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【イナカの家と住人のこと(2024)】33・大切なのはイノリ(イ宣り.祈り)…唯一のコトタマ式で送ることに

父の病気発症後2か月間の入院生活をへて、

自宅での生活は予想外のはやさで40日。


父の最期においても、
まさか生命意志・宇宙とのコミュニケーションが起こるとは思ってもいませんでした。

ですがその流れで受け入れ体制(心持ち)はととのい、

父の様態の変化に気づいた時には、「もう!?」と思いましたが穏やかに深く受け入れられました。


看護師さんに連絡したところ医師到着まで時間を要するとのことでしたので、先に看護師さんと一緒に(悲壮感なく明るく)父の身を整えてあげることに。

医師はスッキリした父との対面となりました。(笑)


そのスッキリとした父の穏やかな表情からは、天命、使命、天寿をまっとうしたことが疑う余地もなく受け取れ、悲しみが不要であることも示されていました。

最後まで、お世話になった方々(医師、看護師)から携わらせて頂いてありがとうと感謝の言葉をいただくことになったのも父の存在あってのこと、

私を支えてくださった方々ふくめ、こちらこそ携わってくださった皆さまには感謝につきませんが、


コトタマの学びのサポートや看護の体験など、存在によって私の成長をうながしてくれた父に対してもただただ感謝で、私にとって内外濃い充実した期間でした。


以前父と葬儀やお墓の話をしたことがあり、その時「死んだ後のことは何でもいいな〜」(笑)と父の言葉を聞いていたので、


人に死はない…
大切なのは向き合う気持ち(質)。


わが家は分家のうえ引き継ぐ後もないので、

迷わず、家族の了承を得たうえで、祈り重視のコトタマ式で行うことにしました。


あ…コトタマ式といっても形式はなく、(笑)
強いていえばコトタマ認識のもと執り行うってことなんですけどね。



とはいえ手を借りないとできないこともあるので、自宅からの直葬希望で荼毘に付すまでを葬儀社の手を借りることにし、

両親ともに仏教の家系でしたので、一例として馴染ある仏式からひとつひとつ意味をお聞きしながら選択をしていき…

具体的には、父を含め床や枕飾りはお願いし、僧侶は頼まず、白木のお位牌を頂きこちらで戒名を決め記入、お花を添えて納棺荼毘終了までを介添えしていただく…そんな感じにしました。

幸い自粛期間でしたので最低限の近親者にのみすることもできました。



3日後の火葬日までは場所の移動の必要も非日常的にバタバタすることもないため、変わらず穏やかで落ち着いた時を父のかたわらで存分に向き合い過ごすことができました。
それはそれは贅沢な時間でした。


その間に気になっていた父が手を合わせてくれた意味にも気づくことができました。あの時ちょうど作業をしたタイミングだったのでそれに対してかと思ったのですが、実は父の想いがすべて込められていたのですね…
(この上ないプレゼントをもらいました・笑)


コトタマ式で必要な事と不必要な事の理由また心持ちなど、その都度母と姉に説明し進めていましたが、
母にとっては唯一お経があげられない事が寂しいようでした。

一念で済ますことを選択した私と姉とは違い、そこは申し訳ないなと思っていたところに…

思いがけない朗報が!?

懇意の友人から一連の葬儀に出席したいと連絡をいただいたのでした。
なんと!お経を唱えられる方なのですよ。(笑)

遠方にお住まいでしたので時期が時期だけにびっくりでしたが…

ご希望してくれるとあらば!
私の返答の第一声は、
「お経あげて〜」でした。(笑)

もちろん即快諾していただけ、

そのことを母に伝えましたら満面の笑み。
それほど気にかかっていたんですよね…

お経の件はもちろんですが、
家族以外の方が時を共にしてくれることに安心感もわいたのだと思います。
その晴れた表情が心境を物語っていましたね。

かくいう私も姉も心強くなったのを感じました。(笑)


そうして4人の手で、
コトタマ式の必要事項のみの簡素化させた…けれども内容の濃い一連の工程を進行させ、
身内だけなのでその都度心から味わえ、

工程の数でも人の数でもないことを、つくづく感じることができました。


現代あたり前としている一般的な形式が、どれほど行事をこなすことに気を取られているか…など、違いを知る機会となりました。



ーーー
ふり返りの作業の中で、

父の話題がここまで詳細になり、回数を要するとは思ってもいませんでした。


ですがやはり必然で、

宇宙生命、人としての生命など…
より生命の認識を整理することが含まれていました。

生命=言霊イですから…

イ次元の学びに直結!


・・・そういうことでした。(笑)



コトタマ式は次回につづきます。(笑)



では、またね。


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