2024年度助成先決定のお知らせ
有限責任事業組合まちとしごと総合研究所の京都探究学習支援基金(インクラインファンド)につきまして、ご応募をいただきありがとうございました。
9月7日に実施した審査会にて、まちづくり/ほっとけないこと実践部門と実験/こだわり探究部門の助成対象者が決定いたしましたのでご報告させていただきます。
助成対象者は以下の通りです。
■まちづくり/ほっとけないこと実践部門
さみしくて、不安で、自分に自身がないような10〜15歳の子どもを笑顔にするプロジェクト(仮)
(京都市立京都奏和高等学校 3・4年生)
応募者自身の過去の経験を活かし、寂しさや不安を抱える10~15歳の子どもたちを支援するプロジェクトです。制作物の販売を通じて達成感や自己有用感を育み、子どもたちの自信を育むことを目指します。また、社会経験やコミュニケーション能力の向上も狙いとしています。
竹に関する様々な問題を知ってもらうための「竹に番傘」プロジェクト〜竹モルックを通じて〜
(京都府立嵯峨野高等学校2年生)
昨年度の先輩の活動を引き継ぎ、竹モルックを通じて竹に関する環境問題を広めるプロジェクトです。放置竹林問題および竹の魅力についても発信していきます。これまでのモルック体験会で得たフィードバックを基にモルックを改良し、スポーツフェスタへの出展を計画しています。体験を通しての周知だけでなく、竹の炭素固定効果や竹炭の利用についても探究、情報発信し、環境意識を高めることを目指します。
■実験/こだわり探究部門
麻雀が世界を救う!?
(京都府立東宇治高等学校2年生)
応募者自身の「好き」を出発点にした「麻雀」がテーマのプロジェクトです。「麻雀=ギャンブル」という偏見を払拭し、コミュニケーションツールとしての可能性を調査・発信していきます。麻雀の魅力や効果を伝える動画を作成および、デイサービスセンターでは麻雀を通して高齢者と交流し、脳活性化効果を検証します。また、高校生同士で意見交換を行い、「女子高生」の立場から麻雀の価値を提言していきます。
自転車に乗ろうよ!~宇治市の自転車専用の道について考える~
(京都府立東宇治高等学校2年生)
自転車通学を通じて道の狭さや危険を実感し、道路の安全性をテーマに探究しています。宇治市交通政策課に自転車専用道路の少なさや事故率についてインタビューし、京都特有の交通政策の課題を理解しました。今後は、東京都文京区の理想的な自転車道路を視察し、高校生としてできることを検討していきます。
京都探究学習支援基金(インクラインファンド)につきましては、今後も高校生の探究学習支援事業として継続予定です。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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