出し惜しみに熱を入れるな。
僕はよく、出し惜しみをしてしまいます。
自分の心の中で、「○○が好き!」とは思っていても、口に出すのは失礼かもしれないとか、「で?」とか思われそうで、相手に気を遣って発言しないことが多いです。その方が大人っぽいし、空気を読めてる感もあります。
しかしながら、それはすごくもったいないことなんです。
昨日、先輩作家にご飯を奢ってもらったんですが、雰囲気が良さそうだったので、僕は甘えてしまって、ガンガン自分のことを話していきました。
僕が話した内容はラジオについてです。僕はラジオが大好きです。それも、朝から晩までラジオを聴いていて、番組表を暗記しているレベルです。
先輩作家が手掛けたラジオ番組を聴いていること、ラジオが異常に好きなこと、ラジオの素晴らしさなどを話していきました。気がつくと言葉が先に出てきて、自分を止められなくなってしまいました。
その時に先輩作家に言われたのが「早く言ってよ!」という言葉。
先輩作家からすれば、こんなにラジオに熱いヤツがいたんだったら、もっと早くから知りたかったそうです。僕が熱を込めて話している姿が面白いと思ってくれたのか、「一緒にラジオやりたいね」とまで言ってくれました。
その言葉に僕は驚きました。
僕は昔から、アピールや点数稼ぎが苦手です。好きな人への告白もできませんし、誰かに媚びたりするのも大嫌いです。だからこそ、誰かにそう見られないように必死になって、目上の人の前では、個性を出さないように心がけていました。
しかし、僕のそんな努力は誰にも認めてもらえません。そんな努力をしているからといって、僕と仲良くなりたい人なんていません。
おそらく、努力の方向を間違い続けている人は、熱が入るところに力を入れていない人です。熱が入るのなら、言葉がどんどん出てきてしまって、まるで魔法がかかったかのように、自分を止められなくなっていきます。
つまり、出し惜しみとは全く逆の状態になるということです。
周りが引くぐらいに熱を入れる。ちょっとバカにされるかもしれないし、ウザがられるかもしれないし、面倒くさがられるかもしれない。
しかし、他人との関係を築いていくには、自分を出さないと伝わりません。
それに気がついた瞬間から、出し惜しみすることに熱を入れていた自分が、本当にばかばかしく思えてきます(笑)。
あぁー!これも早く気付いておけばよかったー!笑
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