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歴代トップクラスの出来の悪さ!   でも嫌いじゃない!           「名探偵コナン 業火の向日葵」 感想

はじめに

見てきました!
コナン映画19作目「業火の向日葵」!

この映画ずっと見たかったんですよ!
というのも、コナン映画のランキングみたいなのを見てみると、大体この映画と「紺碧の棺」が最下位争いしてるんですよね。
ですので、何がそんなに不評だったのか、数あるコナン映画の中でなんでこんなに評価が低いのか。
私の目で確かめてきました!
最初に色んなレビューサイトで言われてる良くなった点についての私の意見と、個人的によくなかったところ。最後に、良かったところを話していきます!
あ、主題歌については触れません。だって映画の内容と別に関係ないし…。
映画そのものの評価に入れることはね。なしだよね。
そのぐらいひどかったのかもだけど。

よく言われてる酷かった点と、それに対する自分の意見

犯人の動機

レビューとか見てみると、この動機についての意見が一番多いイメージでした。動機がクソ過ぎみたいな感じ。
「本物と既に証明されているはずの向日葵の絵を、贋作だと思い込み燃やそうとした」だったと思います。
この動機がクソの意見については、私も賛成です。というか、マジで唐突すぎるという印象。
まず、なんで贋作であると判断したのかの理由付けが映画の中で出てこない。意味不明です。しかも、コナン君が「それすでに証明されてますよ」と言われて、すぐに納得してる。
マジでとってつけたような犯人の動機でした。
ここはほんとにちゃんとしてほしかった。
仮にもミステリー映画なので。

七人の侍の存在意義

これも結構言われてました。というか、自分も結構感じてました。
映画の中で、犯人を特定させないためにキャラを増やしたのかもしれないんですけど、それにしても地味すぎる。
もうちょっとそれぞれのキャラの活躍を見せてほしかった。
誰か死んじゃうとか、後ろ暗い過去があるとか、互いに過去になんかあって仲が悪いとか。
この映画って、キッドを登場させたことによって、「やることは基本キッドが悪いのでは?」ってなるんですよ。
そうすると、どうしてもキッドに焦点が向いてしまう。
そうすると、この7人の存在がかなり薄くなってしまうんですよね。

個人で振り返ると
・犯人のなつみさんは、まぁ最後の出番があるし、要所で鑑定することで、少し存在感がありました。それでもかなり唐突感あった。
・久美子さんと圭子さんは、演出と企画者ですね。キッドの変装を恐れて絵の蓋を運んだり、キッドの動機について疑問を感じたり、なつみちゃんを心配したりと結構優遇されてました。
・東さんは、修復士であり、ある意味で裏切者。キッドの暗号解いたりしてましたが、活躍はそこまで…。最後、誤って兄を殺したことを話してたけど、お前なにしてん!?といった印象。別にいなくても成立するし。
・石嶺さん。一番地味。運搬担当ですけど、マジで地味。
・そして、チャーリーさん。この人については、後述します。簡単にいうと、この人いないとこの映画みてられません。
・そして毛利のおっちゃんと。

こんな感じなんですけど、キッドから絵画を守るためのプロフェッショナルのハズなのに、「暴」要因、つまり直接的な守り手がチャーリーさんとおっちゃんくらいなんですよね。しかも実際に絵を守れたかというとそうでもないし、マジで何しにきたの?何をしてるの?と感じました。

最初のキッド襲撃は、チャーリーさんと警察が追いかけてるし、飛行機の件はキッドが絵を守ってる時点でもうアウト。
5枚目の向日葵強奪も目の前で行われ、返却時にはチャーリーさんとコナンが対処。
最後は、みんなで各フロアを守ろうとしてるけど、チャーリーさんとおっちゃん以外はどうやって守るのよ。普通に警備員の人でいいだろ。
次郎吉さんは何を考えてこの7人選んだのよ。各分野のプロフェッショナルで7人の侍ではなく、ちゃんと外的要因から守れるゴリゴリのマッチョマンで固めたほうがまだ説得力あった気がする。
というか、最初の飛行機墜落の時点でみんな死んでもおかしくなかったね。

ゲスト声優さんの演技について

これについてですけど、個人的にそんなにひどい棒読みとは思えなかった。
たしかに、ほかの声優さんと比べて浮いてる印象は受けたけど、話が入ってこないほどではなかった。
声の演技はそれほど難しいということで。

コナン君の活躍不足

今回あんまり活躍した印象がないコナン君。
なぜかというと、基本的にキッドの後手に回ってるんですよね。
「キッドはなぜあんなことを」「なんでなんだ」を繰り返してる。
キッドの暗号も解いたはいいものの、その段階で解いても別にという感じ。
絵画を守るところも、キッドが先に守ろうと動いてるし、大事な蘭ねーちゃんはキッドが助けてる。そして絵画を守って死にかけると。

しかも、黒幕が誰なのかキッドは最初から分かってるし、その黒幕である証拠もキッドから得た情報という。
ほんとに、コナン君の映画なのかと思うほど活躍が少ない。いつものスケボーアクションもなかったし。

そして最初の飛行機墜落に対して、なぜか正面に立って「頼む!止まってくれ!」で死にかけるというシーン。このシーンのコナン君の一挙手一投足が意味不明。博士の道具で何とかしたのかと思えば、何もしようとせず、ただ祈るだけ。それだけならいいけど、なぜか一番死にそうなところにわざわざ移動する始末。考える前に動くタイプだろうけど、完全にそれが裏目にでたと言える。
なんだこの展開は。誰が考えたんだ。

脚本について

なんか話によると、3時間の脚本を大人の事情で短くした結果、ミステリーもトリックもカットされてしまったそうです。
ここに関しては、小説版がいいらしいのですが。
それでも、最低限映画として楽しめるものにしてほしかった感はありますね。

個人的に気になった点

ここから更に個人的に気になった細かーいところを語っていきます。

キッドを盲信する園子さんについて

この映画の中盤までとにかくこれが気になりました。
飛行機墜落後の会話で、キッドを殺人鬼だと扱き下ろすチャーリーさんに対して「キッド様を殺人鬼と一緒にしないで!」と怒る園子さん。

この時点での園子さんの視点だと、キッドに飛行機を爆破されて死にかけているという状況。それにも関わらずチャーリーさんに食って掛かるのは意味が分かりません。下手したらトラウマ確定の出来事だったはずなのに、対して会話もしていない怪盗のために、この発言は盲信がすぎます。
それに対して「目を覚ませ。お前も殺されかけたんだぞ」と冷静に返すチャーリーさん大人すぎます。
マジで目を覚ませ。

よく考えると、キッドは絵を守ることを優先して、飛行機の墜落の阻止については何もしてません。しかもその瞬間を園子さんは目撃してますからね。
キッドが絵を優先して、飛行機を見捨てたことを見ているはずなのに、あの発言はまじで盲信にもほどがある。

その後もたびたび衝突するお二方ですが、ちゃんとした証拠もないのに感情論で話す園子さんと、現場の状況に基づいて話すチャーリーさんでは、園子さんの方が私はかなり気になってしまいました。
なんかいつもと様子の違うキッドに対して、盲信してる園子さんでさえ違和感を感じてしまうみたいにしたほうが良かったのではと勝手に思いました。

少年探偵団について

美術館の招待権利が当たった博士に対して、「譲れ」と迫る少年探偵団。
あまりにも高慢が過ぎる。いつもお世話になってるくせに、どの面下げてそんなこと言ってんねん。それに対して「大人げない」ってなんだよ。ちゃんとした正規のルートで当選してることに、大人げないも大人げなくないもないだろ。

で、次郎吉本人に美術館を見たいと子供たちを連れていくコナン。
いやおかしいだろ。他の一般人はどうなってんねん。抽選の意味ないだろ。
それを快諾する次郎吉さん。もう意味わからん。身内に甘すぎ。
マジで、このシーンだけほんとにイライラしました。
子どもであるという立場を利用してあんなこと繰り返してたら、なんでも上手くいくという誤った価値観を植え付けることになるだろ。
コナンと哀ちゃんは仮にも大人だったんだから、わかるはずだろ。
この子たちが、良い思いをしてるのは他人の力であって、自分の力ではないことを理解しておかないと、将来とんでもない性格のやつになってしまうぞ。ただでさえ、博士に「チケット譲れとか」言ってるのに。

これ以上言うと、汚い言葉出てきそうなのでやめます。
とにかく、このシーンつくった人、まじでやめてほしい。
子どもが我儘をいった時、それを叶えるのもいいけど、それを我慢させることも大事だということを知ってほしい。
何かをしてもらうことが当たり前だと思わないでほしい。

キリストのユダについて

急に出てきた12使徒の話。結構強引な話だけど、途中の5枚目の向日葵をキッドが返しに来た時のホテルの部屋に飾ってあるのが最後の晩餐だったので伏線はあったようにも見えるけど、もうちょっと画面に映してほしい。
キッドの暗号がマジで難解すぎる。

で、その暗号について蘭ねーちゃんたちが「キリストのユダ!」と言って裏切者を探す流れ。なんで蘭ねーちゃんたちはそんなこと知ってんの。
私が無知なだけ?キリストに対する知識ってそんな一般教養みたいになってんの?

犯人特定の流れ

美術館の向日葵に、可燃性の液体を美術館の構造を利用して塗布して燃やした。みたいな話だったと思う。
で、その向日葵を準備するよう仕向けた人がなつみさんだったので、犯人であると。いや、憧れの向日葵展なんだから通路に向日葵配置するのは、おかしいことではなくない?
別にあの状況なら、他の人でも着火は可能だろ。
まぁ、結果的にキッドが証拠握ってたけど。
動機は犯人が話してくれますよ。じゃないよ。
それ含めて解明してこその名探偵だろ。

蘭ねーちゃん。今回も脚本のおもちゃ。

今回も被害者。
最初の飛行機で、園子さんから電話をもらい新一がいることに喜ぶも、直後の墜落で一気に落ち込む。そして、新一から電話かかってきて安心。
これ見る人によっては、キッドを追いかけてるコナンを邪魔すんなとか、アホみたいな意見が出そう。(コナンが「こんな時に!」とわざわざ言ってる)
連絡した園子や変装したキッド、そもそも爆発させた犯人が悪いだろ。
蘭ねーちゃんからしたら、恋人が墜落した飛行機に乗っている連絡聞いてるんだから、心配しただけ。
なのに、あのシーンはマジで制作側の悪意を感じざるをえない。

そして最後のコンクリート粉砕パンチ。
まぁ、蘭ねーちゃんならこのくらいできるのは周知の事実。女子高生のパンチで粉砕できる地下施設の壁という問題はあるが、まぁ見せ場としては悪くない。
しかし、問題はそのあと。
蘭ねーちゃんの弱点である水責めである。
以前から蘭ねーちゃんは水(海でも可)が絡むと急に弱体化するのである。
今回も例にもれず、異様に弱体化するのであるが、いくら何でも急すぎる。
横にいるキッドとコナンが普通過ぎるのでさらに際立ってる。そのせいで蘭ねーちゃんが足引っ張ってるように見えてくる。
これがコナン映画恒例の「蘭ねーちゃんのピンチ」である。もうええて。
蘭ねーちゃんかわいそうやて。なんで彼女の強さ見せつけたあとに、無理やり弱さを見せつけるのよ。やりたいことが先行しすぎて、キャラを歪めてしまってるやん。

で、一番私が言いたいところ。
「キッドを新一と誤認する」である。
この展開をする意味が分からない。これをすることによって何を表現したいのかマジで分からない。キッドとコナンと蘭ねーちゃんの三角関係という構図を思い描いているならまだいいが、そんなことはありえない。だってキッドにも相手がいるから。
なのに、安易な勘違い展開。
でこの展開から生まれるのは、「蘭ねーちゃんは新一が好きなくせに、変装も見破れない」という批判である。
世界の警察相手に大立ち回りを演じる怪盗の変装を見破れというほうが無理な話であるし、蘭ねーちゃんは酸欠で意識朦朧としている。そりゃ無理よ。
じゃあ、する必要ないじゃん。と思うわけよ!
なんかね、ところどころ制作側の蘭ねーちゃんの株を下げてやろうみたいな表現が見えて嫌でした。
はっきり言います。すごく嫌でした。


良かったところ

今回の映画、「いいところがない」だの「EDしか評価できない」だの言われてますが、しっかりいいところはあります!

作画がいい

まぁ、わざわざ言うことでもないかもだけど作画がいい。
特にアクションシーン。最初のキッドの逃走劇とか無駄に動きまくってる。
蘭ねーちゃんのコンクリ粉砕シーンもキレキレで結構面白い!

声優の豪華さ

私の感想文では恒例ですが、声優さんですね。
マジで豪華。というより、あれ、あなた以前も…。という人がお二人ほど。まず、圭子さん役の榊原良子さん。
コナン映画の「水平線上の陰謀」で犯人を演じてました。
相変わらず素敵な声!

そして、大川透さん!今回、色々な役を演じられてました!
大川さんも「水平線上の陰謀」に出演されてました!
最初のオークションのおじさん、アナウンサーさん、次郎吉さんの部下にチャーリーさんの仲間など。いたるところでその声を堪能することができます!

そして、岸久美子さん役のゆかなさん!セクシーな美女役でしたが、いかんせん出番が少ない。もう少し見たかった!
ゆかなさんもアナウンサー兼役されてましたね。

そして結構びっくりしたのが、東さん役の磯部弘さんですよ!
ナレーションのイメージが強いんですが、まさか出演されてるとは!
まじでいい声。大好き。

そして、皆口裕子さん、陶山章央さん、咲野俊介さん、柴田秀勝さん、梅津秀行さんと豪華声優陣の嵐!
個人的に倉田雅世さんのアナウンサーさんが最高でした。

飛行機墜落の時のパイロットと、空港職員

いやマジで優秀すぎる。あの状況で怪我人出さずに、着陸って神業だろ。
パイロットの人たちも物凄い判断力と技量だし、空港職員もしっかり道を開けてくれてる。
パイロット「いうこときけえぇぇえぇぇぇ!」
「逆噴射!」「しかしコントロールを失う恐れが!」「構わん!止めることだけを考えろ!」「はい!」
ここだけで、彼らの緊急時の判断力の高さ、信頼関係が垣間見えてマジで大好きなシーン。

空港職員の「早くしろ!時間がない!」も好き。
モブキャラもちゃんと活躍するのがいいところよね。
映画だとあんま大きく描かれないけど、マジで英雄だろこの人たち。

毛利のおっちゃんについて

えー、私の推しである毛利のおっちゃんですが、今回あんまり活躍しないなーという。そもそも7人の侍そのものが影薄いし、ミステリー要素薄いし、バトル要素もないので、大分活躍させにくい。
しかし、そんな中でも彼の魅力はしっかりと描写されています!

最初の飛行機墜落の際に、考えなしに飛行機の前に立ったコナン君に「大丈夫か!?」と真っ先に駆けつけて声をかける。
ほんとに保護者。なんだったら怒ってもいいくらいなのに、まずは心配なあたり、おっちゃんの面倒見の良さが出てますね。

そして、最後のコナン君が湖から浮上してくるときも、真っ先に湖に飛び込んで「大丈夫か。よくやった」最高です。
園子さんも「おじさま大丈夫?」と心配してますが、スーツで湖飛び込んでますからね。そりゃ心配する。
こんな少ないシーンでも、しっかり小五郎のおっちゃんの良さが描写されてました!
なんだかんだコナン君を大切に思ってるのが伝わってよかったです。

キッドの「いっけええええええ」

毎度のこと、コナン君の「いっけぇぇぇぇぇぇ!」は見ることが多いですが、今回はキッドの「いっけええええええ!」を見ることが出来ます。
山口勝平さんの「いっけええええええ!」なので、なんか感動しちゃいました!「
いつか、新一での「いっけええええええ!」聞きたいな。

チャーリーさんについて

私が今回の映画で一番語りたかったのは、この男チャーリーさんです。
この方、マジで映画だけのキャラではもったいないほどの魅力満点な人物でした!
先ほども言いましたが、このチャーリーさんがいなかったらこの映画最後まで見えてません。
物語序盤から登場し、キッド確保に執着する男。
今回のコナン君のある意味相棒枠ですね。

そんな彼の魅力を語ります。


キッドを犯罪者として見ている

よくもわるくも怪盗なのでちゃんと犯罪者として扱ってくれます。一貫して「テロリスト」「殺人鬼」と判断し、射殺も厭わない覚悟です。
実際あの時点では、どう見ても大量殺人未遂のテロリストなので仕方ないです。
園子さんに色々言われますが、ちゃんと正論で返します。大人。

コナン君を能力で評価し、侮っていない。

最初キッドを追いかける様子や、その後の鋭い指摘など、ちゃんと見たうえで評価してくれてる。子供だからと侮らず、かといって偶然だと誤魔化されたりもしない。ちゃんと実績で判断してくれます。
あの、モニターのシーンマジで好きなんですよ。
しかも、そのあとのエレベーターのシーンも。
ちゃんと、コナン君の意見を聞いて動いてくれる。
良くも悪くも実力主義なんだろうな。

コナン君とは別の思想と覚悟

そんなチャーリーさんですが、しっかりと信念をもった男です。
コナン君を信頼していますが、その思想は完全に同じではない。
それがあのコナン君との問答です。

コナン「それを使うつもりなら忘れないでよ。簡単に奪っていい命なんてこの世に一つもないんだから」
チャーリーさん「覚えておこう。だが理想を追い求めていると、現実に裏切られるぞ」
ここマジで最高!
子どもと大人、探偵と警備のプロという二人の立場の違いが現れた名シーンだと思います!
コナン君はチャーリーさんが簡単に引き金を引くとも思ってないからこそあの言葉を言ったのだと思うし、チャーリーさんもちゃんとした覚悟があって銃を持ち込んでるんだよな。
チャーリーさんからすれば、相手はテロリストだし、警護対象を守るとなれば、時には相手を「殺す覚悟」も必要。
彼の責任感と経験からくる重たいセリフ。
もしかしたら現実に裏切られた経験があるのかもしれない。
探偵として理想を追うコナン(新一)と、あくまで現実を見て行動するチャーリーさん(大人)という対比なのかも。

最初の「覚えておこう」もいいよな。頭ごなしに否定せず、相手の立場や考えを尊重したうえで、自分の考えを述べると。
マジで大人だし、こんな人が上司であってほしいわ。

判断力、洞察力、行動力

どれも一流。
どんな状況でも迅速に行動しているし、一度だけとはいえキッドの読みを上回ってるからね。
頭も回るし、マジで優秀だなこの人。
次郎吉さんへの火薬プレゼントも、可燃性の液体と即座に判断。そして迅速に消火。もういうことないよ。

最後のシーン

「その悲しき恋心を大切にし、お前に依頼してきた男に免じて見逃したことにしといてくれよ」
「あんたのこと勘違いしてたよ。チャーリー警部」
「お互い様だろ」

マジでかっこよすぎる。去り際まで完璧。
キッドへの勘違いを修正し、彼が何のために行動したのかまで理解を示し、人情も理解すると。

渋すぎるぜ。
咲野さんの声も相まって、マジで洋画のワンシーンみたいだった。

最後に

コナン映画最低の駄作と呼ばれる本作ですが、やっぱコナン映画だけあって、面白いところはありました!
基本的な水準が高いので、粗が目立つのも仕方ない。

個人的にチャーリーさんという私の癖に刺さりまくるキャラが出てきてしまったので正常な評価が下せません。

ぜひ、ご自身の目で確かめてほしい。
アマプラで見えますよー

ありがとうございました。


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