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一人暮らしの若い時に栄養を取らないと統合失調症の危険性が高まる。

 2022年8月6日(土)。スマホをXperia 1 Ⅳに変えてからの初めての週末。めちゃくちゃ楽しみでようやく自分好みにカスタマイズできる時間ができたぞ、と思う反面、2年で機種変更を余儀なくされる「カエドキプログラム」のほうが良かったかもしれない、という迷いも生じてきている。

 今のスマホで10年は使おうと思って買ったのだが、使って3日で「2年後くらいには革新的な技術革命でも起きているかもしれないな……買ったのミスったかな……これからの支払いは大丈夫だろうか……10月から引き落としが開始されるが、それから3年間、機種代と通信費は払い続けなければいけないのだな……借金を背負うって精神的につらいものがあるな……」などと思ってしまっている。

 とはいえ。
 Xperia 1 ⅣはLG04に比べれば断然画質や音質がいいのは間違いない。
 要は障害年金が途中で切られなければ、払い続けるのに恐らく問題はいらない。
 そのうち、読書用のタブレットが欲しくなるかもしれない。
 その前に親が、電気代やWi-Fi代、水道代、食費などを払ってくれているので、そちらが払えなくなり、私が払うようになったら、おそらく障害年金やパート代だけでは当然生きていけなくなるような、そんな気がしている。

 私が弱いだけで、普通の人の生活とはそういうもので、普通になってしまうとどうなってしまうかは、簡単に想像がつく。生きていけないだろう。

 私のキダルトの脳みそは、「自分で稼いだお金を自分の生活費に充てていない」というところから生じているのかもしれない。

 統合失調症になった当時は、親の仕送りとアルバイトのお金でやりくりをしていた。家賃、光熱費、食費、書籍代などを計算し、出費代の中で何を優先させるべきかを考えながら、書籍代にフルに出費の割合を与えた結果、統合失調症になった。

 当時はガリガリにやせていて、高校の同窓会に出席したときも医学部の同級生から「和音……やせすぎじゃね? 飯はちゃんと食わんといかんよ」と言われたことを思い出す。その五か月後、私は統合失調症になった。

 ケンタッキー・フライド・チキンがごちそうだった学生時代。4年間で一度しか食べたことが無かった。晩飯はコンビニか、スーパーの割安総菜か、牛丼屋か、ご飯がお替り自由のラーメン屋かくらいにしか行ったことが無かった。

 D大……と言っても伏字にしても意味が無いような気がするので、同志社大学哲学科の3年次合宿の時、私は第二外国語のテストがあったために午後から参加したが、琵琶湖沿いにある、リゾート地のような場所で合宿があった。

 そのときの夕食。今でも覚えている。おいしかった。ステーキ。寿司。焼肉。フルーツ。サラダ。ここまでおいしい料理を食べたことが無く、涙が出てきそうになった。みんな教授たちとおしゃべりをしていたが、ぼっち大学生だった自分は、一人でとにかく食べまくっていた。

 そのときに恩師に会って、その恩師の元で実存哲学を学んでいこうと決心したのだが……恩師には申し訳ないが、その2年後に病気により自分から中退の道を選ぶとは想像だにもしていなかった。

 とまあ、はるか昔の大学生活を書きながらいつの間にか、それしか書いていなかったが、結論から言うと、「大学生は食費にお金を費やそうね」くらいのことしか言えない。栄養不足で統合失調症に陥ってしまった、という可能性も無くはないと思っている。

 統合失調症にならなければ、働きながら、本を読み、新聞も読み、あれこれ考えて、結局誰かと結婚して……みたいな普通の生活が送れたかもしれないのだ。

 若いうちの一人暮らしでは栄養失調に気を付けて。

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