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今回のテーマは何? 店頭のウインドウに注目

スピンドルモチーフが連なった印象的なファサードとあわせて、INTERSECTの外観に表情をつくり出しているのが、入り口のそばにある大きく縦に長いウインドウ空間です。

おもにスタイリングを手がけているのは、インテリアスタイリストの作原文子さん。年に12回、季節やイベントにあわせて変わるウインドウは、まるで自分の家をお気に入りのインテリアや小物で飾るようなワクワク感があり、INTERSECTのスタイリッシュな佇まいに、人の存在感や温かみを加えています。

“いま”を切り取ってきたスタイリングの数々

1Fガレージの展示でも、季節を意識したものや旬のトピックを扱うことはありますが、ウインドウは外との接点である分、より“いま”の空気を感じやすいかもしれません。


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たとえば、アルテックのスツールとコート掛けをメインにしたスタイリング。じつは、さりげなくブランドの新作アイテムを使っています。そのほか、秋口だったこの時期の雰囲気にあった本を、店内2Fの本棚からセレクトしたり、秋らしい色使いのファブリックを合わせたり。CRAFTED FOR LEXUSのマグカップも使っています。


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ディスプレイ然とし過ぎていないのが、INTERSECTのウインドウ。クリスマスには、ひとめでそれとわかるようなクリスマスツリーではなく、赤色でまとめたスタイリングで、このシーズンの“雰囲気”を演出しました。ツリーに見立てた赤い布に飾っているのは、Ryu Itadaniさんのイラストをアクリルのオーナメントにしたもの。さまざまな楽器があるのは、街中に音楽が溢れている様子をあらわしています。


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Itadaniさんとは、INTERSECTのB1Fにある作品をはじめ、オープン当初からお付き合いがあり、これまでに数回コラボレーションしてきました。このウインドウも、この年の始めにガレージでItadaniさんの作品展示を行っていたことから実現したものです。

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コロナ禍で自由に旅行ができないなかでは、地球儀やたくさんのステッカーを貼ったアンティークのスーツケースをメインに“旅”を表現しました。スケートボードや本を並べ、「自分の時間を楽しむ」というメッセージも込めています。


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こちらは、「ロシアのテキスタイルアーティストの部屋」をイメージ。色使いだけでもロシアの空気、センスを感じられるように意識しました。ウインドウでは、有名・無名を問わず気になるアーティストを紹介するという意図もあります。声高にアーティスト名を売り込むことはありませんが、コラボして展示することで、「これは何?」と興味を持っていただけたらと思っています。


自分の感性にフィットするものを見つけて

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2Fにあがってすぐ、左奥にも小さなウインドウ空間があるのは、意外に知られていないところかもしれません。1Fのウインドウとさりげなく連動していて、バレンタイン&ホワイトデーシーズンは写真のようなスタイリングでした。

このとき1Fは、さまざまな言語で愛の言葉を綴った、アレクサンダー・ジェラルドのハートのオブジェをメインにスタイリングしていました。多治見の新たな試みである、カスタムタイルをあわせています。

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どのスタイリングも、今回のような説明なしには、ひと目で内容がわかるものは少なかったかもしれません。「なんだろう……?」と、ぜひ立ち止まって見ていただきたいという意図もあり、あえて説明をいれるのではなく、見ていただいた方に想いを巡らせていただきたいと考えています。これまで何気なくご覧になっていた方も、ぜひピンッとくるものを探してみてください。そして、気になるものに出会ったらお気軽にスタッフにご質問いただけたらと思います。

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