見出し画像

<SIAC3期活動報告②>フィールドトリップ@宮城県丸森町(2/2)

9月9日〜10日(1泊2日)の2日間、宮城県丸森町でフィールドトリップ(以下:FT)を行いました。

今回のFTでは学生に《社会課題とはどういったものなのか》をこれから始まる取材活動の前に知識を得ることで、取材活動の糧にしてもらうことを目的に開催しました。

この2日間で町役場職員と6人の起業家の方のお話をお聞きして来ました。
1日目と2日目、学生の感想を2本立てにてお届けしています。

第2弾となる本記事では、2日目の流れと訪れた場所とそこでお話を聞く学生の様子をお届けします。

2日目の主な流れは以下の通りです。

1)hutte momo 早川さん
 in たね家ビレッジ

2)SILKWa 阿部さん
 in たね家ビレッジ

3)FT振り返り 柴田さん 
 in たね家ビレッジ

4)Hutte momo 訪問


たね家ビレッジでの出来事

たね家ビレッジでは、Hutte momoオーナーの早川さんとSILKWaの阿部さんのお二方からお話しをいただきました。

早川さんからは、宮城県に住むきっかけ、Huttemomoで起こった様々な出来事をお話ししていただきました。
学生たちは、記憶にも新しい2019年に発生した台風19号で大きな被害を受けながらもいち早く復旧し、ボランティアの本部の誘致までした早川さんのパワフルな生き方に触れ、自分たちも頑張らなくてはと奮起しているようでした。

阿部さんからは、事業について、現在行っている活動についてなどのお話をいただきました。
伝統工芸がどんどん廃れていっているという知識は持っているものの、どうすれば対策ができるのかについての知識が少ない学生にとって、1つの対策案を学ぶ機会になっているようでした。


FT振り返り

お二方のお話しを聴いたあと、今回のFTの振り返りを行いました。
最後に個人の振り返りを発表で、それぞれが感じたことの共有を行いました。

また、たね家のキッチンをお借りして昼食を作りました。

Hutte momo訪問

FTの全日程を終え、仙台に帰る前にHutte momoにて一休憩を入れました。
2日間の取材を終えた学生たちに早川さん手作りのお菓子を頂き、疲れが吹き飛んでいる様子でした。


学生たちの感想

「人が集い、新しいアイデアやポジティブな感情が生まれる場所づくり」に関心を持っていた私とって丸森はうってつけの場所でした。起業家さんとその活動場所を訪問する中で、すべての社会起業家さんに共通していると感じたのは人との出会い、対話を大切にされているということです。何事も1人では心細く、人の輪がつながり同じ熱量を持った仲間が増えることでさらに豊かなアイデアをもとにして作戦を練っていけるのだと気づくことができました。

今回のフィールドトリップは途中参加でしたが、それでも皆の事がたくさん知れて楽しかったですし、起業家さんの話もそれぞれの想いや情熱だったり、そんな中でも直視しなければいけない現実の部分が聴けてとても良い経験になったなと感じています。 この丸森町でのことも活かして今後の活動に繋げていきたいと思います。 本当に素敵な経験でした。ありがとうございます。

得たものが多い活動でした。丸森の圧倒的な自然に感動、一緒に活動した仲間とした話、丸森の人と人の繋がりの大切さを知ったこと。また社会起業家さんの強い思いを感じたことも貴重な経験です。必ず今後の自分に繋がる活動だったと感じています。

今回のフィールドトリップを終えて  
今回初めて丸森町に伺い、丸森で活躍する社会起業家の取材を行いました。何故丸森町で起業を決意したのか、この問いに対し様々な理由がありましたが、共通していたのが地域住民の人柄や、丸森の自然に魅了された為、丸森で生活し、起業しているというのが印象的でした。一泊二日と言う短い時間でしたが、キャンプ場での自然豊かな環境は日頃のストレスを忘れさせるかのようで、丸森の魅力をしみじみと感じる事ができました。  「地域の町おこし」私が今後も課題となると考えたのが、地域住民と外部の差です。町を良くしたい、人を増やしたいと考えても、そこで生活している人にはそれぞれの生活があります。町を発展させる為には地域住民の生活、環境を考慮しなくてはならないと2日間を通して感じました。町おこしの大切さと難しさ、また、ビジネスとして確立する為にはどうすればいいのか、意義と課題双方を考えるきっかけになりました。私は今後、SIACの活動の中で、彼らの思いや考えから多様な価値観を得られればと思います。

丸森という地域の"熱さ"を感じた2日間でした🔥 さまざまな想いや繋がりを持った起業家さんを見て改めてかっこいい大人に憧れをいだきました。仲間たちと一緒に、自分が将来、まちをどうしたいのか、なにをやりたいのかをこの半年間で見つけて行きたいです!!

なぜ丸森町に人が集まるのか、集まった人がなぜ丸森町なのか。知らなかったことが沢山あったが、多くの経営者の方のお話を聞いているうちに丸森の最大の魅力は資源でも利便性でもなかった。私は、環境なのだと考えた。丸森町でやりたいことを見つけてそれを実現するために周りの皆が協力してくれるその仕組みがとても大事なのだなと感じた。そして、その周りを巻き込んで行う方法として「想い」という部分大きな役割を果たしていると感じた。

多くの起業家の方のお話を聞き、きっかけは本当にさまざまで、みなさんそれぞれの熱意をもとに試行錯誤しながら活動し続けられているのだと感じました。 また、他のSIAC参加者との交流を通して、新しい気づきや刺激を得られたと感じています。

ここまで、2つに渡ってFTの様子をお届けしてきました。
今後、FTの目的でもある社会起業家視察取材の記事5つが完成次第公開されていきます。FTで学びを得た学生たちが作成する記事をお楽しみに!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マガジンはSIACプログラムに参加する大学生・大学生事務局が執筆しています!
SIACプログラムの詳細は下記の記事をご覧ください!