老害になる宣言

リモートワークが続いていて、会社には週に一度行くか行かないかぐらいの状態だが、あんまり不安には思わない。
どうせぼくのいないところで悪口を言われたり、知らないところで大事なことが決まっていったりしてるのだろうけど、今までそういうことにずっととらわれていた時間が本当にもったいないなと思っている。

じゃあ仕事してないかと言えば、むしろ仕事の量は増えていて、リモートのほうが会議も個人作業も共同作業も圧倒的に濃密なので、夕方にはめちゃくちゃに疲れている。
疲れ切ったところに子どもたちが学校から帰ってきて、片付けをさせて、夕食を作り、妻を迎えに行って、子どもたちの宿題を見て、明日の準備をさせて寝かせて、妻の仕事の愚痴を聞きながらマッサージをして、みんなが寝静まってから仕事の続きをやる。
どう考えても今までよりも働いている。

話は変わるが、歳を取ったら年寄りらしくしたいとか、若い人の邪魔をせずに見守る存在になりたいとか、以前はかっこつけてそう思っていたが、今はまったくそう思わない。
むしろ育児と家事と納税をじゅうぶんにやって次世代に貢献してるんだから、仕事ぐらいは自由にやらせろと思うようになってきた。
もっとわがままに、もっと頑固に、もっとマニアックにふるまって、必死に生きたい。
大人げないとか、大きい子どもとか、老害とか言われ、誰にも惜しまれずに退場したい。退場したらしたで、また別のところで大人げないふるまいを続け、誰にも惜しまれずに消えていきたい。

だって、繰り返すけど、じゅうぶんに次世代には貢献してるんだもの。

ところで、ぼくは自分の書いた文章にハッシュタグをつけるのが、ダジャレの解説を自分でしてるみたいで大嫌いなのだが、つけたらどうなるのか試してみたくてつけてみる。

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