不要な事だらけの世界で
情報発信ってのはほんといい加減で
世の中はもっと単純で出来ているのに、「不要なこと」をあたかも意味のあることかのように繰り返し手を変え品を変え公開し、カネを稼いでいる輩が多い。
自己啓発、ビジネス、経営、稼ぎ方、投資、恋愛。世の中は常に単純だ。
だが、それを単純に伝えてしまっては、言葉マーケティングの世界は崩壊する。
それ故に、不要な事だらけになる。
宇多田ヒカルはビューティフルワールドの中で「新聞はいらない、肝心な事がのってない」と歌っている。
彼女が何をそう歌ったのかは本人しか知らず、表現とは常に受けて次第であるからして、この一節にのみ限定した僕の解釈になるが。
これは不要な事で情報量を稼ぐことで、伝える事と伝えられていないと取る事もできる。
あらゆるメディアが同じだ。
Youtubeも、テレビも、ブログも、noteも同じである。
## 絵を教えてもらうということ
最近は絵かきYoutuberも増えてきたが
「その練習法間違ってますよ」とか、「正しい練習法」とかそんな話をしている人も増えた。
人間にはコミットメントと一貫性という心理があり、過去自分が行ってきたことは、それと関連性がなかったとしても「関連性があった」と解釈するという糞厄介な心理だ。
それによって、悪習儀式などが消えずに残っているらしい。
絵の世界で、こういった発信をしているひとが、あくどい事をしているのではなく、ただ自分の正しさを自分が信じ切ってしまっている結果の形にすぎない。
これはビジネスでも、自己啓発でも、恋愛でも、どんな業界でも言える事である。
細かく細分化して、効率的な習得、上達、成功、を行う事ができると、本人すらも信じている。
しかし、世の中はもっと単純だ。
## ただよりこわいものはない
絵の世界で言うのであれば、
僕は絵はうまい方ではないので、あまり言いたくはないし、そのうまくない理由も理解しているのだけれど
大量に描く事がもっとも近道となる。
しかし、これに色々いちゃもんをつけて、「あーだこーだというビジネス」がYoutubeで出来るようになった。
昔はこれを情報商材として売っていたのだけれど、今は企業様が広告収入をくださるので、受けてはただで受け取れる。
そう。
意味のない情報を。ただで、時間という対価のみを払って受け取れる事になった。
本当に。
ただより、怖いものはない。
気づかないのだ。
無料だから。
これに価値があったかどうかということを、考えないし、次出てくる情報に対価を払う価値があるかどうかという事を考えなくなってしまった
しかし、我々は
もっとも重要な資産を払っている。
時間という資産を。
## 個人差を認めた上で「やれ。」
同率勝算の法則というものがある、論文を調べた論文や、結果を残したアーティストはどういった人物だったかという研究がいくつか存在し
基本的に「多作」であった。
もちろん一発目から当てる人もいる。
マーケティングやらなんやらが働いて、永続的に売れる人もいる。
しかし、同条件下であったならば、常に作品のヒットの確率はほぼほぼ同率だと考えていい。
しかしそこには確実に才能は存在する、いや個性というべきか。個人差だ。これはどうしても存在するが、それは必ずしも優劣として加味されるとは限らないという事も覚えておいた方がいい。
他人との差はどんな事であれ、100%存在するんだからそもそも考えるだけ無駄なのだ。だから個人の差を認めた上で、ただやるだけ。
基本的にはビジネスもアートも恋愛も、そういう世界なのだけれど、それに色々小利口な連中が「色」をつける。
そしてややこしくして、人を混乱させて、自分を信頼させるというビジネスモデルを作り上げた。
その結果、我々は何を失ったか。
そう。
成功確率と時間、
そして、行動力だ。
Youtube見てる暇があれば、やれ。
それだけの話しだったりする。
絵なら描けばうまくなる。
ビジネスなら、アイデアを形にすれば当たるかもしれない。
恋愛なら、異性との接触回数を増やす。
筋トレなら、筋肉を動かす。
これをせずに、動画を見ている諸君。
人生は短い。狂言師に振り回されて生きるにはあまりにも短い。
こんな文章、読んでる場合じゃないぞ。
### 参考
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