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JKTKG☆長女の卵かけご飯

高校2年生の長女は、繊細な味覚を備えている。

小さいころから好き嫌いが一切なく、野菜の煮物など私のようなおじさんが好む渋い和食メニューが大好き。こんなキーホルダーを作っちゃうくらい白米も大好き。

1,000円で私に譲ってくれたキーホルダー

白米や素材の味を活かした料理が好きで、冷凍ご飯や弁当にいれた冷凍食品なんかもすぐに見抜かれてしまう。なかなかめんどくせーやつに育ててしまった。

でも料理を作ると必ず「おいしい!」とお褒めのコトバをくれるので、もう無意識にパブロフの犬のごとく、それを期待しながら料理を作っている。

口は悪いが、そのコメントもまた秀逸なのである。

「今日のご飯甘いよね。新米?噛むほどに味が出てくるぜ!」

「この野菜、甘い!ヤバい!塩気が甘味を引き出してねぇ?」

「なに?このお肉、マヨネーズ入ってる?コクがあってウマーい!」

米の鮮度や隠し味まで感じとることができる素晴らしい味覚を持っている。ちなみに私も奥さんもこんな風に言語化できるほどの味覚や感性はもちあわせていない。

そんな長女は毎朝、必ずご飯を食べる。

我が家は彼女をのぞき、全員朝はパン派のため、長女は自分でなにか適当なものを作って食べる。一時期、卵焼きとオムレツにはまっていて納豆をいれたり、チーズをいれたりと、毎朝2、3個の卵を平らげていた。

そんな彼女の最近のブームは卵かけご飯。

高校生にもなると朝の準備にも時間がかかるので手軽に食べられるものがいいそうだ。そんな彼女のお気に入り卵かけご飯を紹介したい。

【 塩こんぶ卵かけご飯 】

材料
卵1個、塩昆布、ネギ、麵つゆ、ごま油 各適量

このシンプルなビジュアルだけで優勝☆

「塩昆布の旨味が出るまでよく混ぜること」と長女にポイントまで教えてもらった。何言ってんだか…と思ったが、やってみると確かにその通り。

アンタも卵の海に溺れてみるかい?


よく混ぜることで塩昆布の塩味とうまみが、全体に染み出す。卵、こんぶ、ネギ、めんつゆ、ごま油と具材はいたってシンプル。でもそれぞれの具材が自身の持ち味を主張しすぎず長所を活かしあい、なんとも角がとれたまろやかで優しい味わい。

このシンプルな卵かけご飯、食欲のない朝なんかにぜひおススメしたい。


【 鮭納豆卵かけご飯 】

材料
卵1個、納豆1パック、鮭フレーク、ネギ、麵つゆ 各適量

すきやの牛丼にも引けをとらないビジュアルを見よ

「鮭が旨味を出すのよ。卵かけご飯は麺つゆの一択ね」

長女が笠原先生に見えてきた。納豆パック内のタレはつかわずに、まずは麺つゆを納豆にぶっかけて50回ほどよくかき混ぜる。そこに多めの鮭フレークとネギをのせる。焼き鮭だったらなお最高。

そこに卵をポチャリと落とし、泡立つほどにかき混ぜる。

これは飲みものですか。はい、飲みものです。


こちらは納豆に麺つゆを事前に絡ませておくことでまろやかな仕上がりに。卵と納豆のトロトロ食感の後に俺を忘れるな!とまろやかなだけで終わらせない旨味を鮭フレークが補完している。なんともウマウマ。

これらの異なる具材を取りまとめる麺つゆが最強ということか。これまで醤油派だった私もこれを食べて麺つゆ派になった。

シンプルだけど、とても奥が深い食を愛するJK長女の卵かけご飯。時間のない朝も身近にあるもので、ほっこりうまうま。

JKTKG☆ぜひお試しあれ。



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