2024年6月28日~7月7日 酒。読書。観劇。それだけ
私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやりな一文だが、それで充分説明に足りている。
たとえば、2024年6月28日から7月7日にかけて……
2024年6月28日
ブレイディみかこ著『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』(新潮文庫、20204年)読了。
18:30 紀伊國屋書店
間宮改衣著『ここはすべての夜明けまえ』(早川書房、2024年)を購入。
19:00 ラッパ屋公演 舞台『七人の墓友』@紀伊國屋ホール
2024年6月29日
22:30 今泉力哉監督作品オールナイト上映 @テアトル新宿
映画館の前に人だかり……と思ったら、入口で今泉監督自らサイン会を開いていた。長蛇の列の横を過ぎ、映画館へ。
『退屈な日々にさようならを』(2016年)、『街の上で』(2021年)、『サッドティー』(2013年)を続けて鑑賞。
休憩中ロビーでもまた、サイン会に並ぶ長蛇の列。
サインをいただくのを諦め、ずっと『ここはすべての夜明けまえ』を読み進める。普段SFを読まないので、ペースをつかむのに少し時間が掛かる。
映画館を出ると既に明るい。久しぶりのオールナイトに心地良い疲れを感じながら電車に揺られる。帰宅して少し寝る。
夕方、また出かける。
17:00 『スジナシシアター』@なかのZERO 大ホール
ゲストは広瀬アリスさん。コメディエンヌとしてのセンスの良さと、舞台度胸に感嘆する。
帰りの電車の中で、『ここはすべての夜明けまえ』読了。
2024年7月1日
早いもので2024年も折り返し地点を過ぎた。
20:20 映画『そうして私たちはプールに金魚を、』、『蟹から生まれたピスコの恋』@渋谷・シネクイント
2024年7月2日
昼休みに会社近くの書店をぶらついていて、一昨日観た『蟹から生まれたピスコの恋』主演の加納愛子さんの『イルカも泳ぐわい。』(ちくま文庫、2024年)を見かけて、勢いで購入。
18:25 映画『初めての女』@渋谷・ユーロスペース
2024年7月3日
勢いで購入と書いた『イルカも泳ぐわい。』。
とても面白くて一気に読了。
19:00 映画『渚のシンドバッド』@渋谷・ユーロスペース
3日連続の渋谷、2日連続のユーロスペース。
2024年7月4日
連日、映画や芝居を観続けていて疲れがたまっている。
来月54歳になるが、もう無理は利かない。ということで休息日にする。
翌日観る予定のミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』が楽しみ過ぎて、PARCO版初演~再再演(ミュージカルではない)全てのオープニングとクライマックス(『奇跡なんてくそくらえ、ポーグマホーン!!』のところ)とラストシーンを見返す。
2024年7月5日
午後休暇を取り、東京国際フォーラムへ急行。
13:00 ミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』@東京国際フォーラム ホールC
16:20終演。有楽町の交通会館にある三省堂書店で時間を潰し、また東京国際フォーラムに戻る。
17:00 酒蔵レストラン宝
私が観劇好きということはお店の人たちに知られている。
パンフレットを持って入店した私に店員さんが「宝塚(東京宝塚劇場)ですか?」と聞くので、一言「上!」と答える。
そう、このお店、ホールCの真下にある。
生ビールを注文。
さらに、「暑くなったのに、でも、『鍋』一択!」と注文。
私は、このお店では、オールシーズン「鍋」だ。1人前から出してくれるし、ちゃんと店員さんが鍋を「育てて」くれるから。
鍋が出来る頃には、ビールから日本酒に切り替えている。
「いつもは、おつまみをサービスさせていただいているんですが、今日はお出しできないので、代わりにお酒をサービスさせていただきますが……」
女性店員さんから嬉しいお言葉。
「え?そんなこと言われたら、俺、遠慮がないから、高いお酒頼んじゃうけど……」
「大丈夫です。店長に許可もらってるんで」
というわけで、本当に遠慮のない私は90ml 1,500円のお酒を……
時刻が19時に近づき、程よく酔ったところで鍋も空になった頃、お客さんが次々と来店。そろそろ潮時かというところで、店員さんに声をかける。
「ずっとご無沙汰なんで、久しぶりに『(系列店の夢酒)みずき』に行こうと思うんだけど」
「最近の『みずき』、平日でも満席の日が多いんですよ。ちょっと調べてみますね」
最近はオンラインで互いの状況を確認できるらしい。
「今のところ空いているように見えますが、電話していただくのが確実だと思いますよ」
と言われたが、時間もあることだし、酔い覚ましがてら歩くことにする。
断わられたら、それはそれ。次を考えれば良いだけのこと。
19:30 夢酒みずき
果たして、お店に入れた。
「宝で食べて来たので、お酒だけでいい?」という私を店長は快く迎えてくれる。
「そういえば、いらっしゃったら言いたいことがあったんですよ」
手が空いた女性店員さんが私に言う。言いたいこと?
「この前、久しぶりにミュージカルを観たんですよ。『カム・フロム・アウェイ』(2024年3月7日~29日。@日生劇場)。すごく良かったです」
私は自身の事情などを総合的に判断して観劇を見送ったのだが、『レ・ミゼラブル』の追っかけでもある彼女が嬉しそうに言うので、行けばよかったと少し後悔する。
「今日は何を観て来たんですか?」
彼女なら絶対わかるはずと信じてタイトルを告げる。
「知ってます。大倉さんが前に出てたヤツですよね」
そう、彼女は大倉孝二氏(ナイロン100℃)のファンでもある。
やはり、彼がPARCO版初演でカビ人間を演じたことを知っていた。
そんな話をして、本当に食事なしの飲みだけでお店を出る。
時間はまだ20時半。
中央通りを歩いて京橋駅直結の東京スクエアガーデン地下にある飲み屋へ向かう。
21:00 築地十干 京橋店
今日も常連さんたちが賑やかに飲んでいる。
まずは生ビールでリセットし、日本酒へ。
常連さんたちと喋っている間に記憶がなくなり、気がつくと自宅で寝ていた。
2024年7月6日
13:00 ナイロン100℃公演 舞台『江戸時代の思い出』@下北沢・本多劇場
幕間入れて195分の芝居。
終演後の下北沢は雨。本多劇場から下北沢の駅まで小走り数十秒でも、結構濡れる。
小田急線に乗り、途中乗り換えつつ、三越劇場へ向かう。
18:00 舞台『逃奔政走』@日本橋・三越劇場
鈴木保奈美さん演じる女性県知事が主役という、実にタイムリーな物語。
終演後の居間は「最後のお願い」は止んでいて静かな東京。
2024年7月7日
"note"に感想文を書いたりしているうちに午後になり、このまま投票時間を過ぎるといけないと思い、選挙に出かけるが、よりにもよって14時過ぎ……
投票所までの徒歩10分弱の道のりがとても危険なように思える。
這う這うの体で帰宅し、シャワーを浴びてビールを飲む。
10日間の疲れが出て、天の川も、選挙速報も見ずに寝る。