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ただ書くこと

なんだかネガティブなことしか書いていないなぁと。

そんなに落ち込むことばかりの生活を送っているわけではないのだけど、なぜだか、このところあまり前向きになれないでいる。自分の人生設計がぐにゃぐにゃに歪みすぎて地に足がつけられていないのが原因なのかもしれない。
決めていたことがおじゃんになったり、大学を休んでみたり、そのままやめたくなってみたり。そんな激動の2020から、なかなか脱することができない。

こういうときは大抵ふらっと一人旅に出るのだが。
……緊急事態宣言よ。

気分転換にと図書館で借りてきた赤川次郎も、今日はなんだか重くのしかかる。

「グレープフルーツジュースが苦いときは体調が悪いとき」というのは聞いたことがあっても、赤川次郎が軽快に読めないときは疲れているとき、というのは初めて知った。(※両説個人差あり)

とはいえやっぱり面白い。

小学生時代、図書室の赤川次郎を全部読み終えてしまってドキドキしながら市立図書館の二階へ上がっていったのを思い出した。一般図書や参考図書がずらりと並ぶ”大人の階”では、自分の呼吸の音さえもなるべく立ててはいけないような感じがしてすごく緊張するのだ。

高校1年生でiPhoneを持つようになると、やっぱり読書量は激減した。それでも、こうして数ヶ月か数年に一回、わたしに安らぎを与えてくれるのはいつでも”読むこと”なのだと思い知らされる。

しかも、ただ読むだけでは駄目。紙の本じゃなくてはいけないのだ。サラサラした紙の質感、ハードカバーの温かみ、指先の感覚がだんだんなくなっていってそういうものの一切と一体化していく感じが、わたしにとっての”読むこと”には不可欠なのだ。

おや、こうして書いていると”読むこと”と同じくらい”書くこと”も自分に必要なものなのだと実感する。テーマなんかなしに、「ネガティブ」「ひとり旅」「赤川次郎」「読書」……。だらだら書き連ねているうちにさっきより少し頭がクリアになった。
こんなとき、わたしはnoteというプラットフォームがあることのありがたみを実感するのだ。

いつか、imもこんなふうに誰かに手を差し伸べられる日が来るのだろうか。
と、まあ、疑問形にしたところで、それはわたしの行動次第なのだ。


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