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肩書のない自分は何が出来るのか? No.475

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2022年4月21日 「DAYONE日記」No.475
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。プロフィールは以下の通りです。
https://editor.note.com/notes/nbb31358271e4/edit/
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先日、元々同じ銀行で働き、その後、外資系保険会社へ転職され、今、営業で大活躍されている先輩とランチミーティングをしました。

超絶優秀な方で、とにかく思考が深く、私はいつも学ばせてもらっている方です。ある意味、銀行の中では、私の師匠的な存在でした。私が勝手に師事しているだけですが。

その先輩と私が最近読んでいる「定年後 50歳からの生き方終わり方」をテーマに出し、「60歳以降の肩書のない自分との向き合い方」について意見を聞いてみたのです。

先輩がある話をしてくれました。

「井上くん。肩書はとても大事だよ。
銀行を辞めて保険会社に転職したら、一応会社の名前はあるけど、そんなの全く関係ない。
そこで、本当に必要なのは自分を売ること。
つまり、自分の力だけで信用してもらえるように努力する他ない。だから、最初は、色々な人に文句を言われたり、邪険に扱われたり、無視されたりと苦労したよ。

でも、そんなこと一つ一つ受け止めていたら、キリがない。だから、とにかく行動した。そうすると、不思議なもので、少しずつ話を聞いてくれる人も出てくるし、信頼してくれる人も必ず現れる。
つまり、人は、その人の行動や熱意を見てくれる人は、必ず存在するってこと。

名刺の力は大事。
でも、もっと大事なのは、それに頼りすぎないこと。
出来るなら、肩書は「自分の名前」がベストだと思っているよ。」

という話をしてくれました。
私は、ランチ中でしたが、思わずメモを取り出してメモしていました(笑)

やはり、優秀な先輩ですら、最初は苦労されたのです。でも、そうやって乗り越えた人は強いのだと思います。それは、ある意味で生きていく力を身につけたというイメージすらあります。

そして、本当に外資系の保険会社の仕事は待っていても、絶対に仕事が舞い込んでくる、勝手に数字が上がるわけがないのです。

当たり前ですが、自ら行動するだけです。
それがなければ、何も始まらない。

でも、今の私の会社は、自ら考え行動しなくても、ありがたいことに仕事があるのです。

それは、良いか悪いか別にして、仕事は与えてもらえるのです。仕事に取り組む姿勢が受動的であっても。

でも、外資系の保険会社では、通用しません。
主体性がなければ、誰も自分の保険を買ってくれないのです。そんな事は、当たり前。

そして、いかに人から自分という存在を認めてもらうか、ここに全力を注がれているのです。なぜなら、保険商品は、多少の商品差はあっても大きな差はないはずです。

であれば、誰から買うか。
ここが大事になるということです。
当然、安心・安全で信頼できる人、自分を大事してくれる人から買いたいはずです。

その後、先輩がこんな話をしていました。

「でも、本当に人から信用された時、自分という存在が必要とされているという感覚があって、それが堪らなく好きだ。
それは、自分という生身の人間を、お客様がそのまま受け入れてくれている、という安堵感、安心感や充実感がある。辞められないんだなぁ」

とぼやかれました。

そんな話を聞くと、生きていくための金銭的な経済的な側面もありますが、仕事を通して、自分の成長、充実感、自己重要感にもつながっているのではないかと思えます。

確かに仕事でも必要とされるから、やりがいを感じたりするものです。

本当に学びになった時間でした。

そして、肩書ある自分は、「もっと頑張らなければ」という思いと感謝が湧いてきたのです。

それは、もっと必死に貪欲に仕事をしていく。
自分は、恵まれた環境にいるということに感謝しながら。

そして、自分という肩書のない自分との向き合い方も、自問自答していきたいものです。

必ず、それがいつか来るのです。
その時になってからでは、遅い。今から準備するのです。来るべきに備えて。

という様々な気づきをありがとうございました。
そして、この付き合いを大事にしたいです。引き続き、よろしくお願いします。

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