大賀英史

子育てに苦心されてるパパやママ、発達障害かなと思われている方に、教育方法学や予防医学を…

大賀英史

子育てに苦心されてるパパやママ、発達障害かなと思われている方に、教育方法学や予防医学を東京大学や国立健康栄養研究所で研究してきた経験から、成果を実感してもらえる機会を用意しています。合気道ベースの日本人向けマインドフルネスのセミナーも。保育士、社会福祉士、医学博士、教育学修士。

マガジン

  • 反抗期に入った小学生、中学生が自律的に行動した事例集

  • 探究学習に取り組む中学生の記事

    #探求学習

  • 自分の関心を起点とした個別型の探究学習(+学校の課題も)

  • 子どものコーチング&子どもによるコーチング

  • 学校の勉強に認知科学を応用する

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「考えるマインドフルネス」のシリーズのプログラムを作ることにした動機

わかるようでわかりにくいマインドフルネスマインドフルネスは、わかりやすいようで、わかりにくい。昔から言われていることのような気もするし、インドやチベットあたりから来たものを西洋で洗練されたようなので、どこか違うのかとも思える。基本的な概念がいくつかあるが、それらがわかるようでわかりにくい。 DoingからBeingへ、判断しない、「今ここ」などについて、下記の記事で考察してみた。 なぜわかりにくいのか マインドフルネスが西洋にひろまったルーツはいくつかあるが、その中

    • 自律性を信頼したら、子どもらしい「正義」も実現できる

      公立小学校の6年で、もうじき卒業する次男。私と同じで朝が苦手だけど、最近は、あまり遅刻せずに元気に登校している。 そんな彼が、今朝は9時を回っても起きない。学校自体は嫌いではない。起立性調節障害の診断こそないものの、朝が苦手なのは生理的なことが原因だろう。 そこで、最近、こういう時は、私が開発?した起き方(可動域を探して自分から少しずつ動かしていく)をすれば、5分ぐらいで起き上がるようになった。もちろん私もそれでなんとか起きた後だ。  そこで、今朝もそれをさせてみたら、毛

      • 探究学習塾のほうのホームページができました。内容は面白いですよー。ぜひ見てください。 http://site-2464897-4608-2194.mystrikingly.com/

        • 休校措置の延長が心配になり、下記のプログラムを企画しました。小中高のお子さんがおられるご家庭のお役に立てれば幸いです。無料体験出来ますので、気軽にお問い合わせ下さい。 http://site-2464897-6883-6486.mystrikingly.com

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        「考えるマインドフルネス」のシリーズのプログラムを作ることにした動機

        • 自律性を信頼したら、子どもらしい「正義」も実現できる

        • 探究学習塾のほうのホームページができました。内容は面白いですよー。ぜひ見てください。 http://site-2464897-4608-2194.mystrikingly.com/

        • 休校措置の延長が心配になり、下記のプログラムを企画しました。小中高のお子さんがおられるご家庭のお役に立てれば幸いです。無料体験出来ますので、気軽にお問い合わせ下さい。 http://site-2464897-6883-6486.mystrikingly.com

        マガジン

        • 反抗期に入った小学生、中学生が自律的に行動した事例集
          6本
        • 探究学習に取り組む中学生の記事
          1本
        • 自分の関心を起点とした個別型の探究学習(+学校の課題も)
          8本
        • 子どものコーチング&子どもによるコーチング
          5本
        • 学校の勉強に認知科学を応用する
          7本
        • 子どものコーチング
          0本

        記事

          親による子どもとの探究塾 ー私の実践を支えたもの 2 佐伯 胖先生 (前半)

          佐伯先生とは、私の教育学の恩師である。私は、高校時代、暗記法にハマり、イメージ化したらいい、というので、何でもそれを試みたが、中にはイメージ化にむいていないものもあった。それでも闇雲にやろうとしたら、教科書や参考書が読めなくなってしまった。 また、そもそも人間は、どうしてイメージ化ができるのか、などが気になり、大学の図書館(高校が附属だったので、キャンパスが隣接していた)にもぐって調べたり、それでも当時の本では、回答が得られなかったので、脳波を測定してもらったりと、いろんな

          親による子どもとの探究塾 ー私の実践を支えたもの 2 佐伯 胖先生 (前半)

          親による子どもとの探究塾 ー私の実践を支えたもの 2 佐伯 胖先生 (後半)

          「わかる」ということの意味 カスタマーレビューを今、読んだら、2つ目に下記のものがありました。 佐伯先生の提案 『「わかる」ということのすばらしさを、子どもに伝えるようにとする前に、まず私たち自身、体験してみようではありませんか。おたがいに、「なるほど、そうだったのか!」と感激したことを語り合い、「これは大切なことだ」と思ったら、熱をこめて語り合いましょう。自分たちもいかに「わかっていなかったか」を確かめあい、もう一度「わかり直す」よろこびを味わおうではありませんか。』

          親による子どもとの探究塾 ー私の実践を支えたもの 2 佐伯 胖先生 (後半)

          自分起点の探究学習が、休校中の学校課題への積極的な取り組みに及ぼした効果

          今、新型コロナによる一斉休校が延長され、学校からのプリントの課題も多く出されている。オンラインの教材も、今の時期は、せっかく無料で公開もされている。一方、我が家の子どもは、生活リズムが崩れ、なかなか机やPCの前に座らず、どうすれば宿題や勉強をさせられるのか・・・。こういう家庭が、日本中にたくさん溢れれているのではないだろうか。 でも、考えてみれば、当然だろう。そもそも学校は、皆が行くし、行かなくてはならないから行っていた。登校したら、先生の話を聴かなくてはならないから聞いて

          自分起点の探究学習が、休校中の学校課題への積極的な取り組みに及ぼした効果

          麹町中学校の工藤校長の教育理念に基づく「家庭で探究学習」の試みーメルケル首相の国民向けメッセージを使って

          私は、工藤校長(この3月で定年退任されたので、正確には前校長)のされた改革が、心の底からスカッとするので、一昨年前に大ファンになった。 ファンと言っても、私も教育学(それも学校教育学専攻)も学び、中学校ではないものの、長年、教壇に立ってきた人間である。単に、外からみてカッコいい、と思ったファンというだけではない。 昨年度の2月下旬にオンラインで開催された、この中学の実践報告会を拝聴した2日後に note「君の家や学校も「区立麹町中学校」にしよう」という記事を書いた(ご興味

          麹町中学校の工藤校長の教育理念に基づく「家庭で探究学習」の試みーメルケル首相の国民向けメッセージを使って

          入院中の友人を助けてください ー生活家電・家具一式の引き取りのお願い

          私の日頃と異なる話題で、びっくりなさる方がおられるかも知れませんが、以下は、エッセーや主張ではなく、実話です。 それなりに長い付き合いの友人が、あることで入院したところ、予想外に長引き、退院には、あと2ヶ月ぐらはかかる見込みです。 そして、退院後は、別のところで身を寄せて静養されることにになり、現在、借りているマンションを退去されることを昨日、決意されました。 ただ入院中なので、身動きがとれず、私が部屋を空っぽにすることを、話の流れでお引き受けしてしまいました^^;。

          入院中の友人を助けてください ー生活家電・家具一式の引き取りのお願い

          家で「喫茶ランドリー」ー家事こそ探求学習に最適 (2) コツ、そして洗たく

          昨日、下記の記事を書いた。すこし長くなりそうだったので、続きが本記事である。 アイデアの出どころ 実は、この作り方は、子どもたちがスマホで調べる際に、私も一緒に調べたら、分けて作る方法を発見したのがきっかけだ。 「そんなの常識で、昔からそれしかやったことがない」 という方もおられるだろう。肝心なのは、「我が家としては、やったことがないこと」に取り組み、それまでと比較をした、ということである。  ほかにも、こんな感じで、いろいろと楽しんだ。 仮説の立て方・学校で習ってきたネ

          家で「喫茶ランドリー」ー家事こそ探求学習に最適 (2) コツ、そして洗たく

          家で「喫茶ランドリー」ー家事こそ探求学習に最適 (1)食事の調理

          新型コロナによる一斉休校一斉休校が再延長になり、いつまで続くのかわからずに気が遠くなり、身体だけではなく、心も疲れがたまる。加えて、仕事を休むことによる収入減の不安。 なんとかならないか。 特に、家事が増えたことも負担だ。特に、子どもの服とはいえ、洗たくが大量になり、干すのが大変。毎日、晴れとは限らない。食事は、買い出しも献立も調理も、食器洗いも、乾かすのも、毎日、同じことの繰り返しで、頭がおかしくなりそうになる。 子どもの世話が大変な理由でも、子どものための家事が大変だ

          家で「喫茶ランドリー」ー家事こそ探求学習に最適 (1)食事の調理

          就活応援ーSPIの非言語分野(数学)のオンライン教材の2週間無料提供

          新型コロナの影響で、就職活動がストップしている大学生も多いのではないでしょうか。もちろん、新卒でない方の就職活動も。 私は、普段、大学で教えていますが、大学も休校で、早くてもGW以後になりました。なので、4月は暇です。 皆さんは、その間を有効活用するために、SPIの非言語(数学)を得意にしませんか。 SPIって必要?我々の頃は、SPIなんてものなく、そもそも、そういう試験をエントリー段階で課すことは、いいのか悪いのか疑問もあります。ああいうもので足キリすれば、本当に必要

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          【オンラインによる個別型の探求学習(+学校の勉強も)のモニター募集】

          ●探求学習へのシフト近年、「探求学習」が注目を浴び、小中高校でも取り入れている学校が増えている。文科省が「主体的・ 対話的で深い学び」をテーマに、このような学習スタイルを重視する方針を明示したことによるもので、中高の入試問題も、これに対応したものが増えている。 スイス発祥の国際バカロレアという教育理念も探求学習を取り入れており、文科省も我が国に2020年までに認定校を200校作る目標を立てているが、ほとんど目標に届いていない。現行の教育が国際水準からのズレが大きいからだろう

          【オンラインによる個別型の探求学習(+学校の勉強も)のモニター募集】

          千代田区立麹町中学の生徒さんとの個別の探求学習をオンラインで開始した話

           FBやnoteで、この学校の校長として今年度まで活躍された工藤校長の教育理念や方針が、私が受けた教育やその後の大学等で教えてきたものとほとんど一致していた。 一方、息子の通っていた区立中学とは多いに異なっていたので、保護者として改革を促してきたこともあり、麹町での改革が、全国に広がることを願ってきた。 またそれがすぐには叶わなくても、本来、各保護者や生徒が、その理念を理解すれば、内部から自分の学校や家庭でも同じような中学生活を送れるはずだと、下記の記事も書いてきた。

          千代田区立麹町中学の生徒さんとの個別の探求学習をオンラインで開始した話

          親による子どもとの探究塾 ー私の実践を支えたもの 1 ”なぜなにシリーズ”

          私の小学校の1年の時に、親がなぜなに学習シリーズの理科と社会を、知り合いの本屋さんから6年生までの分をまとめた購入した。 なぜなに学習シリーズ  母親が家で夕方、塾をしていたので、終わるまでの間、することが無かった私は、子ども部屋で他に読む本が見当たらなかったこともあって、12冊を繰り返し読むしかなかった。  塾が終わって家族4人で食事をする際、読んだことを親に話をすると、「物知りやなあ」と父親に褒められたこともあって、正確に説明ができるように、また改めて本を読んだり、似

          親による子どもとの探究塾 ー私の実践を支えたもの 1 ”なぜなにシリーズ”

          【新型コロナへの対策の情報に対して、一人ひとりが考え、納得して行動をするためのシリーズ その2】

          「PCR検査を受けると医療崩壊するから、軽症者は自宅待機を」という説を広めている人たちがいる。  私(一応、医学博士、学位論文は感染症の数理モデル)は、やっぱり早期発見・早期予防であるはずだと信じてきた。  冒頭の説を唱える人は、「医療資源が限定されているから、重症者を優先すべきである」というのが主張の根幹である。  しかし、これは非感染症の疾病モデルではないか、と考える。軽症者は、自ら軽症者であると自覚をどのようにすればいいのか?  早期に自覚できなかった保菌者がとる

          【新型コロナへの対策の情報に対して、一人ひとりが考え、納得して行動をするためのシリーズ その2】