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「この地域にはなくてはならない存在となった玉木屋さん」坂本智子さんインタビュー記事(スーパーマーケット玉木屋)

2023年現在、創業から103年目を迎える「スーパーマーケット玉木屋」は宮古市になくてはならない存在。お惣菜の美味しさと、お客様従業員問わず意見の通りやすい環境が魅力の小規模スーパーです。
宮古市中央通商店街振興組合の坂本さんは玉木屋の近所に住んでおり、よく買い物に利用しています。「玉木屋さんが地域の味を守ってくれている」「玉木屋さんは地元の方に愛されている」と語ってくれました。

――玉木屋は震災前には鍬ヶ崎地区にありましたが、その際は利用されていましたか?
鍬ヶ崎地区までお買い物に行くことはありませんでした。震災後に玉木屋さんが中央通沿いにできたことによって、以前は買い物に行くのに少し不便な地域でしたが、だいぶ楽に買い物できるようになりました。他の地域住民の方も感じているようで、平日にバスで病院へ行った帰りに玉木屋さんへ寄るなど、便利に買い物されています。

――坂本さんにとって玉木屋はどういう存在ですか?
立地がいいのでお買い物がしやすいです。また、19時半まで日用品を含めて販売してくれているので、私にとって無くてはならないお店です。

――玉木屋の好きな商品や目当ての商品は何ですか?
玉木屋さんはお惣菜が美味しいです。鍬ヶ崎地区のお客さんも買いに来るくらいです。また、ひな祭りや端午の節句などの行事ものの食材を置いてくれているのもいいところです。スーパーで売らなくなってしまうと伝統的な行事がなくなってしまうので、続けていただきたいです。

――玉木屋では地元のお店の食材も仕入れているそうですが、続けてほしいですか?
「ひゅうず」など、昔から置いてあるものに関してはその味を求めてお客さんが買いに来ているので、味を変えずに続けてほしいです。反対に、新商品として新たな商品や新しいお惣菜メニューを出していたりもするので、それも楽しみにしています。

――スーパーとしての新たな取り組みとして店休日を月に1回設けています。このことについてどうお考えですか?
時代の先駆けとしていい取り組みだと思います。商店街としては開けてほしいという思いもありますが、別の観点から還元されているとも感じます。例えば、コストコセールを開催するときもありますし、玉木屋さんのチラシに商店街のイベントの情報を載せてくれることもあります。また、大きすぎないスーパーだからこそお客さんの要望を聞いてくれる点もあり、フルーツの盛り合わせを作ってもらうことをお願いすることもあります。

玉木屋の常連客である坂本智子さん




「スーパーマーケットが行事物を置いてくれなくなってしまうと行事自体が無くなっていってしまう」とのお言葉には気づきと納得がありました。ありがとうございました。

取材・記事執筆:笹野弘行
取材日:9月12日


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