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親による子どもとの探究塾 ー私の実践を支えたもの 1 ”なぜなにシリーズ”

私の小学校の1年の時に、親がなぜなに学習シリーズの理科と社会を、知り合いの本屋さんから6年生までの分をまとめた購入した。

なぜなに学習シリーズ

 母親が家で夕方、塾をしていたので、終わるまでの間、することが無かった私は、子ども部屋で他に読む本が見当たらなかったこともあって、12冊を繰り返し読むしかなかった。

 塾が終わって家族4人で食事をする際、読んだことを親に話をすると、「物知りやなあ」と父親に褒められたこともあって、正確に説明ができるように、また改めて本を読んだり、似たような現象を自分でも見つけて、親に質問をしたりしたことを思い出す。

 その後、自分が親になって子どもと接する際、自然の中で遊んでいたり、家で会話をする際も、興味をもって質問してきたことに、すぐ答えるのではなく、一緒に探究して感動してもらうスタイルとなった。

 世間では、最近、探究塾というものがあることを知り、我が家は、家で探究塾をしていたのかも知れない。それなら、皆さんも出来るはずだと、これまでの育児を振り返った記事を3本立てで、先週、まとめた。

下記に3本目を紹介する。

 このような育児を支えた考え方として、まずは、「なぜなにシリーズ」が私の探究心を芽生えさせたと思えるので、皆さんに紹介しようとこの本を探したら、今は絶版になっているようだ。ところが、今、改めて探したら、なんと内容の多くは、PDFで、それも無料で読めるようになっている! インターネットなどの項目があるので、40年ほど前から更新されているのだろう(当然のことか)。

 上をクリックすると学年は、理科は5,6年、社会は6年(歴史)になっているが、他の学年の分は、おおよそ下記の中に多く含まれていると思う。そもそも学年など関係ないだろう。

なぜなにPDF


例えば、この中の最初の「人」をクリックすると、下記のようなページが開くが、ここでは20個しか示せないが、このあと668個のQ&Aが用意されている。

なぜなに 人

あたかも小学生向けのようだが、高校生まででも使えるし、大人もはっきりと理解していないこともたくさんある。

そこで、まず親がこの中から、関心があるところを読んでから、我が子と生活の中で共有する探究に活かすのがいいだろう。

さらにネットで調べてみると、科学や環境について、より現代に合わせたサイトが別に作られていることも発見! 


その中のトップページをみると、新型コロナのウイルスについての理解や感染拡大の予防策まであるではないですか!

なぜなに科学

これらを使えば、まさに私が提唱している、家事や生活課題を通しての家でできる探究塾が実施しやすくなるのではないでしょうか。