見出し画像

「間」がもたらすもの


おはようございます。infocus📷です。

以前、「コミュニケーションギャップは余白で埋める」というタイトルで、何事にも余白・余裕をもっておきたいよね。といった内容を書きました。

先日、たまたまテレビで矢沢永吉さんのインタビューを見て、また余白について考える機会がありました。

今日は「」について。

画像1


意味で言うとあいだ・すきまなど…空間とか時間を表す言葉として使われることが多くあります。

考えてみると人間、仲間、世間など繋がりを作る言葉であり、日本人が感覚的に大切にしてきた言葉だと思います。絶妙なコトバの「間」についての考察です。

絶妙な間


話を矢沢永吉さんに戻します。

矢沢さんのインタビューを見ていて気になったのは、言葉の中で、絶妙ながあることです。

インタビュアーの質問に対して、1.6秒くらいの沈黙を挟んで…………

「矢沢的には…」と語ったりするわけです。

いつの間にか、このインタビューを食い入るように見ていました。

なぜ目が離せなくなるのか?

いつも間があるわけではなく、一番伝えたいことズバリの結論を言う時に絶妙な間を生んでいる。また聞いている人の期待をいい意味で裏切るようなメッセージを発信しているから、より間が際立つのでしょう。

大した事も話さないのに、間があると「自分の言葉に痺れてるよコイツ!」と白い目で見られてしまいます。キャラクターが認知されていない普通の人は十分気をつけましょう。


画像2



間がもたらすもの


このように「間」を作ることによって、心に少し余裕が生まれたり……思考を少しでも広げたり、時には修正したりすることもできます。

また一呼吸、待つタイミングを作ることによって、聞き手にも集中して話を聞いてもらうことが、できるかもしれません。

「ジャパネットたかた」の高田社長は最近なかなか見ることが、できなくなってしまいましたが、テレビ通販などでも…

「これが、今日12時までのお申込みでなんと!(1.8秒)………28,800円!」


画像3


「ここぞ!」という時に間を作っているのです。

音楽でも「無」の状態があるから「有」の状態が、より際立ってくるわけです。を作ることが、重要なことではなく、緩急を意識することがより大切なのですね。


間でうしなうもの


逆に間がなければ、どんな印象になるでしょうか?

先日、不動産の資料請求をしたら、すぐに営業マンから電話がかかってきました。

電話をとったら数分間、私が話す隙もないくらい一方的に話をしています。ノルマやアポイントに追われているのかもしれませんね。

間がない→向こうの意思ばかり感じる。

間がありすぎる→自信や意思が感じられない

相手の反応にあわせて、間をちょうどいい状態にコントロールできる人が優秀なセールスマンなのでしょうね。

他にも子どもが、何かやらかして

「あんた昨日も同じこと言ったよね!nancharakacharanaasjdaabsuhohhohdoscw…」

と感情的になってしまって間がなくなってしまうことってありますよね。


画像4


これでは、子どもちゃんも言いたい事が言えなくなってコミュニケーションを阻害してしまいます。

例え、叱っていても「わかる?」など…意識的に間をとってあげたいですね。

子どもは、考えるスピードや思考力も大人と違うので特に間が必要です。自分が、大変な時感情的になっている時ほど、一呼吸の間を意識したいものですね。


まとめ


🔘間を意識して作る。自分も落ち着く。相手も考える時間ができる。

🔘間は一番伝えたいことの前に作る。緩急を意識する。

🔘余裕がなかったりするときほど間に気をつける。


最近、Youtubeなど短時間で、出来るだけたくさんの情報を提供する為、早口の人が多いですが、これは一歩通行のコミュニケーションで、対面コミュニケーションで最も大切な事は、相手にあわせて間を作ることです。

誰かと話していてちょうど話したいタイミングが被る時ってありますよね。そういう時には「どうぞ、どうぞ」と相手に譲って間を作るように心がけてみましょう。THE・日本人ですね

せわしない日常でも繋がりを作るための心の余白(間)を大切にしていきたいです。間は次の有を生み出す無。無があるから有は美しい。

最後までお読みいただきありがとうございました。 いただいたサポートは他のクリエイターさんのサポートと奥さん子どもにあずきバーを買ってあげたいです。