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水引ハンドメイド作家kumamaさんインタビュー

#ポテトプロジェクトインタビュー
第一回目のゲストは日常に溶け込む水引ハンドメイド作家、kumamaさんです!

2021年8月 Instagram「kumama【️日常に溶け込む水引ハンドメイド作家】」を開設。和装ではない日でも、どんな日常でも溶け込みやすい水引アクセサリーを作成。Instagramやminne通じての販売まで含め、総合プロデュースを行う(現在販売は行っていない)。2023年4月からは『文字×写真×言葉×ハンドメイド』をコンセプトにInstagramを中心に投稿活動を行っている。



元々ハンドメイドが好き

ハンドメイド歴16年のkumamaさん。ある時 水引に出会い、小野妹子の時代から続く水引には「縁結び」や「御守り」の意味があることを知りました。

長い年月結ばれ続けた水引を身につけたら
ちょっとだけたおやかに
ちょっとだけしなやかに
なれる気がする

水引----梅結び

忙しない日常に
自分が好きな自分でいる心赴くままの時間を
後押しできるのかな

心赴「くまま」
そうして始まったのがkumamaの活動でした。

この時期が1番しんどかった

―――活動を始めて3ヶ月。この時期が一番しんどかったと話すkumamaさん。

Instagramやminne(ハンドメイドマーケット)を通じて精力的に情報発信を重ねた。例えばInstagramのフォロワーを伸ばすために写真やそこに入れる文字を工夫したり、岩手の作家さんのコミュニティに入っていったり、遠征したり。


ーーただ誰も反応してくれない、自分の価値観が数字として表れてこなくて自信を喪失した時期もあったという。


どのようなターゲット層にしたらいいのか。どうやったら岩手の節目の人に認知してもらうかそれを考えて、独学で試行錯誤をした。WEBマーケティングを学んでいた訳ではないので、苦労したという。

  • ペルソナ設定

  • Instagramの質も少しずつあげていった

  • 広告効果を狙う(いいね巡り、毎日の投稿)

情報の精査も行った。この情報で本当に伸びるのだろうか?と経験から判断して改善を重ねたという。

そうして経験を積んでいき、初めて伸びたのは
始めて3か月のころ。

反応を得られるようになってから、少しずつ活動を伸ばしていった。世界観の確立も行っていったという。その頃、嬉しいことに初めてのオーダーを頂けて、モチベーションに繋がった。


kumama独自の世界観が光る作品の一部

進める上で大変なことは、実はそこまでなくて……

実際やることはたくさんあった。材料を集める、出店の手続きをする、Instagramの写真を撮る、写真を編集する、発送の手続きをする、在庫管理もこさなくてはならない。

だが実際、kumamaさんはそれを大変だとは大変に感じたことはなかった。
こだわってプロデュースしているために、誰かに任せるより自分でやりたかったのだ。

だからこそ、タイムパフォーマンスは限られる。優先順位をつけて、自分の範囲でやり切ることにこだわった。


元々好きでやっていたから、作業は本当に楽しかった。

作業を重ねる中で、気づけたことがある。

改めてハンドメイドが好きで、文字とか編集が好きだということに気づけた。
そして色々な人と交流して、自分がこういう人だって知ることが出来た。

どうして続けられたのか?

ーー好きなものだからっていう軸があるから。だからこそ純粋な気持ちで続けられている。 自分の好きなものを好きという理由でやるのは心が満たされることでもある。
一生かけて自分が大事にしたい「ライフワーク」になっている。


学んだこと

止まらないこと、進み続けることで成長出来た。何もストップせずに全部やることが大事だと気づけた。
(実はこの話、インタビューを重ねていく中で他の方からもかなり出た発言だった。やはり成長を重ねるにはとりあえず進み、実地で経験を重ねることが重要なようだ。)


そして今、社会人の自分とリラックスした自分(kumama)がいることが大事だとも感じている。kumamaとして自由に発信できる環境があり、「好き」を肯定してもらえるのは、自分にとってとても心地よいものだという。
そこで作家の枠を超えて応援してくれて、親交してくれる人を得られたことも大きいのだとか。

もっと必要だったのは

ーー活動が軌道に乗ってから思うのは、長期的な目を持てておけばよかった、ということだ。何もわからないまま始めたが、先人に聞いておけばより効率的な方法や助言を貰えたのではないか、と思っている。

イノスク4期生へのアドバイス

ーー「自分で」PDCAサイクルを回していくことを大事にして欲しい。

実際、自分と比べて周りは輝いて見える。過去に「貴方は何をしているの」と言われて特に何も無かったことが私も悲しかった。本当のところ、プロジェクトがあることがすごいわけじゃない。自分が自己肯定に満ちている状態にあることが1番大切だと思う。
自分が疲れないペースで、自分のことを大事にできるペースで、活動して欲しい。
イノスク(いわてイノベーションスクール)だと人と比べてしまうかもしれないけど、目の前の気持ちを大事にして行動していれば大丈夫。
人生は長いので焦らないで。

素敵な作品を言葉と共に届けてくれるkumamaさんにお話をお伺いしました。
ポテトファクトリーのnoteでは、#ポテトプロジェクトインタビューと称して、これからも学生(元学生)のビジネスや活動をお届けします!

ぜひ楽しみに待っていてくださいね😊

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