ハロー、元コピーライター
ぺんぎん氏の活動量が増えてきそうで楽しみである。
さて、ぼくは会社人生の半分以上を広告クリエイターとして過ごしてきたのだが、今はまったくそういう仕事はしていなくて、むしろ広告の仕事自体もあんまりやっていない。
だけどプライベートならクリエイターとしての活動はありえるのではとぺんぎん氏が気を使ってくれた。
うれしかったし、実はもうプライベートでも広告表現には関わってなくて、かろうじて表現活動といえるのがブログぐらい、という状況なのを申し訳ないなとも思った。
実際、ちょっと前まではウジウジとクリエイティブに対して心残りがあって、自分か元コピーライターだということにこだわっていたように思う。
まるで別れた恋人のことをひどく引きずっているような状態だった。
それがいつのまにか、ふっと気にならなくなって、さていつからかと考えるに本当に最近のことで、なぜなら今はちっちゃなワークショップの設計や思考法の工夫やアイデアを行動につなげるささやかなプログラムを作っていて、それを形にすることで頭がいっぱいだからかもしれない。
自分がクリエイターとしてアイデアを生み出す苦しさと楽しさを味わってきたからこそ、そこで役に立てることがあると思ってて、実際にアイデアを促すお手伝いをすると喜んでもらえる経験が何度もあって、それを仕事にしようと必死なのである。
ポストイットの使い方、チーム分けのバランス、エクササイズの手順、議題の置き方、ピンとくる絵の描き方、メンバーへの言葉以外の表現方法、事前に準備する情報のレベル調整、そういうどうでもいい些細なことでメモリがいっぱいなのだ。
すると、もう広告クリエイティブのことが気にならないどころか、過去の頭の使い方に戻るのがしんどくて、仕事でもプライベートでも関心がなくなってきた。
まあ、また新しい頭の使い方に慣れて、それを広告表現に生かせる時も来るかもしれないが、今はそんな感じだ。
もっというと、ぼくの人生のコンセプトは「株式会社 ぼく」なので、そもそも仕事とプライベートの切れ目はなくて、「すべてが仕事」なのである。
うまく説明できたかわからないが、ぼくの今を生中継してみた。
おそらくお互いに急速に新しい一歩が動き始めている気がしてうれしい。
とにかく進んでいきたい。
ではdag.
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