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「オルカン一つに絞れ」と言われる理由、再考してみた

これだけ「オルカン、オルカン」と言われている中、再度、なぜオルカンが強いのか、考えてみました。初心者の方や、株式に投資はしたいけどちょっと心配…という方はぜひ最後までお読みください!



大事なお金だから慎重にいきたい

投資とは未来を予測する行為ですが、未来は常に不確か。そんな中で、どの国・地域に投資をするかは、身銭を切ってやるわけなので慎重にいきたいーー。

特に、過去のデータに基づいて投資判断を行うことは一般的ではあるものの、これが未来も続くとは限らないのが投資の難しいところ。たとえば、米国株。2000年頃までは全世界株との間で一進一退の関係がありました。ここ10年のパフォーマンスが好調で目立って、話題になっていますが

投資先の選択は、単に「流行り」に乗るのではなく、歴史的なデータと現在の市場環境を考慮に入れた上で慎重に行うべきです。

(出典:日経新聞


各国の予想が飛び交う

実は、2012年10月以降、アベノミクスがスタートする少し前から、日本株は米国株の成長率を上回る時期もありました。これには多くの投資家が驚かされた背景には、「低成長、低収益」と見られがちな日本の企業収益が予想を上回るほどに改善されたからです(直近の日経株価更新も、驚きの目線もありますよね)。

新興国株はどうでしょうか?実は、新興国は、日米よりパフォーマンスが劣ります。10年代前半で成長への期待が過大に織り込まれていたことはもちろんありますが、高成長国への投資が常に高リターンとは限らない点、注意しておきたいです。

これらの事例からも、地域による株の動きは非常に異なるため、一概にどの国の株が良いとは言えないのが現実です。



結局「幅広い分散」

長期的な視点で考えると、やはり投資のセオリー「幅広い分散」に立ち返ることが重要です。

全世界株に投資すれば、米国株が6割以上を占めるため、米国株が好調な場合も恩恵を受けることができますし、日本株や新興国株が好調な時もその利益が反映されます。

あともう一つ考えたいのは、為替リスク。為替の変動リスクを低減させる点でも、全世界株に連動するインデックス型投信は有効です。米国株のみに投資すると米ドル集中となります。米ドルの総合的な指数である実質実効レートは、90年以降の平均より2割強高く、ただ反落の懸念もあったりします。

全世界に投資すれば、米国ドルへの為替変動リスクを、世界各国の通貨・地域に分散できるので、この点においてもリスクを抑えることが可能です。



🏃‍♂️ 行動に移そう!

なかなか投資商品の選び方は難しいですよね。ただ、もし投資を初めたばっかりで、商品選びに悩んでいるのであれば、オルカンは優良候補となります。まず間違いはないと思います。

これまで話してきた、世の中の「不確実性」をうまく吸収してくれるのがオルカンです。かつては日本経済が大きかった時は日本が4割占めていた時期も。それも世の中が変わるとともに、勝手に反映してくれるのがオルカンのいいところ。

初心者であればオルカンを買う。中級者以上であればオルカンも持ちながら冒険してみる。資産形成しないリスクよりするリスクの方が少ない世の中なので、このブログを通じて皆さんと一緒に学んで行けたらと思います!

初心者向けに書いた「どの商品?いくら投資すべき?」は別記事を書いたので、是非ご覧ください。


再掲)どんなブログにしていくの?

改めて、年初からこのブログ始めました、インデックス夫婦です!ここでは、新NISAについて、初心者から中級者に向けて有益情報を発信していこうと思います。特徴としては 「図解で」「一口サイズで」学んでいく、そんな場にできたらと思っています!これまでも以下のような記事書いていますのでもしよかったらぜひ!

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