マガジンのカバー画像

Inahouse 2011 -2050

12
​Inahouse Project 2011-2050 Building at least one hut every year until 2050.
運営しているクリエイター

記事一覧

Inahouse Project 2011- 2050

Inahouse Project 2011- 2050

Inahouse Project 2011- 2050 (日本語)

Inahouse Project 2011- 2050は、小さな家をつくり、実験することに焦点を当てた創造的なプロジェクトです。家とは何か、そのコストや不動産取引について探求し、疑問を持つことを目的として、2011年にスタートしました。廃材を利用したり、既存の建物に構造を追加したりと、様々な建材や構造を実験する実践的なプロジェク

もっとみる
"Limited"→"Free"(式年とチロエ島)

"Limited"→"Free"(式年とチロエ島)

12/22
今日、一昨年に建てた柱を引っこ抜きました。次の制作のための整地が理由でした。10月の諏訪旅行で「御柱かっけぇ」モードに入っていたので後ろ向きではありましたが引っこ抜きました。
 「まぁ、一種の建て替えだ」と気持ちを切り替えながら伊勢神宮の式年遷宮を改めて調べました。
 -"式年遷宮を行うのは、萱葺屋根の掘立柱建物で正殿等が造られているためである。塗装していない白木を地面に突き刺した掘立

もっとみる
畑の隣の小屋

畑の隣の小屋

・畑: field
・土: soil, earth
・land: 土地
・association: 共通の関心で結びつく集団
・community: 地縁に基づく集団
・Inahouse Project: 稲葉のハウスでイナハウス。2011年から2050年まで小屋を作り続ける計画。

 小屋を作り始めたのは10年前の2011年だったから、これまでいろいろな小屋を作った。
 友達を集めて手伝ってもら

もっとみる
Inahouse 2020 summer その1

Inahouse 2020 summer その1

 5月だったか6月だったかに常見さんが土浦に遊びに来た。いつも通りゲストが来たのでBBQをして酒を飲んだ。思い出話もしてパーティとかしたいねってなった。多分、常見さんも土浦に来るのは2回目とかだったと思うけど、だいぶ気に入ってくれたようでいい感じだった。ボクはというと、少しずつ暖かくなってきた季節だったし、トノイエのリノベーション遊びも順調だったのでノリノリだった。
 常見さんはそのあとすぐにまた

もっとみる
Inahouse 2012 ~家が建つということ~

Inahouse 2012 ~家が建つということ~

置いていたガスコンロが問題になり、担当の教授からの注意もいただき、秘密基地はとりあえず撤収ということになった。 まあ、どう考えても非はこっちにあったので何も言えない。だけど、困ったのは場所を失ったということだ。一番自由っぽい野音の裏というスペースもダメとなれば中々候補地は見 つからない。 そんな時に見つけたのは坂口恭平によるモバイルハウスといういい訳である。小屋に車輪を付けてしまえば、建築物で

もっとみる
Inahouse 2019 summer

Inahouse 2019 summer

Inahouse 2019 summer レポート
名古屋-長者町で開催のアートファーミング
急遽一か月の滞在生活
お金もなく、車もないので、材料決めは消費カロリー低めで。
ホームセンターでの買い出しは一回だけ。ベニヤ材を4枚買っただけ。
徒歩圏内の百円均一とシモジマ(梱包材屋さん)と東急ハンズと、そしてアマゾン。
材料
ホームセンター
ベニヤ板(薄め)四枚
ダイソー
糸(カラフル)
紐(カラフル

もっとみる
Inahouse  Project 用語集

Inahouse Project 用語集

Inahouse Project 2011-2050 用語集 (Inahouse-体系(system))

・Inahouse
 稲葉のハウスでイナハウス。
 2011年から制作を始めた小屋の作品および作品群の名前。

・Inahouse Project 2011-2050
 2011年から2050年まで毎年最低一軒ずつInahouseを建て続ける計画。
 最強の小屋の誕生に向けての実験。

・小

もっとみる
Inahouse 2020 summer その2

Inahouse 2020 summer その2

 8月29日の前日までに、大野や宇一や常見さんが来た。大野は料理担当をしてくれて、宇一には動画の記録と編集をまとめてお願いした。常見さんは必死に自分の展示を仕上げていた。
 当日は夕方からの開始にしてあって段々と人が集まってきた。大体揃ったところで乾杯した。カンスケと本村が演奏してくれて、そんじも加わって、とても良かった。音楽ってすごいなと思った。ステージは、もう走らなくなった庭に放ってあった軽ト

もっとみる
Inahouse 2015 spring

Inahouse 2015 spring

2021/11/12
気球を浮かせて喜ぶ好奇心ですよ
石上純也もやってたしな。
ロマンやな。

稲葉もブロアーで浮かそうとしてたもんな(笑)
本当は芸大入学1年目でやる予定だったけど、遅延してる。
5年たってる
たぶんその時のロマンって既に自分だけの好奇心てよりはみんなの嬉しさみたいな性質なんですよね
パラソルはその象徴ってことにしよう!飛びたいけど飛べない。
飛んだらパラソル卒業するわ。
そりゃ

もっとみる
Inahouse 2014 ~廃材の利用~

Inahouse 2014 ~廃材の利用~

毎年できるだけおをかけないことは目標の一つで(というかそもそもお金があんまりないし)、廃材は使っていて、必要な文をホームセンーで買ったりしていた。2014年の制作は 毎年できるだけおをかけないことは目標の一つで(というかそもそもお金があんまりないし)、廃材は使っていて、必要な文をホームセンーで買ったりていた。2014年の制作はそれまでの制作で使った廃材のストックもあったりして、いっそのこと0円で

もっとみる
Inahouse 2013 ~1LDK構想~

Inahouse 2013 ~1LDK構想~

生きるために最低限必要な空間を考えて、秘密基地や小屋をつくる中で、2013年のInahouseでは食うところ(屋台:Dinning Kitchen)、寝るところ(小屋:寝室)、日中ボケーっとするところ(秘密基地:Living)の三箇所を野外に設置した。
三つの空間を別々に設置したことで、空間同士間の行き来、間の曖昧な空間が出来ることで、自由な使い方ができると予想した。 つくる中で、予算も少な

もっとみる
Inahouse 2011 ~秘密基地~

Inahouse 2011 ~秘密基地~

初めてのInahouseの制作、制作というよりは子供のころに秘密基地を作るような感覚だった。その頃は今のようにInahouseと銘打って始めたわけでも、このまま2050年まで小屋を作り続けると決めたわけでもなかった。ただ大学の野外音楽堂という広場の片隅に居つくところから始まった。
ボクが学部時代を過ごした横浜国立大学は森に囲まれて自然は割と豊かな場所だった。大学に入学した年の夏の初め、カブトム

もっとみる