2023年7月1日土曜日 酒。読書。観劇。それだけ~毎月1日は映画館の「ファーストデー」~

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやりな一文だが、それで充分説明に足りている。

たとえば、2023年7月1日……
毎月1日は全国の映画館が割引になる「ファーストデー」。
とはいえ、ちょっと調子に乗り過ぎた……

10:00 映画『愛のこむらがえり』@ヒューマントラストシネマ渋谷

梅雨空の土曜日の朝10時の渋谷。
ファーストデーとはいえ、そんなに客はいないだろうと思ったら、6割以上の入りで少しびっくり。

上映後、向かいの「RAYARD MIYASHITA PARK」を散策。どこかの飲食店に入ろうかとも思ったが、時刻はちょうど正午。どのお店もいっぱい。
適当にぶらぶらして時間を潰し、ちょっと離れたところにあったチェーンのコーヒーショップで桑原茂夫著『不思議の国のアリス 完全読本』(河出文庫、2015年)という、ルイス・キャロルの有名な『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の解説書を読む。
少し前に、高橋康也やすなり・高橋みち訳・註釈の『不思議の~』(河出文庫、1988年)を読んだのだが、それは、後日観劇する予定のNODA・MAP『兎、波を走る』がこの物語を基にしていると知ったから。

適当なところまで読み進め、コーヒーショップを出て、宮益坂下の交差点にあるビックカメラで少し時間を潰し、その上階にオープンしたばかりの「ル・シネマ 渋谷宮下」へ。

お目当ては、同館オープニングシリーズ「ミュージカルが好きだから」のラインナップに入っている『RENT』(クリス・コロンバス監督、2005年)。

13:40 ミュージカル映画『RENT』@ル・シネマ 渋谷宮下(オープニングシリーズ「ミュージカルが好きだから」)

一応、レントヘッズの端くれの私は、ミュージカル『RENT』が上演されれば、日本人キャスト版でもブロードウェイのJapan Tourでも、1回は観る。
ミュージカル映画版は日本公開時、2回映画館で観た。
その後発売されたDVDも購入し、何度も見返しているが、やっぱり、映画館で観るのが一番良い。
私は一番後ろの座席で、誰に憚ることなく、感動の涙を流し続けた。

映画館を出ると雨は上がっていた。
京王井の頭線の渋谷駅の辺りまで移動し、近くの「シン・ニクズシマン」というお店に入る。

16:15 シン・ニクズシマン

寿司ネタがお肉なのが売りのお店らしい。
とりあえずビールと、本日のお勧め3種の肉寿司を注文。

ネタは何だったか忘れた

寿司をつまみにビールを飲みながら店内を見回すと、手書きの黒板に「肉正宗」なる日本酒が書かれていた。
店員さんに聞くと、「千葉のお酒です」とのことで、さっそく注文。

「肉正宗」(千葉 飯沼本家)
おつまみも追加(名前を失念)

きっちり1時間、ビールと日本酒と寿司を堪能し、お店を出た。
ほろ酔いで向かうは新宿。

18:00 映画『無情の世界』@シネマカリテ

3人の監督による3本の短編からなるオムニバス映画。
1話目の唐田えりかさんの演技に圧倒される。
上映後の舞台挨拶に登壇した彼女は、当然ながら役とは違い素敵な女性だった。

下記、感想文の表紙とは違う写真

20時半の新宿駅はとても賑わっていた。
立て続けに3本の映画を観て疲れた私はそのまま帰宅し、寝た……わけもなく、また自宅で飲み直したのであった。

本当に、『酒。読書。観劇。それだけ』の一日を過ごした。


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