイはいつでも危険と隣り合わせなので、もうちょっと危機感を持って生きなきゃなとは思う。
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